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CLUB DIATONE
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おすすめの名盤 TREASURE DISC

打ちひしがれることも多いのが世の中だ。子供なら、しょんぼりしてるだけで誰かが慰めたりかまったりしてくれるが、大人はそうはいかない。大人なら自分で治して元気を取り戻さねばならない。大好きなクルマと素晴らしいオーディオにご機嫌な音楽。これって、大人が自分を元気にするには、最良のツールのひとつだ。

みんなあれについて考えてる/フライングキッズ

フライングキッズ

みんなあれについて考えてる

『みんなあれについて考えてる/フライングキッズ』

フライングキッズの新作『みんなあれについて考えてる』は、極上のご機嫌ミュージックに仕上がっている。9人組とバンド史上最多のメンバーでのぞんだ新作は、 彼らの得意とするジャパニーズ・ファンク・サウンド。グルーブに乗ってるだけで、気分もハンドルさばきも軽くなってくる。ファンクといえば、アメリカ原産。ジェームス・ブラウン、キャメオ、ファンカデリックなど数々の名ミュージシャンがいる。アメリカン・ファンクの粘っこさ、強烈さ、荒々しさをスープに例えるなら、油っ濃い出汁だが、フライングキッズのファンクの出汁は、カツオに昆布、日本風味の優しさと柔らかさがある。その優しさと柔らかさが日本の気候にとびきりマッチしている。雨の日の風の日も晴れの日も、暑い日も寒い日も車で「明日なんて忘れちゃおう」や「ファンキースター」を聴けば、ご機嫌なドライブが完成するはずだ。

リーダーの浜崎貴司の人気がこのグループを存続させているが歴史は古い。今から29年前、1989年に三宅裕司が司会を務めたオーディション番組「いかすバンド天国」〜通称イカ天が人気となり、空前のバンド・ブームが起こった。勝ち抜き方式でアマチュア・バンドが対決するこのイカ天で5週連続勝ち抜くとグランドイカ天キングと呼ばれた。フライング・キッズは、たま、ビギン、ブランキー・ジェット・シティなど後の人気バンドに先駆けた、初代のグランドイカ天キングだった。メジャー・デビューして即大人気となったが、時代が一回りし、再び彼らのような打ち込みを使わない、和風ファンク・サウンドが注目を集め始めている。この元気の良さは、先駆者ならではのグルーブだと思う。

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