ここから本文

CLUB DIATONE
いい音にこだわる、すべての大人たちへ。 CLUB DIATONE

プロフェッショナル・コンテンツ DIATONEの70年に及ぶ音響技術をここに結集。カーナビが手に入れた、異次元の高音質。

カーナビインプレッション DIATONE SOUND. NAVI NR-MZ60PREMI/NR-MZ60 「新コンセプトのカーナビ」を謳って、三菱電機が新製品発表会を行ったのは、6月5日、東京・品川にあるグランドプリンスホテル高輪。「DIATONE SOUND. NAVI」。三菱電機の名門スピーカー・ブランドである「DIATONE」の名前を冠した「音が良い」カーナビ、NR-MZ60PREMIとNR-MZ60は、想像を超えるものだった。 カーオーディオジャーナリスト 石田功氏

このDIATONE SOUND. NAVIは、従来の「音が良いナビ」とは次元が違う。

これまでも「音が良い」を掲げたナビは、いくらでもあった。ところが、このDIATONE SOUND. NAVIは、従来の「音が良いナビ」とは次元が違う。発表会では数台のデモカーと、別室に用意した試聴機で短時間の試聴だったが、それでも一聴しただけで「音が良い」ことがはっきり判る。

これまでの「音が良い」カーナビは、「カーナビの中では」とか「内蔵アンプのわりには」といった枕詞が「音が良い」の前に必要だったが、DIATONE SOUND. NAVIには、そのような枕詞が不要。純粋にオーディオ機器として「音が良い」のだ。これは「音が良いカーナビ」というよりも「ナビ機能を持つ高音質カーオーディオ」といったほうがふさわしい。
その実力をじっくりと確かめるべく、東京・九段下にある三菱電機エンジニアリングの試聴室に伺ったのは、翌日の6月6日。折しも近くの日本武道館では、AKB48の総選挙が行われていた日。その日、日本中で最も熱かったのは、九段下周辺であったに違いない(笑)。

ファースト・インプレッション

試聴室のシステムだが、スピーカーはDIATONEの車載用、DS-G50を使用。昨年モデルのNR-MZ50とDIATONE SOUND. NAVIとの聴き比べは、昨日の発表会で行い、その違いははっきりしていたので、NR-MZ60PREMIを中心に、高級パワーアンプを追加してみたり、高級カーオーディオと聴き比べてみるなどの試聴を行った。
まずは、NR-MZ60PREMI+DS-G50の組み合わせ。DS-G50を駆動するパワーアンプは、NR-MZ60PREMI内蔵の45W×4というスペックのもの。もっともシンプルなシステムである。この音には、正直驚いた。音場の広さや奥行き、いわゆる立体感が見事に再現されているのだ。オーディオ再生において、奥行き感の再現はとくに苦労するところで、分解能の高さだとか、S/Nの良さだとか、ダイナミックレンジの広さだとか、音離れの良さだとか、さまざまな要素が要求される。極端な話をすれば、リーズナブルなオーディオ機器と、高級オーディオの大きな違いは、この「音場の奥行き感」と言ってもいいと思う。

オーディオ再生で音楽が生々しく聴こえるか否かは、奥行き感が感じられるかにかかっていて、リーズナブルなオーディオでは、これが感じられず、音場が平面的だから音楽を聴いても楽しくない。ところが、NR-MZ60PREMIはスピーカーをつないだだけのシンプルなシステムで、高級オーディオのような奥行き感を再現している。もちろんDS-G50の能力の高さもあるのだが、並みのオーディオ機器ではこのような音場の立体感は得られないから、NR-MZ60PREMIの実力の高さがわかる。ちなみにNR-MZ60PREMIを、高級カーオーディオとして定評のあるデッキに入れ替えて聴いてみたところ、NR-MZ60PREMIのような奥行き感は、残念ながら感じられなかった。
NR-MZ60PREMIに比べると、音楽が平面的に感じられる。NR-MZ60PREMI、恐るべしである。

ページトップに戻る