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CLUB DIATONE
いい音にこだわる、すべての大人たちへ。 CLUB DIATONE

プロフェッショナル・コンテンツ DIATONEの70年に及ぶ音響技術をここに結集。カーナビが手に入れた、異次元の高音質。

DIATONE SOUND. NAVI NR-MZ90シリーズ開発者が語る さらに進化した音と機能がカーオーディオの常識を覆す

Chapter.2 DIATONE SOUND. NAVIが高音質である理由

聴感上の高S/N感を重視し阻害要因を徹底的に排除

DIATONE SOUND. NAVIの開発で一番重視したのは聴感上のS/N感というものです。一般的にS/Nというとサウンドとノイズの差を指すわけですが、聴感上のS/N感というのは少し意味が違います。例えばですが、CDよりもLPの方がS/N感が良く聴こえる場合というのがあるわけです。測定上LPのS/Nは60dB程度でCDの96dBとは比較にならないほど低いにも関わらず、場合によってはLPの方が良く感じることがあります。LPにはスクラッチノイズがあるのにそれは一体どうしてなのか? もっと極端なのがSPで、さらにひどいノイズをジャージャーとまき散らしているのに音楽のディティールはちゃんとわかります。つまり、大事なのは単なるノイズと音楽信号のS/Nではないのです。デジタルオーディオのポテンシャルはものすごいものがあるのに音としてそのメリットを引き出せていない理由は、様々な研究の結果、再生時の音がかなり汚れているということがわかってきました。その原因としては、デジタルノイズやジッターによるところが大きく、その情報を汚していた部分を解消することでデジタルオーディオでも再生時の情報量が格段に増えていきます。

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高音質を求めて考え得る技術を投入し、音響のファインチューニングを実施。

DIATONE SOUND. NAVIの開発では、いい音のためにやらなければいけないことがいくつもありました。NR-MZ60シリーズのときに32bitのD/Aコンバーターの搭載を決めていたのですが、コストやスペースの問題でさすがにディスクリートというわけにはいかず、市場にある高性能なD/Aコンバーターを徹底的に試聴して、一番音が良かったTIバーブラウン社のものを選択しました。さらにDA-PX1譲りの様々な技術も搭載しています。特に信号を汚す原因となるジッターを徹底的に取り除くため、DIATONEが独自に開発した「メモリーコレクター」を搭載したのですが、これが音質向上に大きな役割を果たしています。NR-MZ80シリーズでは、これらに加えて64bit演算コア・アジャスタブルFIR DSPを搭載しました。カーオーディオではホームと違って室内空間が音楽再生にとっては理想的ではないうえに、クルマによって室内形状や空間サイズが違うため、必ず個々のクルマに合わせてタイムアライメントとイコライジングなどの補正が必要になります。これを実施しないと音のピントがぼけたり、バランスの悪い音になってしまうのです。ただし、そういう処理をうかつに音楽信号に加えると音の鮮度や情報量が落ちてしまいます。それをいかに回避するか、あるいは処理を施したとしても音質がほとんど劣化しないレベルまで持っていくためにはどうしたらいいか、ということをいろいろと考え試した結果、64bitまで精度を上げればほとんど音質劣化を意識しないで済むことがわかりました。またFIR方式で演算することで、演算誤差が少なくなり音質劣化をほとんど無くすことができるので、これらを同時に搭載しました。通常FIR方式の演算では周波数軸上の任意のポイントでの調整は困難なのですが、調整がしやすいIIR方式で調整をしてからFIRに切り替えるアジャスタブルFIR方式を採用した64bit演算コア・アジャスタブルFIR DSPによって、NR-MZ60シリーズからNR-MZ80シリーズになったとき、劇的に音質が向上したのです。

ただ、それでも私たちが目指しているDA-PX1の音や音楽表現、ひいてはあるべき理想の音楽の姿にはまだまだもの足りない部分がありました。そのため今回のNR-MZ90シリーズでは、さら音楽再生能力に進化させていかなければいけないということで、基本設計は同じですがパーツの見直しや細かなファインチューニングを徹底的にやっています。目指したのは当然これまでのDIATONEの思想であるリアルな音楽再現で、高S/N感というのをさらに高めるためにマスタークロックの精度を上げたり、電源のディスクリート化やさらにはシャーシのネジの締め方に至るまで、細かなチューニングを積み上げています。これらの積み重ねによってNR-MZ80シリーズからNR-MZ90シリーズへの音の変化の度合いは、NR-MZ60シリーズからNR-MZ80シリーズへの音の変化を凌いでいると考えています。

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