MITSUBISHI changes for the better
株式会社楽天野球団様 東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城オーロラリボン

東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城 50年ぶりに新設され、日本中の話題をさらったプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」。ゴールデンイーグルは東北6県に生息する天然記念物「イヌワシ」のことで、楽天・三木谷オーナーの東北地区に対する熱意を象徴したネーミング通り、つねに日本のプロ野球界にホットな話題を提供し続けています。そのフランチャイズ球場であり、東北全体の夢と期待を担ってリニューアルされた東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城に、三菱電機が世界に誇るエンターテイメントメディア「オーロラリボン」が導入されました。各方面から注目を集めている次世代エンターテイメントメディア「オーロラリボン」は、ボールパークをコンセプトに発展を続ける球場にベストマッチしています。

導入の経緯(お客様のニーズ)
楽天イーグルスファン

楽天イーグルスの試合はいつもスタジアムを楽しむファンの熱気に包まれている

ボールパークを表現するエンターテイメントな設備を検討。
キーワードは「野球を魅せる」演出。


ロッテオリオンズの本拠地でもあった県営宮城球場の改修工事は、新球団発足と同時にスタートを切りました。そして、2005年3月、日本最大の両翼を持つ東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城として新しく生まれ変わりました。翌年も客席を中心に改修工事を進め、2万3000人を収容する日本有数の新球場としてさらにパワーアップ。プロ野球ファン以外の地元の人々からも愛される施設として、その設備の拡充を図っています。株式会社楽天野球団が定めた東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城のコンセプトは「ボールパーク」。「試合を楽しむことも大事だが、球場にいくことそのものも楽しくなる、前夜からワクワクするようなスタジアム作り」を合い言葉に、アトランタ・ブレーブスのターナー・フィールド、シカゴ・ホワイトソックスのUSセルラー・フィールドなど、米国流のボールパークをこの東北の地で実現しようとしています。

    
ソリューション
高輝度LED

明るい高輝度LED

日本初! 全長94メートルの帯状高輝度LED映像装置が
ファンと一体となって感動を盛り上げる。


球場を盛り上げるエンターテイメント「オーロラリボン」。そのベースとなる画像表示技術には、東京競馬場に納入された世界最大の「オーロラビジョン」と同仕様の画像表示システムが採用されています。通常、発光体であるLED素子は経年変化により、素子毎に輝度のバラツキが発生してしまいます。三菱電機は、通常行われているピクセル単位での調整ではなく、独自の技術によるドット(素子)単位での調整技術を確立。明るさと色合いの最適補正に成功しました。この技術により、均一な画面表示をつねに維持することが可能となり、画質劣化を追放。世界導入実績1200セット超のトップシェアを誇り、業界をリードしています。「オーロラリボン」はその画像表示技術の進化形として開発され、多様なファンサービスを高める演出装置として、すでに欧米では認知されつつあります。米国4大スポーツの競技場や欧州のサッカー施設ではゲームの演出に欠かせないメディアとしての地位を確立。現在ではむしろソフト面での差別化と、新しい広告表示装置としての役割を期待されています。変化の激しい競技にはスピード感溢れる演出が必要不可欠。制御システムは汎用PC一台で帯状スクリーン全体をコントロールできるよう、専用のアプリケーションシステムを開発しました。すべての画像フォーマットを扱うことはもちろん、リアルタイムでのオーバーレイ(重ね合わせ)機能や、表示領域(ゾーン)別のコンテンツ制御も可能です。さまざまなコンテンツ表現が、スポーツライブ運用者の思い一つで制御できます。楽天野球団での新しい運用が、日本のプロ野球の新しいファンサービスを創出していくことになるでしょう。

