『さらば あぶない刑事』
試写会に行ってきたのは…
編集部員 Y(男性)
お正月休みに見逃した映画を数本まとめて観ました。ジャンルも洋画も邦画もバラバラ。ふと、昔の映画館は全然関連の無い2本立てロードショーとかあったなと思い出しました。
編集部員 H(男性)
テレビの買い替えを検討中です。何インチにするかというのは、スペースと予算の兼ね合いもあり非常に悩ましい問題ですが、なるべく大画面で映画を楽しみたいと思っています。
H今回の試写会レポートは、1月30日(土)より全国ロードショーの『さらば あぶない刑事』です。
Y『さらば あぶない刑事』は、劇場窓口限定特典付 映画前売鑑賞券プレゼント(※締切:2016年1月24日(日)24:00まで)をご提供いただいた東映株式会社様のご招待により、H君と私で観てきました。
定年退職を5日後に控えたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)だが、2人だけで危険ドラッグ・覚せい剤・拳銃の取引がされるブラックマーケットを襲撃したりとまだまだ暴れ放題。そんな2人の前に、世界の闇市場を暴力で牛耳り縄張りを広げる中南米マフィア「BOB」が現れる。果たして2人は無事に退職の日を迎えることができるのか―。史上最強の敵を前に、命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる。
Yいやぁ、懐かしい!
HYさんは、まさに「あぶデカ」世代ど真ん中ですもんね。
Yうん。観ているうちに、テレビドラマをやっていた頃の記憶がオーバーラップしてきたよ。懐かしい面々に出会える同窓会感覚で楽しめました。
H僕も世代的には少し下なんですが、「あぶデカ」シリーズは、夕方によく再放送してたので、学校から帰ってきてよく観てました。
Y今回のシリーズ最終作は、ラストにふさわしいキャスト・スタッフですね。
Hタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の2人はもちろんのこと、カオル(浅野温子)、透(仲村トオル)をはじめとした、港署の面々がたくさん登場しますし、製作陣もシリーズに深く関わってきたメンバーが揃っているようです。
Yタカとユージに先立って、既に警察を定年退職しているメンバーもいるんだけど、意外なかたちで登場したりね。
Hそして、敵役の中南米犯罪組織の幹部キョウイチ・ガルシア役の吉川晃司さんも、圧倒的な存在感でタカとユージの前に立ちはだかります。
Y「タカとユージがいないシーンでも映画を動かしていける人」という起用理由も納得の存在感だったね。
Hアクションシーンを自ら演じるために、バイクスタントのトレーニングを重ねたらしいですね。緊迫感と迫力のある見ごたえのあるシーンでした。
Y観終わった印象として、当時からの雰囲気をすごく大切にしてくれているな、と思いました。もちろん、最初のテレビ放映(1986年)から30年経っているので、年月の移ろいを感じる部分もあるんだけど、でも「あぶデカ」として大事なポイントは決してブレないというか。
Hそうですね。タカはいつまでも「ダンディー鷹山」だし、ユージはやっぱり「セクシー大下」でした。
Y当時の憧れだった愛用車が登場したりね。今見るとさすがにデザインが古いかな、って思うんだけど(笑)、あの時代に青春を過ごした我々「あぶデカ」世代にはたまらないんだよね。
H舞台となる「ヨコハマ」の街並みも、実際はだいぶ様変わりしているはずなんですが、異国情緒の残る港町の「匂い」みたいなものは、変わらず画面から漂ってきます。
Yあの「ヨコハマ」の雰囲気は、「あぶデカ」の世界観と切っても切れない要素だからね。たまに野毛の方に遊びに行くと、何でもない路地からタカとユージが飛び出してくるような気がするもん(笑)
Hわかります(笑)僕も中学高校の青春時代をあのあたりで過ごしたので、妙に想い入れがあります。
Y今回がシリーズ最終作ということで、ファンとしては正直すごく残念なんだけど、タカとユージの花道を飾るにふさわしい作品だと思います。
H「あぶデカ」と共に青春を歩んできた世代の方も、タカとユージのカッコ良さを知らない若い世代の方も、是非このラストショーを楽しんでもらいたいですね。
Yイッツ!
Hショータイム!
次回もお楽しみに!