CLUB DIATONE

統一感のある音を実現した独立筐体ネットワーク

ネットワークにウーファー用とトゥイーター用別体型を採用した理由を教えてください。

寺本

DS-G50の考え方を踏襲しました。クルマの中での装着性を考えると、ひとつの大きなネットワークよりもふたつにして小型化した方が取付の自由度が高くなるため、ウーファーとトゥイーター用をそれぞれ分離したネットワークを採用し、各スピーカーに対して個別のパワーアンプを使用するバイアンプにも対応しています。ただし、ウーファーとトゥイーターのネットワークの位置関係というのは音に影響するので、ネットワークの取付も気を付けていただきたいですね。例えばウーファーとトゥイーターのネットワークを重ねてしまうと、お互いに干渉して音を悪くします。またネットワークに接続しているケーブルが重なっていたり電源ケーブルと近すぎたりすると音が汚れてしまいます。こうした取付が原因で子音がきつく聴こえることがあるのですが、これはイコライザーでは修正しきれません。正しく取り付けてDIATONE本来の音を楽しんでください。

素子類は高音質パーツですね。

寺本

DS-G50と同様に伝導率の高いプリント基板やこだわり抜いた音響パーツ、音質にこだわって開発したオリジナルハンダのDIATONE SOLDERを使用しています。振動板同様にネットワークでもウーファー用とトゥイーター用の音色統一にこだわり、統一感の高いサウンドを実現しました。パーツ類の配置にも気を配り、ネットワーク部での音質劣化を徹底的に排除しています。