イメージphoto
    
導入効果
オーロラリボン広告表示

オーロラリボンの広告表示

今までに無い演出が可能になったことで来場者の満足度が
大幅にアップ。広告収益の向上にも効果が。


観客席のすぐ後ろで表示される「オーロラリボン」は、球場に集まったファンたちの一体感を醸成します。ヒット、ホームランといったタイムリーな言葉の表示や、選手登場時に表示される名前やデータは野球ファンでもなくとも盛り上がり、期待感が高まります。老若男女を問わずに野球観戦を楽しむ「ボールパーク」という考え方のもと、楽天野球団では近隣への配慮とプレーの円滑な進行、そしてボール音が聞こえる観戦環境を育むため、鳴り物入りの応援を大幅に規制しています。新球団らしい先取の取り組みとして、プレーする選手や連盟、また地元の人々からも賛同を得て、新しい応援は進化を続けています。「オーロラリボン」が開始の合図になる新しい応援方法は、東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城の独自の光景として定着。夜のプロ野球ニュースでも、「オーロラリボン」の映像がニュースカットの一つとして使われています。また、広告メディアとしての「オーロラリボン」は、楽天野球団の先進性と相まって、新しいメディアとしての地位を確実のものとしています。

    
インタビュー1
株式会社 楽天野球団東北楽天ゴールデンイーグルス営業本部 本部長 金田 好生様

株式会社 楽天野球団
東北楽天ゴールデンイーグルス
営業本部 本部長 金田 好生様

楽天は若い会社ですので動きも早いし感度も高い企業です。
この仙台でも、いつも新しいことに挑戦しています。


「The Baseball Entertainment Company 私たちは、野球を通じて感動を創り、夢を与える球団である」。株式会社楽天野球団は日本のプロ野球界の変革期に誕生した新球団です。それも50年ぶりに新設された日本のプロ野球球団で、かつ東北・仙台というロッテ時代からのファンが野球を待ち望んでいた場所に本拠地があります。ホームゲームを行う東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城は、仙台市の宮城野原総合運動場内にあり、地域全体のスポーツ振興とも深く連携している。とくに野球少年であった人々にとっては、改装前のクリネックススタジアム宮城は聖地であり、開幕時には特別な想いを寄せて足を運んだ方も多かったことでしょう。球団設立から開幕までではわずか4ヵ月あまり。私たちにとっても、施工に携わられた鹿島建設の方々にとっても、開幕戦は特別な感動の日となりました。野球は私たちに夢を与えてくれるスポーツです。私たちも味わったこの感動を、これからもずっと東北の人々と分かち合いたい。それが東北楽天のホームグラウンドクリネックススタジアム宮城の、進化を続けるボールパーク計画のコンセプトです。2006年にはボールパーク養成ギブスと呼ばれている観客席が5階にまで拡張されました。気軽に飲食を楽しみながら観戦できるスペースを提供し、野球ファン以外でも楽しめるような施設の実現を年度毎に工夫していく。今年の工夫は「オーロラリボン」でした。三菱電機さんには、ハード面でのご協力だけではなく、米国での使われ方等のソフト面までアドバイスをいただきました。大リーグの楽しみ方、地域住民が一体となってホームチームを応援する姿は、日本のプロ野球界でも徐々に浸透していくことになるでしょう。楽天も楽天野球団も、とても若い会社です。これからも日本の球界の話題をさらうようなファンサービスを考えていきたいですね。メディアが驚くような、「オーロラリボン」の新しい設置場所も現在検討しています。

