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おすすめの名盤 SOUND EXCELLENCE

2016年、ソロ・デビュー20周年となった正統派、リアル・ソウルの伝導者エリック・ベネイのニュー・アルバム。ヒップホップがブラック・ミュージシャンの主流となってから、約30年が過ぎ、今や王道はリアル・ソウルでなくなった。

エリック・ベネイ/エリック・ベネイ

エリック・ベネイ

エリック・ベネイ

『エリック・ベネイ/エリック・ベネイ』

一方で、1950年代のサム・クックあたりから始まり、オーティス・レディング、マーヴィン・ゲイ、ルーサー・ヴァンドロスあたりへと続いて来た、黒人ならではのソウル・マインドとソウルフル・ボイスを好むファンも多い。21世紀以降、そういったリアル・ソウルを守りながら、次の時代を切り開いているのは、もうベテランの域に入ったアッシャーと、このエリック・ベネイだと思う。

オリジナル・アルバムとしては、4年ぶりの9作目。エリックならではの節回しのファルセット・ナンバーのスローバラードに、ミディアム・テンポのややダンサブルな曲など、全体もリアル・ソウルの王道をゆく流れとなっている。ソウルフル、メロー、スウィート…、昔のソウル・ミュージックの形容詞が良く似合う。特にアルバム1曲目の「キャント・テル・ユー・イナフ」や2曲目の「サンシャイン」は王道のクラシック・ソウルといった仕上がりで聴いていてハッピーになる曲が並ぶ。雨の日のドライブでもこれらの曲を聴いていたら気分が晴れやかになっていくはずだ。

多くの楽曲のプロデュースは、エリック本人とデビュー以来の盟友でキーボードやドラム・プログラミングなども担当するデモンテ・ポージーが担当し、曲もふたりのクレジットが多い。王道をゆくR&Bらしい音色は、全体的なバランスがよくとれている。ヴォーカル録音も良好で、ダイヤトーンサウンドナビで聴くと、ドライバーズ・シートの目前にエリックが立って歌い、分離良く音量バランスも申し分ないバックのサウンドが広がる。70年代的ソウル味、生演奏中心のアーシーな楽曲、ややアンビエントなスロウ・ジャムなど、ワンパターンになっていない構成もよく聴く人のことを考えている。

大人のソウルの音は、ダイヤトーンサウンドナビのような大人のこだわりを満たすカーオーディオにぴったりと来た。

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