Vol.3 マルチウェイ・タイムアライメントを駆使し、
フルレンジスピーカーを“2ウェイスピーカー”に!
- 堀畑潤一さん、知鶴さん、来葵ちゃん
- マツダ キャロル(2013年型)
「自分好みの『しっとりした心地よい音』ですぐさま決定しました」
新車購入のタイミングで新しいナビの導入を考えていた堀畑さん、基本的なナビ機能などはもちろんだが、いちばん重視していたのは「音の良さ」だったという。前に乗っていたクルマではトゥイーターやセンタースピーカーを追加するなど、サウンド向上に意欲的だっただけに、新車ではさらに良い音を目指していたという。
「スーパーオートバックス浜松に行って店頭ディスプレイなどを見ているときに偶然見つけたのがDIATONE SOUND.NAVIでした。ダイヤトーンにもナビがあるんだと知って興味がわき、音を聴かせてもらったところ、自分好みの『しっとりした心地よい音』ですぐさま決定しました」
クルマはオーディオレスで購入し、DIATONE SOUND.NAVIを装着。スピーカーはフルレンジの純正スピーカーをそのまま接続。まずは、このベーシックなシステムで良い音を追求するのが堀畑さんのテーマとなった。
「渋滞のイライラは解消され、音楽の趣味にも変化が・・・」
奥さんは別のクルマを持っていることから、キャロルの主な用途は通勤だという堀畑さん。毎日1時間の通勤はDIATONE SOUND.NAVIを装着してから大きく変わったという。
「自宅から会社方面の道路は朝夕渋滞がひどくて、通勤経路のほとんどが渋滞しています。そこで音楽を聴いてリラックスするのが自分流なんですが、DIATONE SOUND.NAVIにしてからは、ほんとうに渋滞が苦にならなくなりました。渋滞していてもイライラせずに落ち着いていられるのは、車内に心地よい音楽が溢れているからだと思います。一人の世界に浸れる通勤時間を楽しんでいます」
さらにDIATONE SOUND.NAVI装着後、「心地よい」サウンドを楽しむために、音楽的な趣味も変化したという。
「以前はJ-POPを中心に聴いていたんですが、DIATONE SOUND.NAVIを取り付けてからは、しっとりした音にフィットするジャズボーカルを多く聴くようになりました。ゆったりとしたボーカルや厚みのある演奏がすごく心地良いんです」
また家族3人でのお出かけの時には奥さんが大好きなポップスを再生することが多いというが、会話を楽しむためにオーディオのボリュームは下げ気味に設定している。しかし小音量でも音の良さを常に感じられるのもDIATONE SOUND.NAVIの魅力の一つだとか。奥さんも音の良さを実感しているようだ。
家族で買い物に出かけたときには奥さんが買い物をしている間に堀畑さんはCDショップに立ち寄り、
クルマで心地よく聴けそうな曲を探すことも多くなったという。
「インストーラー紹介」
サウンドチューニングを担当したスーパーオートバックス浜松のインストーラーである大塚さん。純正スピーカーを使ったDIATONE SOUND.NAVIのチューニング方法について紹介してもらった。
「堀畑さんの場合、当初は取り付けだけで調整はご自分でされていましたが、しばらくして来店され調整の相談を受けました。
打ち合わせでは純正スピーカー(フルレンジ)のポテンシャルを引き出す調整がテーマになりました。そこで私が提案したのがDIATONE SOUND.NAVIならではの裏技といえるフルレンジスピーカーを“2ウェイスピーカー”として設定する調整方法です。この設定を使えばマルチウェイ・タイムアライメントを使って、あたかも2ウェイを個別に調整することが可能になるんです。
その結果、高域と低域の位相をコントロールが可能になるので音像のシャープさやクリア感、リアリティなどがより高まります。さらに音の広がりと言った空間表現もアップすることができました」
プロショップならではの調整技術とDIATONE SOUND.NAVIの持つ能力をフル活用したチューニングが施され、フルレンジの純正スピーカーを生き生きと再生させることに成功。こうして堀畑さんのキャロルは純正スピーカーと感じさせないサウンドを手に入れたのだった。
「ライターのプチ・インプレ」
堀畑さんの最近のお気に入りだというソフィー・ミルマンの「ベストコレクション」を試聴した。堀畑さんが重視しているのは「声をきれいに再生する」ことと「楽器のリアルさ」だ。
試聴するとすぐに感じたのは音の厚み。純正スピーカーとは思えないしっかりした中低域が再生され、ドラム、ベースの歯切れ&迫力がしっかり表現されている。ドアの処理はスピーカー周囲へスポンジテープを使って内張り内への音漏れを防いでいる程度だが、各部のビビリ音などもすっきりと処理されている。
またトゥイーターを持たないクルマながら、しっかりと定位も確保。ボーカルや楽器の存在感もしっかりと感じられ、心地よく楽しめるサウンドに仕上がっている。音質調整によって純正スピーカーの限界を引き出したシステム調整だと感じられるクルマだった。
「ショップ紹介、デモカー」
カー量販店の敷居の低さと、カーオーディオ専門店のインストール技術の高さを併せ持った「スーパーオートバックス浜松」。サウンドコンテストやイベントなど、ハイエンドカーオーディオの世界でも名を馳せる同店は、取り付けやサウンドチューニングの専門技術でも高いレベルを持ったショップだ。充実したカーナビのラインアップはもちろんのこと、スピーカーに関しても普及価格帯から高価格帯まで幅広く、そして多彩なブランドをラインアップ。エントリーユーザーからハイエンドユーザーまで、幅広いユニットやシステム提案が行えて、様々なニーズにあったクルマ作りが可能なのも魅力。
同店のデモカーはカーAV部門のスタッフ土屋さんの愛車であるヴィッツ。ナビユニットにはDIATONE SOUND.NAVIのスタンダードモデル(NR-MZ60)、そしてスピーカーはダイヤトーンのDS-G20、さらにはG50シリーズのサブウーファーSW-G50の組み合わせたシステム。フロントはパッシブで使い幅広いユーザーに受け入れられるスタンダードなシステムを心がけたという。確かな定位に加えツヤと深みのあるサウンドを見事引き出しているのがサウンド面の魅力。デモカーの試聴はスタッフに声を掛ければいつでもOK。DIATONE SOUND.NAVIやDS-G20のサウンドをクルマで確かめてみたいならぜひとも試聴してみたいクルマだ。
- スーパーオートバックス 浜松:http://www.autobacs.com/store/top/top.aspx?store=119026
- 静岡県浜松市中区小豆餅5-16-1
- TEL 053-476-2180