ファザード イメージPHOTO

その名も「ボールパーク要請ギブス」というダイナミックなファザード

新球団らしい、熱のこもった真剣なプレーにファンでなくとも一喜一憂

    
インタビュー2
株式会社 楽天野球団東北楽天ゴールデンイーグルススタジアム事業本部ファン・エンターテイメント部マネージャー 鐵 智文様

株式会社 楽天野球団
東北楽天ゴールデンイーグルス
スタジアム事業本部
ファン・エンターテイメント部
マネージャー 鐵 智文様

イメージphoto

マスコットキャラ「Mr.カラスコ」登場時に走る炎には
観客もビックリしています。
新しい図柄をもっと増やしたいですね。


「Mr.カラスコ」の炎は、本来は試合用のアイテムとして作図を依頼したものなんです。でも本人が気に入りまして(笑)。子供から大人まで大人気ですね。そのうち選手登場の絵柄もオリジナルになっていくかもしれませんね。今は名前と背番号だけの表示です。オールスターゲームのときは、選手の打率や防御率も表示しました。好評だったようです。ゾーンに分けての表示や、左右どちらからでも走らせる画像表現に、今までのバックスクリーンとは違うエンターテイメント性を感じています。オペレーションしている側から見ても華を感じますから。画像が流れると球場全体が盛り上がります。ヒットやホームランがでたときは、通常のパターンとは別に割り込んで絵柄を表示させます。表示切り替えはスイッチ一つなので、とても簡単。むしろ微妙な判定時のときが困ります。審判のジェスチャー以上のインパクトがありますから。一回のオペレーションで流す画像の時間は6〜8秒。やはり、そのあたりのタイミングは経験です。導入時に三菱電機さんからノウハウを少し教えていただいていたので、微妙な操作以外はスムーズに対応することができましたが、画像のバリエーション等を増やしていくことに際限はないですから。運営上のアイテムが増えた時点で、一度ファンクションキーを増やすバージョンアップをお願いしました。簡単にカスタマイズができ、拡張性に優れているのも運営サイドとしてはとても助かる特徴の一つですね。野球はゲームの性質上、どうしても選手交代やヒットなど非常に目まぐるしく試合が変化します。そのタイミングに合わせて操作できるメディアとして、「オーロラリボン」はとても便利なものだと思います。縦や横の動きに点滅やインサート、そしてオーバーレイ(重ね合わせ)まで。動きのつけ方次第でお客様の反応も変わります。もう少し三菱電機さんに相談して、大リーグを超える運用ノウハウを蓄積していきたいですね。

監視モニター

オーロラリボンの表示を球場の両翼から監視するモニター

    
インタビュー3
鹿島建設株式会社 常務執行役員東北支店長 赤沼 聖吾様

鹿島建設株式会社 常務執行役員
東北支店長 赤沼 聖吾様

イメージphoto

ボールパーク養成ギブスに、「オーロラリボン」は
欠かせない設備になったのではないでしょうか。


3年前の10月に、楽天さんからクリネックススタジアム宮城の改修に当たりゼネコン数社にオファーがあり、我々鹿島建設は「ボールパーク」という球場全体を公園のように捉えるコンセプトで応募しました。「野球をとことん楽しむ」「球場をとことん楽しむ」「新しい野球場のあり方」を追求した提案が、三木谷オーナー始め楽天さんの幹部の方々に高い評価を受け、当社のプランが採用となりました。具体的には、既存球場に構造的に負担をかけずに外側に弓形の鉄筋コンクリートフレーム「ボールパーク養成ギプス」を設けることにより、外部はボールパークに相応しいダイナミックなファザードを形成し、内部にはロイヤルボックス、プレミアムラウンジなどの高級感のあるスペースや、売店・トイレ等があるコンコースの幅が広がるなど、バリエーション豊かな空間形成が可能になりました。また、レフト側外野芝生席には標高8mの「楽天山」を設け、子供と一緒にピクニック気分で野球を楽しめるエリアや、1・3塁ファールライン近くまで張り出して内野手の目線で観戦できる「フィールドシート」、バックネット裏に掘り下げて造られたキャッチャー目線で観戦できる「砂かぶり席」など、これらの新しい野球の楽しみ方は多くのファンに受け入れられ、我々の提案が素晴らしいものだったことをあらためて自負しています。また、両翼の「外野ウィング席」も応援団席として盛り上がっておりますが、これは球場全体のデザインつまり楽天ゴールデンイーグルスの「イヌワシの翼」を模っており、「グッドデザイン賞」を受賞するのに大きく貢献しました。現在も楽天野球団さんに今後の「球場の成長」をご提案中で、これからもどんどん球場が進化していくものと考えています。そういう意味で、今年、日本の球場では初めて「オーロラリボン」という大リーグのメディア設備が導入されたことは、球場に新しい魅力を加えたことになり大いに歓迎しています。今年はオールスター戦も開催され、全国区の球場と認知されたと思っています。「オーロラリボン」の映像も野球ニュースなどでもよく見かけるようになりました。今後オーロラリボンに期待することとしては、イーグルスファンとして、野村監督の「ぼやきのメッセージ」や選手のブログに載っているプライベートな部分の紹介など、ファンの興味のある部分に踏み込んで、試合に影響しない形で流れるとさらに楽しいのかなと思います。そのためには外野スタンド後方への増設なども期待しています。

