ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第21回第21回
『オデッセイ』

試写会に行ってきたのは…

編集部員 N(男性)

いい雰囲気で映画を楽しむために、リビングのインテリアに凝り始めました。映画館みたいな雰囲気もいいけど、家でリラックスしてみる映画もありです。

編集部員 H(男性)

テレビをインターネットに接続して、映画やドラマが見放題になるサービスに加入しました。とても便利で快適ですが、ここ最近の寒さも手伝って、一歩も家を出ない休日が続いています。

H今回の試写会レポートは、2月5日(金)より全国ロードショーのマット・デイモン主演『オデッセイ』です。

N地球から数千万キロも離れた火星に、たった一人で取り残されてしまった宇宙飛行士の物語です。

あらすじ

火星での有人探査の最中、猛烈な嵐に巻き込まれてしまったワトニー(マット・デイモン)。仲間たちは、死亡したとされるワトニーを置いて火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に生き延びていたワトニーは、厳しい環境の惑星でたったひとり取り残されたことに気付く。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない絶望的状況で、ワトニーは知恵と精神力、創意工夫の才能を発揮して、4年後のNASAの救出まで生き延びようとする。一方、ワトニーのチーム乗組員は協力し、不可能ともいえる大胆な救出ミッションを計画する。

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

HN君、かなりの満足顔ですね。

Nはい!宇宙を舞台にした映画はたくさんあると思いますが、これまで僕が観た中でもダントツで面白い作品でした。大満足です。

H設定はシンプルなんですよね。水も食料もなく、助けも来ない火星でいかにサバイバルしていくのか?という。

Nそうですね。ただ、地球でごく普通の生活を送る僕たちにも、非常に示唆に富んだ作品でしたね。

H確かに。毎日の生活の中で、水も食料もなくて、助けが来るのが4年後、という状況はまず考えられないけど(笑)、「希望」とは何か?ということをすごく考えさせられました。

N「希望」っていう言葉には、何かを期待したり、願ったり、祈ったりするイメージがありますけど、主人公のワトニーは、危機的状況から脱するための様々なことを、地道に一つずつ自らの手で積み重ねていくんですよね。

H宇宙飛行士、そして植物学者としての知識や経験が豊富なことはもちろんなんだけど、努めて冷静かつ論理的に判断して、解決策を探り、一つずつクリアしていきます。

Nその積み重ねの先にしか「希望」はない、未来は開けない、ということを分かっているんですよね。そこがスゴイ。

Hもちろん、予想外のトラブルが起きたり、これまでコツコツと積み重ねてきたものが無駄になったりして、さすがのワトニーも感情を爆発させる場面もあるんだけど、しばらくしたら、また「課題→解決」のプロセスに戻っていきます。

N僕なら自暴自棄になりますね。映画を観ていて、ワトニーより先に僕の方が諦めてしまいました(笑)

H地道な積み重ねこそが、困難を打破できるというこの映画のメッセージは、様々なことが便利に、簡単に、スピーディになっている現代を生きる我々にはとても強く響くメッセージだと思います。

N僕も毎日の生活や仕事について、改めて見つめ直そうと思いました。

H・・・同じく。

次回もお楽しみに!

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