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CLUB DIATONE
いい音にこだわる、すべての大人たちへ。 CLUB DIATONE

プロフェッショナル・コンテンツ DIATONEの70年に及ぶ音響技術をここに結集。カーナビが手に入れた、異次元の高音質。

車載用スピーカーインプレッション 車載用DIATONEスピーカー DS-G20 ダイヤトーンの新型スピーカーDS-G20を試聴した。銘機DS-G50の弟分にあたり、価格もリーズナブルである。ダイヤトーンのヒット商品DIATONE SOUND. NAVIとのセットでも約23?27万円ですむ。「ハイエンドのカーオーディオを取付けるには予算が・・・。でもクルマの中で良い音を聴きたい」という音楽&カーオーディオ・ファンには嬉しい製品である。その上、インストールがより簡易になっているのも嬉しい。 音楽&オーディオ評論家・音楽プロデューサー 岩田由記夫氏

幅広いジャンルのサウンドからチョイスした試聴アルバム

試聴には、1950?2010年代の僕が音が良いと思うCD、8枚を用意した。まず、50年代は、ビリー・ホリディと並ぶ悲運の歌姫ダイナ・ワシントンの1959年の作品『ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイクス!』。この中の1曲「縁は異なもの」は、日本のテレビCMに使われ、スマッシュ・ヒットしたこともある。60年代は、ザ・スウィングル・シンガーズ・ウィズ・ザ・モダン・ジャズ・カルテット(MJD)が、1966年にパリのヴァンドーム広場近くのスタジオでわずか2日間で全曲一発録音した『ヴァンドーム広場』イージー・リスニングとしても楽しめるアルバムで、僕は70年にクルマやベッドタイムのBGMに聴きたい作品として雑誌の記事に書いた。

70年代は、名盤中の名盤、イーグルスが1976年末に発表した『ホテル・カリフォルニア』。アルバム・ジャケットから、カリフォルニア録音のイメージもあるが、実際はマイアミのクライテリア・スタジオで一発録音を中心に録音されている。かつて、このスタジオを訪問したが、レコーディングに使用されたブースが小さな体育館ほどの広さがあり、驚かされた。

80年代は、ジェイムス・テイラー、1981年発表の『ダディーズ・スマイル』。今では当たり前のように使われるプレッシャーゾーン・マイクを極めて早く取り入れた作品だ。ちなみにプレッシャーゾーン・マイクとは、各楽器に配置したマイクにプラスして、全体の雰囲気を録音するためのマイクを言う。これを使うことによって、スタジオの臨場感がより向上する効果がある。80年代は、もう1枚、マイケル・ジャクソンの大ヒット作『スリラー』を選んだ。クインシー・ジョーンズのプロデュース、録音エンジニアはブルース・スウェディアン。マイケルというと何かデジタルっぽいイメージだが、クインシー・ジョーンズは、あくまでもアコースティック録音にこだわったとブルース・スウェディアンが会った時に言っていた。TOTOのジェフ・ポーカロの余りに正確なドラミングがそう思わせてしまうのだろう。

90年代は、ホリー・コール・トリオ、1992年のデビュー・アルバム『ブレイム・イット・オン・マイ・ユース』を使用した。シンプルなアコースティック・サウンドだ。00年代はノラ・ジョーンズ、2004年のアルバム『フィールズ・ライク・ホーム』。彼女を世に送り出したアリフ・マーディンがプロデュースしたセカンド・アルバム。ナチュラル・アコースティックなサウンドだ。

10年代は、2012年発表のジェフ・リンの『ロング・ウェイヴ』。ジェフ・リンの在籍したエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)はビートルズ無き後のビートルズと言われた。ボブ・ディラン、ロイ・オービソン、ジョージ・ハリスン、トム・ペティと共に結成したトラベリング・ウィルベリーズの一員として音のまとめ役としての才能を発揮した。『ロング・ウェイヴ』は、ラジオの意味があり、ジェフ・リンが子供の頃から少年時代にラジオで親しんだ名曲のカヴァー集だ。プロデュース、エンジアリング、すべての楽器をひとりで演奏した曲が中心のマルチプル・アルバム。ここでジェフ・リンは、現代、21世紀のポップスの音を創造している。

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