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おすすめの名盤 TREASURE DISC

音楽を聴きながらドライブする。そういった行為が好きな方にとっては、これだけでかなり気分がすっきりするものだ。クルマも音楽も気持ちを高揚させてくれる成分を持っている。心が弱くなった時には、飛び切り元気にしてくれる音楽と旅立ちたい。

GOOD LUCK TRACK/竹原ピストル

竹原ピストル

GOOD LUCK TRACK

『GOOD LUCK TRACK/竹原ピストル』

狭い世界で距離感だけやたら近いJ-POPの中で、竹原ピストルの生む世界はかなり広い。そして何よりも元気が出る。インディーズで苦労し、年に200回以上の地道なライブ活動を続けることによってブレイク。紅白歌合戦にまで出演し、その飾らない演奏はお茶の間の音楽ファンの心を掴んだ。新作『GOOD LUCK TRACK』は、メジャーになってブレイクした竹原ピストルの勝負作とも言える。とは言ってもこれまでの音楽スタイルを大きく変えてはいない。1曲目「ぼくは限りない~One For the show」のアコースティック・ギターの爪弾きと吠えるような歌にすぐ引き込まれる。街やラジオで流れている多くのJ-POPが失ってしまった気概や生命力が、竹原ピストルの音楽には満々とみなぎっている。

これまでのスピード感あふれる言葉の弾き語り曲に加えて、今回はエレクトリカルやマシーンを使った曲も加わった。流行を追ったのでなく、ミュージシャンとしてより成長した故の遊び心と思う。更なる音楽的成長のきっかけとなりそうだ。もうひとつ、竹原ピストルの音楽で特徴的なのは、これまでの日本語フォークに多かった字余りが少ないことだ。楽符と詞の割り方がしっかりと計算されている。彼の音楽の持つ疾走感は、この緻密な符割が生んでいる。そして、シングル・カットに良い曲が並んでいるというより、アルバム全体を聴かせてしまう構成が素晴しい。アルバム全体を楽しむことによって、竹原ピストルの魂が伝わるように出来ている。

この疾走感のある楽曲はドライブとの相性も良い。特に竹原ピストルの愚直なまでに力強い歌声はSUVやバンなどの大型車でドライブに行く際によりハートに響くはずだ。日常の小さな気分の落ち込みなど、このアルバムを聴いてドライブすれば吹き飛ぶだろう。

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