砂かぶり席

人気沸騰。臨場感いっぱいの砂かぶり席

    
インタビュー4
三菱電機株式会社 東北支社社会システム部 社会システム第一課担当課長 斎 美明

三菱電機株式会社 東北支社
社会システム部 社会システム第一課
担当課長 斎 美明

大リーグで培った地域密着のスポーツエンターテイメント・ノウハウを、仙台から全国へ向けて発信していく。

三菱電機の大画面画像ノウハウは大リーグとともに歩んだといっても過言はないでしょう。1980年にロサンゼルスのドジャースタジアムに導入されたダイアモンドビジョンが当時では世界で初めてのこと。造船不況で船舶電機品の需要がなくなった長崎製作所のスタッフが死にものぐるいになって開発を進めたことと、船舶用電機品で培われた高い信頼性とコストパフォーマンスが製品化を後押ししたと聞いています。野外ディスプレーのマーケットをネオンサイン型から画像表示型へと一大転換させた、世界的にも画期的な出来事です。その後も三菱電機は、LEDの登場やフルハイビジョンの登場といったエポックとなる画像技術の変化にも対応し、世界のトップシェアを維持し続けています。それは、導入後のメンテナンスや制御システム運用といった一元管理に秀でているためでしょう。とくにスポーツ関連施設では、コンテンツとの相性まで考慮するエンターテイメント性が要求されるため、導入と同時に“進化”もはじまります。今回の東北楽天のホームグランドクリネックススタジアム宮城への機器導入の提案も、その運用ノウハウが評価されたと聞いています。現在もベースボール・エンターテイメント王国であるアメリカでは、三菱電機の技術者と球場運営者がマンツーマンでシステムの拡張を続けています。楽天野球団様と私ども三菱電機東北支社のチームも、同じようにマンツーマンでバージョンアップを図り、日本から発信できる「オーロラリボン」の運営ノウハウを確立したいと考えています。技術的には球場を一周させる規模まで拡張させることができます。それも一台の汎用PC、1人のオペレータで運用が可能です。コンテンツ次第では映像のセッションや、CMに代わる新しい広告映像メディアとして、これからも進化していくことでしょう。欧州のサッカースタジアムでは、回転広告表示板に代わって、すでにピッチサイドへの導入が進んでいます。ファンサービスの新しいカタチは、ここ東北から世界へ向けて情報発信され続けることでしょう。

オーロラリボン

無限の可能性を秘めた94メートルの超横長「次世代エンターテイメントメディア」

    
お客様情報

お客様名: 株式会社楽天野球団様
所在地: 仙台市宮城野区宮城野2-11-6
URL: http://www.rakuteneagles.jp/
概要: 2004年に発足したプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」の運営、ほか関連事業を行う。50年ぶりの新規参入チームとして、プロ野球に一石を投じるというコンセプトのもと、仙台から新しい試みを次々と発信している。

製品情報キーワード

・オーロラリボン

・高輝度LED