『チェイス!』
試写会に行ってきたのは…
編集部員 N(男性)
映画館に行くときは、いつも真ん中後方を予約してポップコーンをつまみながら鑑賞するのがお約束。2015年の目標は1本/週のペースで映画鑑賞。
編集部員 H(男性)
月2~3本観る程度のごく普通の映画好き。年末年始のお休みは、エアコンと加湿機をガンガンにかけた部屋にこもって、映画鑑賞に没頭する予定。
H今回の試写会レポートは、11月の前売鑑賞券プレゼント作品だった『チェイス!』をご紹介いたします。
N世界各国で歴代インド映画興収No.1となった大ヒット作品ですね。
シカゴを熱狂の渦に巻き込むサーカス団を率る天才トリックスター:サーヒル(アーミル・カーン)。しかし、その正体は、幼い頃に父を破滅に追い込んだ銀行に復讐を誓う金庫破りだった。サーヒルに手を焼く警察は、残された手掛かりから犯人をインド系と特定。本国から腕利きの刑事ジャイと相棒アリを呼び寄せ、次第にサーヒルを追い詰めていく。しかし、天才トリックスターは、まだとんでもないトリックを隠していた・・・。
HN君は、インド映画って観たことあった?
Nなかったです。ただ、インド映画ってなんとなくイメージがありますよね。ストーリーの途中で歌って踊りだすミュージカルのような。
Hそうだね。ちょっとコミカルで、笑いあり涙ありみたいな。ただ、この映画はどちらかというとハリウッドのアクション映画的な色合いが強かったですね。もちろんダンスシーンもあったけど。
N確かに。アクション撮影にはハリウッドのチームが参加したそうですし、パンフレットでも「誰も見たことのないアクロバット・チェイス」と謳ってますよね。ストーリー自体も結構シリアスでした。
Hそして、とにかくこの映画は、主演のアーミル・カーンという俳優さんが必見!TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたり、ビル・ゲイツ、ヒラリー・クリントンも対談を熱望した“ミスター・パーフェクト”と呼ばれるインド国宝級の大スターらしいです。
Nカッコ良かったですよね。演技ももちろん上手いんですが、鍛え上げられたすごい身体で歌って踊れてアクションもこなす、本当に“完璧”って感じでした。
H出演の依頼があってから、納得のいく身体作りに1年間費やしたらしいですからね。この人を観るだけでも映画館に足を運ぶ価値があると思います。
N他の出演陣も、われわれのような“ごく普通の映画好き”には、あまり馴染みがないのですが、素晴らしい俳優さんが多いですよね。
H確かに!インドの俳優さんって凄い。この映画を観て、過去の作品をチェックしようと思いました。勉強不足でした。
Nヒロインのアーリアを演じたカトリーナ・カイフも、主演のアーミル・カーンに負けず劣らず、歌って踊れてすごい女優さんでしたね。
H2013年にイギリスの新聞メディア『Eastern Eye』で、「もっともセクシーなアジア人女性」に選ばれたらしいですね。“ボリウッド”と呼ばれる、インド・ムンバイ映画のトップ女優だそうです。
N世界中でインド映画の興行収入記録を塗り替えているように、この映画はまさにインド映画の“本気”が詰まっていると思います。
Hシカゴの街を疾走するアクション・チェイス、洗練された華麗なダンスシーン、国宝級名優とトップ女優の共演、インド映画の最高峰を是非劇場でご覧になってみてください。
次回もお楽しみに!