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CLUB DIATONE
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DIATONEオススメ CD&Playlist

おすすめの名盤 SOUND EXCELLENCE

ザ・ホワイト・ストライプス、ザ・ラカンターズ、ザ・デッドウェザーのメンバーとして活動。ソロに転じて、本作が3作目となる。前2作は、いずれも全米No.1となり、前作は全米史上最多アナログ盤初週セールスの記録を更新した。現在では、全米音楽シーンの全セールスの10%を超える、アナログ・ブームを先取りし、サードマン・レコードというアナログ専門のレコード会社を経営し、グラミー賞も12冠獲得している。2009年の映画『ゲット・ラウド』には、ジミー・ペイジ、U2のエッジと共に共演し、ふたりから現代の音楽シーンNo.1ギタリストというお墨付きも得た。

ボーディング・ハウス・リーチ/ジャック・ホワイト

ジャック・ホワイト

ボーディング・ハウス・リーチ

『ボーディング・ハウス・リーチ/ジャック・ホワイト』

アメリカでは、ヒップホップ/R& Bに売り上げを逆転されたロックの復活を祈るジャック・ホワイトのこの最新作は、前2作と大きくサウンドを変えて来た。1曲目の「コネクテッド・バイ・ラブ」では、アコースティック・ギターを微かに弾いているくらいだ。エレクトロ、ファンク、ヒップホップ、ゴスペル、ブルース、ロックとアルバム全体を多彩なサウンドで仕上げて来た。ドライブ・ミュージックとしても様々な楽しみ方ができる。「オーバー・アンド・オーバー・アンド・オーバー」の疾走感あるギター・フレーズや、「ハイパーミソフォニアック」の未来的なサウンドはハイウェイに映えるし、「アイス・ステーション・ジブラ」のメロディックなサウンドは都会の街によく似合う。

これまでの2作は、アナログ録音にこだわる彼らしいアナログ・レコーディングだったが、今回はプロツールスを初めてソロで使用した。良音=分離が良くて、切れの鋭いまとまったサウンドと捉える方には、このアルバムの現代的な音の良さが伝わらないかも知れない。現代の良音に求められる、単なる美しい音でない、音塊感のある、存在感を重視した音質だからだ。ただ、ひとつひとつの音は、実に良く録れている。それは、アコースティック・ギターとオルガンのみで録音された「エズメレルダ・スティールズ・ザ・ショウ」を聴けば、このアルバムの根底にある良音が分かる。現代の録音で良音とは何か?そこまで踏み込んだ傑作でもある。未来志向のロックの良音だ。

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