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CLUB DIATONE

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DIATONE®車載用スピーカー
DIATONE Car speakers

音質最優先でありながら使い勝手や設置性も考慮

寺本

クロスオーバーネットワークに関しては、DS-SA1、DS-SA3のネットワークはトゥイーター用とウーファー用を1つの箱に収めていたのですが、今回はそれぞれを別筐体とした独立分離型を採用しました。その理由は、バイアンプ、バイワイヤリングに対応したことと、設置場所やスペースが限られる車載用ということで、設置自由度の高い構造にするためです。そうは言っても、同じく独立分離型のDS-G50、DS-G500のネットワークに比べてかなり大きくなっています。これは、コンデンサーやコイルに大型部品を採用したためで、音質最優先で設計したらこのサイズがギリギリのサイズでした。コンデンサーは音響用ポリプロピレンを、ウーファー用のコイルは低音域の量感と音質を確保するためにあえて鉄心入りのコイルを、トゥイーター用コイルは歪みを減らすために空芯コイルを使用しています。コイルとコンデンサーの位置関係が斜めになっているのは、磁界の影響を避けるためで、一番音に影響しない角度を探った結果です。

仲田

ネットワークのケースも音に大きな影響を与えます。素材や構造をいろいろ試し、一番音に影響を与えないものを採用しました。ケースの底部とカバーの部分は、4箇所の固定用ビスでしか接触していないフローティング構造になっています。振動のモードを変えるため、底部と基板の接触面にも細かく手を入れて作り込みました。またケースの素材に関してもいろいろ試したのですが、最終的に鳴きを抑えられるABSを採用しています。カタログや取扱説明書にも注意書きがあるのですが、ケースに貼り付けるロゴプレートは、貼ると貼らないとでは音が違います。また、重さも音質に一番効果が高いスペックになっていますので、必ず保護シールを剥がしてケースの所定の位置に貼り付けてください。

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