三菱カーナビゲーションシステム

NR-MZ300PREMI-2音響技術

気軽にいい音を楽しむため、
DIATONEが持つ数々の独自技術を搭載。

DIATONEが持つ優れた音響技術には、本格的な音響調整機能だけではなく、複雑な調整を必要とせず、音楽を手軽に気持ちよく聴くための技術も数多く存在します。
DIATONE SOUND. NAVIは誰もが簡単に、よりいい音を楽しむための多彩な音響技術を搭載しました。
メディアの違いによって生じる音量や質感の違いなども、音質を損なわず音楽のスケール感や低音域の迫力をリアルに再現します。
設定が必要な機能に関しては、設定操作を最大限に簡略化し、手軽な操作でいい音を楽しめるようにしています。

PremiDIA Surround

DIATONE独創の違和感がない音場拡張技術

「Pure Extend Wide Surround」はステレオコンテンツ再生用、「DIATONE SURROUND」はDVD5.1chのサラウンドコンテンツ再生用です。

特許技術
DIATONE SURROUND
(DVD5.1chのサラウンドコンテンツ再生用)

「DIATONE SURROUND」は、DVD5.1chサラウンドソースに効果を付加する機能です。フロント+リア4ch構成のシステムでは、「Standard Surround」の4chダウンミックス再生に対し、DIATONEオリジナルの拡張技術を付加。フロント2ch構成のシステムでは疑似5.1ch再生で前方スピーカーのみで360度全方向から包み込まれるようなサラウンド再生を実現します。信号処理には高音質なFIR処理を全面的に採用。リアルで緻密なサラウンド音質を達成しました。どちらのシステムでも違和感がなく水平、高さ方向で、リスナーの目前に広大な音場を創出し、臨場感と迫力に満ちた再生を楽しむことができます。

DIATONE SURROUND音像イメージ

特許技術
Pure Extend Wide Surround
(ステレオコンテンツ再生用)

車載製品で一般的なSFC(サウンドフィールドコントロール)などの音場拡張技術は、再生している楽曲の内容とはまったく関係なく、画一的に残響音を付加しています。そのため残響の掛かり方が不自然なうえに音質が劣化し、音像が全体的ににじんで、センターにいるボーカルや楽器も明瞭な音像が保てません。DIATONEが独自に開発した「Pure Extend Wide Surround」は、従来の車載用音場拡張技術とはまったく異なり、再生している楽曲に含まれている左右の信号差による残響成分を取り出し、その残響成分自体にFIR処理を施して再生している楽曲に付加します。元の音源以外の音は付加されないため、左右の信号差がないセンター位置の音は影響を受けず、センター位置が動いたりぼやけることなく音像が保たれ、センター以外の音場が上下左右に拡大されます。また、FIR処理を採用したことで音楽情報量の減少や音の濁りなどの音質劣化を極少化。センター位置は変わらず、左右上下、奥行き方向すべての空間が広くなった感覚で、ピュアオーディオ派の方でも納得できるレベルの、密度の濃い音に包み込まれる高音質音楽再生を実現しました。標準スピーカーを含むフロント2chスピーカーシステムや、フロント+リアの4chスピーカーシステム、本格的なフロントマルチアンプ接続のスピーカーシステムでも使用できます。

Pure Extend Wide Surround のイメージ

PremiDIA Real Position

座席を問わず、良好なサウンドステージを実現

従来のハイエンドカーオーディオでは、最高の音場を得るためにはリスニングポイントを運転席など特定の座席に限定してセッティングする必要がありました。しかし運転席ではベストであっても、助手席や後部座席にとっては定位感が希薄で、感動的な音楽体験は望めません。「PremiDIA Real Position」は、複数の乗員がいてリスニングポイントがどこであっても、良好な定位感を実現します。前方座席では左右どちらのリスナーに対しても、目の高さまで音像が上がり、ボーカルが目の前で歌っているような定位感と広いステージングを再現。後部座席のリスナーには、フロントガラス方向がステージのように感じさせる音場で音楽を楽しむことができます。また音場の定位感を調整することも可能です。

特許技術
PremiDIA VBL

大音量再生時に歪みがちな
低音域の質感を大幅に向上

通常の音量では低音域信号をカットせずに迫力のある低音を再生し、大音量の超低音域信号が入力された場合のみ低音域信号をカットするDIATONEの独自機能です。スピーカーの振動板が大きく振幅することによって発生する歪みを抑制し、他の周波数帯域に対する影響を防ぐことで通常音量での低音域の量感と全帯域に渡る音の質感を両立させています。

特許技術
PremiDIA BASS

低音域の残響調整により
自然で厚みがある低音域増強を実現

低音域の音圧調整をする一般的な低音域補強機能とは違い、低音域の残響時間を調整することで低音域の量感や厚みを増強するDIATONEのオリジナル技術です。特にリニアなレスポンスを誇るDIATONEのNCV振動板スピーカーとの組み合わせでは、低音域の余韻を最適に制御。だぶつき感がなく引き締まった、厚みと深みのある低音域増強を実現しました。フロントスピーカーとリアスピーカーを個別に調整することができます。

