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DIATONEオススメ CD&Playlist

おすすめの名盤 TREASURE DISC

ロマンティックにドライブしたい。女性ボーカルやスタンダードも良いけど定番過ぎて、すこし聴きあきた。ハイテク化の進んだ現代のクルマで、未来都市のイルミネーションを味わいながら、新しい時代のロマンティック・ミュージックを聴いてみたい。

ジオグラフィー/トム・ミッシュ

トム・ミッシュ

ジオグラフィー

『ジオグラフィー/トム・ミッシュ』

そんな方にはブレイク中、まだ22歳のトム・ミッシュの本格的なデビュー・アルバムである本作を試していただきたい。1995年6月25日、ロンドン生まれ。精神科医であり、バイオリニストであった父親の指導で、幼いころからコンサートに通い、9歳からギターを始めた。恐らく父親は、クラシック畑を歩ませたかったのだろうが、姉の影響もあってニルヴァーナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどを弾いていたという。姉ローラ・ミッシュはサックス・プレイヤーとなりデビューもしている。弟トムは、ロックだけにとどまらずソウル、ジャズ、ヒップホップ、ビートミュージックなどを次々と吸収して行った。SNSにアップしたビートのリアクションに反響があり、2014年、初のオフィシャル作品『Beat Tape』を発表。多方面から注目が集まり、このデビュー作につながった。

ごく一部のゲスト・ミュージシャンの参加以外、すべての演奏、プロデュース、ミックスダウンまで自身でこなしてる。あのプリンス登場を思い起こさせる。ジャンル付けできないサウンドだが、ざっくり言うなら現代、21世紀のAORのようなサウンド。彼が大ファンと語るスティーヴィー・ワンダーのカバー「イズント・シー・ラブリー」を聴けば、単なるビートミュージック、ヒップホップと異なる新世界のロマンティックを目指しているのが分かる。ブルーノ・マーズのように古典を下敷きにしているのでなく、あくまでこれまでにないポップを創造しようとしている。意中の異性をサイドシートに乗せて、勝負のドライヴに出かける際のBGMにお薦めだ。夜のハイウェイやネオン煌めく街並みと音楽がクロスオーバーしてロマンティックな空間を演出できる。

未来のAORを先取りしたドライブ・ミュージックだ。

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