グローバル市場の拡大と持続可能な社会構築のために、
積極的に活動を展開しています。
概要
三菱電機グループは国際標準化の活動に参画し、世界中の専門家による合意の下で国際規格を作成しています。技術の標準化によって、グローバル市場の拡大と当社技術・製品の普及に努めるとともに、未来の社会に必要な標準化に取り組むことによって、安全・安心で持続可能な社会の構築に貢献しています。
三菱電機グループは事業を拡大するツール、また社会に貢献する機会の一つとして国際標準化活動を位置づけ、事業戦略・研究開発戦略・知財/標準化戦略を整合させた三位一体の経営を推進しています。
技術ポイント
様々な国際標準化団体・フォーラム団体に参加
国際標準化団体であるISO・IEC・ITUや分野毎のフォーラム団体において、エネルギー・交通・産業オートメーション・情報通信・映像など社会インフラを支える技術分野を中心に、当社専門家が委員会に参加して国際標準(規格)の策定に貢献しています。IECでは副会長として市場戦略評議会でも活動しています。
ISO:International Organization for Standardization (国際標準化機構)
IEC:International Electrotechnical Commission (国際電気標準会議)
ITU:International Telecommunication Union (国際電気通信連合)
JTC:Joint Technical Committee
「標準化人材を育成する3つのアクションプラン」に基づき人材を育成
標準化官民戦略会議 標準化人材育成WGによって2017年1月に報告された「標準化人材を育成する3つのアクションプラン」において、(1)ルール形成戦略マネージメント人材(2)標準化専門家(3)標準化を支える人材、以上の3階層に分けて人材を育成する必要性が報告されています。
(1)については当社の経営戦略や事業戦略を理解した上で、標準化を含めたルール形成戦略を策定する経営層を対象とし、社内の研修制度である「MELCOゼミナール」において、技術のオープン&クローズ戦略などの重要性を啓発しています。
(2)については標準化団体で委員として規格を作成する活動に参加する社員が、経済産業省が主催する「ISO/IEC国際標準化人材育成講座」や、IECが主催する「IEC Young Professionals Program」などの社外の教育プログラムに参加しています。
(3)については標準化活動を事業に活かすための基礎的な知識を学べるe-Learning教材を開発し、全社員がオンデマンドで随時受講できるようにしています。