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CLUB DIATONE
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久々のオーディオ的感動でした

いいね!サウンドナビ 神尾真由子さん

演奏者の位置やホールの広さまで感じることが出来て、感動的でした。

PROFILE 神尾真由子(ヴァイオリニスト)

4歳よりヴァイオリンをはじめる。2001年にニューヨーク・デビューを果たし、ニューヨーク・タイムズ紙で「輝くばかりの才能」と絶賛される。2007年に第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中の注目を浴びた。これまで、国内の主要オーケストラはもとより、チューリッヒ・トーンハレ管、ロシア・ナショナル・フィル、BBC響、BBCフィル、ブダペスト祝祭管、バイエルン州立歌劇場管、ミュンヘン・フィル、南西ドイツ放送響、イスラエル・フィル、ベルリン・ドイツ響、ラハティ響などと共演。レコーディングではRCA Red Sealレーベルより最新CD「VIOLIN ENCORES」を含む5枚をリリース。

いいね!サウンドナビ

4歳からヴァイオリンを始め、2007年にはチャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で日本人としては2人目の優勝者となった神尾真由子さん。絶対音感のあるプロのヴァイオリ二ストが、ダイヤトーンのカーオーディオ・システムをどのように聴くのか興味深い試聴が始まった。聴いていただいたのは、ダイヤトーンサウンドナビのプレミアムモデル(NR-MZ100PREMI)に加えて、DIATONEスピーカー DS-G500、SW-G50を装着したメルセデスベンツ A180Sportsだ。

 これまで何となく思っていたカーナビの音とは次元の違う、良質なスタジオで聴いているような再生音に正直言って驚きました。ひとつひとつの楽器の音色が凄くリアルで、演奏者の位置やホールの広さまで感じることができ、感動的でした。試聴したCDの演奏者の“あら”さえプロだと分かってしまうのだと実感しました。これまで何となく、これは“あら”かなと思っていた細部がはっきりと確認できました。演奏者としては身の引き締まる再生装置です。自分もしっかりとしなければと思わせてくれました。マーラーの交響曲第1番『巨人』を聴かせていただいたのですが、いつも自宅のオーディオだと、冒頭のピアニッシモの弱音部が聴き取れないんです。それがダイヤトーンサウンドナビだと聴き取ることができました。自分の演奏も聴かせていただいて、録音現場で聴いたモニターの音と同じ音で鳴っていると感じました。クルマの中でこれだけの音が鳴るというのは、驚きです。

ご自身のこれまでのオーディオ・ライフはどうでしたか?

 3歳までピアノを習っていて、4歳からおじいさんの奨めでヴァイオリンを始めたんですが、そのおじいさんの家にすごいオーディオがあったんです。今で言うとハイ・エンドのようなシステムだったのでしょうけど、子供心に良い音だと分かりました。その後は、両親がミニコンポよりも良質なステレオを買ってくれたのですが、今日聴いたフル・ダイヤトーン・システムのベンツはスタジオ以外では久々のオーディオ的感動でしたね。先程も言いましたが、これだけのシステムで聴いていただけるなら、もっと頑張って、良い演奏、良い録音で作品を作りたいです。

幼き頃からヴァイオリン一筋

4歳でヴァイオリンを始められたわけですが、ヴァイオリンって最初は音を鳴らすのさえ難しいじゃないですか。

 体験レッスンだったんです。3歳までピアノを習っていてヴァイオリンに初めて触れて、音も1回目からちゃんと出たんです。その時、『ああ、私はこの楽器と一生お付き合いをする』と思いました。12歳で音楽事務所に所属するまでは、かなり得意になっていました。でも12歳で大舞台を踏んでから、後はずっとスランプのような気もします。と言うのは、いろんなことが子供の頃にイメージしたのと違っていたのです。事務所でもいろいろと注意されたり、要するに自分が思ったよりうまく行かなかったんです。私の場合、右手のテクニックが問題で猛練習するんですが、苦労した技術や練習が形になるかがよく分からなかったんです。20代の半ばでチャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で優勝できたのですが、コンクールにはコンクール向けの練習があるんです。なるべく減点のない演奏を心掛けなければいけない。その指導は厳しかったですね。優勝したら今度はプレッシャーです。名に恥じない演奏をしなければいけないとか。それと優勝したことによって、いろいろなインタビューや取材が増えて、今は慣れましたが、当時はインタビューが苦手でした。

子供の頃からヴァイオリン一筋なんですよね。

 自分では“簡単だよ詐欺”と命名しているんですけど、子供の頃、スランプを感じ始める以前は、ヴァイオリンは簡単だと思っていましたし、学業の成績もかなり良かったんです。それがあまりにヴァイオリンに打ち込んでいる私を心配した父親に、ヴァイオリン以外で身を立てる道もあると言われ、16、17歳は必至で勉強もしました。母親は言わばステージ・ママ的な部分もあって、ずっと私のヴァイオリンを支えてくれました。勉強を頑張ったのも良い経験ですが、こうしてプロになれたことは母親のおかげととても感謝しています。

でもプロになるのは、どんな音楽ジャンルでもそうですが難しいですよね。

 私は4歳からヴァイオリンで食べて行きたいと思っていました。そして、先程の“簡単だよ詐欺”でプロになりました。でも才能があれば、プロにはなれるんです。プロで居続けることの方が何倍も難しい。それを実力と言うと思います。例えば東大に入るのはかなり勉強して難しいけど、毎年3千人くらい東大生は生まれます。でもクラシックのプロはそんなに誕生しません。よっぽどのものでないとプロにはなれない。だからある意味、プロになるのは東大に入るより難しいし、その後、プロで居続けることは、それが好きでよく学び続けないといけないので、さらに難しいと思います。

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