Pure Audio Mode

デジタルTVチューナーのON/OFF切り換えを装備

TV以外のAVソースを選択していても、デジタルTVチューナーには電源が供給され、わずかながらも再生音に影響を及ぼすノイズを出しています。DIATONE SOUND. NAVIはシャーシ構造や基板設計でノイズ対策を徹底的に施しており、かつデジタルTVチューナー電源のON/OFF切り換えが可能です。音楽ソースを聴く場合、Pure Audio ModeをONにすることでチューナーへの電源を遮断。ノイズが低減され、よりクリーンで高音質な再生を実現します。

  • *Pure Audio Mode 使用時にAVソースでTVを選択した場合、切り換えに時間がかかります。

リアスピーカー用アンプ設定

システムに合わせきめ細かなリアアンプ設定が可能

オーディオの初期設定にあるリアスピーカー用のアンプ設定で、従来の「内蔵アンプ」「外部アンプ」に、「なし」を追加しました。リアの信号自体をミュートするので、内蔵アンプが動作せずノイズが低減されます。リアスピーカーがない車種やリアスピーカーを使用しない場合に役立ちます。

特許技術
DIATONE Volume

ソースや楽曲による音量差を自動調整

CDや地デジ、ラジオなどのコンテンツの違いによる音量レベルの差や、音量の強弱が激しい楽曲を再生したときに自動的に音量を最適化します。しかも音量レベルを自動調整した時に生じる違和感を低減する独自技術を搭載。音色の変化や音量の不安定感がなく常に安定した音量で楽しむことができ、走行中の聴き取りにくい小音量部も聴き取りやすくなります。

ローブースト

音質を落とさず
パワフルかつ効果的に低音域を改善

音質補正機能として一般的なバスブーストは低音域全体を強調する機能で、再生信号そのものを補正します。サブウーファー装着時にバスブーストを使用すると、強調されたウーファーの低音域とサブウーファーの低音域が干渉し、不自然に強調された低音となってしまいます。DIATONE SOUND. NAVIが搭載する「ローブースト」は、サブウーファー出力の超低音周波数帯域だけをなだらかに持ち上げる機能で、ウーファーが再生する低音域には影響を与えません。そのためウーファーとサブウーファーのつながりがよく、自然で量感が豊かな低音域再生を楽しめます。特に、ナチュラルで質感と量感に優れた低音域を再生するDIATONEのサブウーファーSW-G50と組み合わせたときに効果的な低音域補強を実現。量感を維持したまま深く沈み込んだ低音域調整が可能です。効果の強さは12段階で調整できます。

DTS音声再生対応

DVDのDTS Digital Surroundの音声も再生可能

DVDのオプションフォーマットであるDTS Digital Surroundに対応しました。

DVD5.1ch再生用メモリー

DVD5.1ch再生時に
ユーザーメモリーの自動切り換えを実現

DVD5.1ch用音質調整のメモリーを可能としました。あらかじめDVD5.1chで音質調整をしてユーザーメモリーに設定しておくと、メディアを5.1ch対応DVDに切り換えた際に、自動でUserマルチchで音質調整された設定で再生が始まります。

トーンコントロール

低音域と高音域を手軽に補正

低音域(100Hz)と高音域(10kHz)の音量を調整し、音のバランスを整えることができます。強調、減衰を1dBステップで最大6dBの調整が可能です。

バスブースト

低音域の迫力を増強

低音域を簡単に強調する機能です。原音に対し80Hzを中心とした強調補正を実施する「バスブースト1」と、さらに低域の50Hzを中心に、低音域をより広範囲で大きく強調する「バスブースト2」、OFFを選択できます。

バランス・フェーダー

音像を前後左右に調整

各スピーカーから出力する左右・前後の音声レベルを、好みに合わせカーソルボタンまたは直接タップして調節できます。

ラウドネス

小音量時のバランス改善

ボリュームを下げているとき、不足しがちな低音・高音を増幅する機能です。効果の大小、効果OFFを選択できます。

DVD音声モード切換

DVDの音声をより快適に再生

DVDの再生時は、音源のフォーマットに応じ、2ch信号処理とマルチch信号処理が自動で切り換わります。その際に発生する音声の頭切れを防止するため2chまたはマルチchの固定モードが設定できます。

DRC設定

DVD再生時の音声を整える

DVDの再生時に、フルレンジの標準スピーカーでも整った音声バランスで再生が可能なDRC(ダイナミックレンジ圧縮)を設定できます。

  • *設定はディスクが挿入されていない状態で実施します。

車速連動VOL調整

車速に合わせて音量を自動で調整

走行時は、エンジン音やロードノイズなどで音楽が聴こえづらくなります。より快適なドライブのため、DIATONE SOUND. NAVIはクルマの速度に応じて音量が自動的に調節される「車速連動VOL調整」を搭載しています。3段階の設定が可能で、数字が大きくなるほど、VOL調整幅が大きくなります。