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夜のドライブは魅力的だ。街のイルミネーションも海岸道路の街路灯も素敵な夜のアクセサリーとなる。心を空にして上質のカーオーディオから流れる音楽に酔いしれる。この夜がいつまでも続くことを願う。

夜のつづき/八代亜紀

八代亜紀

夜のつづき

『夜のつづき/八代亜紀』

八代亜紀の『夜のつづき』は大好評だった『夜のアルバム』の第2弾。八代亜紀というと「舟唄」など演歌歌手のイメージが強いが、無名時代はナイトクラブなどでジャズを歌っていた。1960年代はシンガーをデビューさせる時レコード会社が主導権を持ち、どんな曲を歌わせるか決めていた。それで八代亜紀は、歌謡曲を歌うことになったのだが、彼女のルーツのひとつにジャズはずっとあった。それが小西康陽というぴったりのプロデューサーを得て、『夜のアルバム』のヒットにつながった。

この新作『夜のつづき』は、傑作だった前作よりさらに進化している。前作以上に選曲の幅が広がっているのだ。パーシー・メイフィールドの作った「旅立てジャック」、コール・ポーターの名曲「帰ってくれたら嬉しいわ」やジャズ・スタンダードの「フィーバー」がある。一方で、永六輔・中村八大コンビ作品「黒い花びら」、安西まりやの「涙の太陽」などあっという選曲で歌謡曲を見事にジャズ・アレンジしている。さらにナンシー・シナトラ(フランク・シナトラの娘)が大ヒットさせた「にくい貴方」や、リーバー&ストーラーのポップ・ソング「恋の特効薬」など1960年代ポップスもジャズ化されている。小西康陽のアレンジも冴えているが、バックも一流のジャズ・メンが固めている。ジャズというと難しいというイメージを持たれる方もおられるだろうが、本作に関しては、どの曲も音楽ファンなら一度は耳にしたことのある有名曲。ジャズというより、大人のためのスタンダード・アルバムと捉えられる。

最終曲は浅川マキの「夜が明けたら」。それまで聴き続け夜のドライブ、それも少し昭和を感じられるような枯れた街並み、ネオンに暖かみを感じる郊外の繁華街といった場所を走れば、楽曲とマッチして雰囲気のあるドライブが楽しめるはずだ。

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