ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第30回
『オケ老人!』

試写会に行ってきたのは…

編集部員 N(男性)

高校生の時にベースを弾いていました。最近は触らなくなりましたが、音楽を聴くときは、ついついベース音を傾聴してしまいます。

編集部員 S(女性)

中学生の頃は、ブラスバンド部に所属、トランペットを担当していました。コンクールに出るために夏休みは毎日練習。朝連に向かう途中、憧れの先輩に会うのが楽しみでした。

S今回の試写会レポートは、11月11日(金)より公開の『オケ老人!』です。

N主人公を演じるのは、三菱電機のテレビCMでもおなじみの女優、杏さん。

S杏さんが、お年寄りばかりのアマチュアのオーケストラのメンバーに入って奮闘します。

Nそれでは、早速ご紹介しましょう。

あらすじ

梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴(杏)。
学生時代からオーケストラでバイオリンを弾いていた彼女は、着任早々、地元の文化会館でアマチュア・オーケストラの演奏を聞いて感激し、入団を決意する。しかし、入団した先は、老人ばかりの素人オーケストラ「梅が岡交響楽団」だった。
この町には2つのオーケストラが存在し、千鶴が感激したコンサートは、エリート集団の「梅が岡フィルハーモニー」だったのだ。若者の入団に大喜びする老人たちに、千鶴は自分の勘違いを言い出せないまま参加することになり、ついには指揮者までやることに―。

(C) 2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

S主人公の高校教師、小山千鶴を演じる杏さん、意外にも映画は初主演なんですね。でもこの映画、原作では、主人公が男性。杏さんをキャスティングするにあたって、主人公を女性に変更し、脚本を修正したそうですよ。

Nそうなんですね。でもその甲斐あってか、千鶴は杏さんのキャラクターにぴったりでした。みんなに愛されるオーラを感じます。

S憧れのアマチュアオーケストラ「梅が岡フィルハーモニー」に入団したはずの千鶴ですが、お年寄りばかりで、オーケストラの演奏とは程遠い「梅が岡交響楽団」に間違って入団してしまいます。

Nお年寄りばかりのオーケストラ、メンバーのみんなが自由過ぎてびっくりですよ。途中でお菓子を食べたり、おしゃべりを始めたり、演奏することより、終わった後の飲み会がメインって感じでしたね。

Sなにしろ、お年寄りたちを演じる俳優さんたちがかなり個性的でして…。大ベテランの方ばかりですが、ほとんどはオーケストラでの演奏経験がないそうです。それなのに“演奏しているように見せること”が本当にお上手。さすが役者さんだなーと感心してしまいました。

N杏さんは、千鶴役が決まってからクランクインまでの約1年間、多忙な合間を縫ってバイオリンを猛練習をされたとか…。撮影が始まる頃には、スタッフもびっくりするぐらい上達してたそうですよ。

S確かに、演奏のシーンもリアルでした。杏さんの他にも、今人気急上昇の若手俳優、坂口健太郎さんが好演。私の友達にも彼のファンが多いです。坂口さんが演じるのは、千鶴の同僚で後輩の英語教師。千鶴がひそかに思いを寄せています。

Nこの二人の恋の行方にも注目ですね。

Sそうですね。お年寄りばかりのオーケストラにどんな奇跡が起きるのか?涙あり、笑いありのクラシック・エンターテイメント!

Nこの映画を観ると、“いくつになっても好きなものなら頑張れる!自分も負けないようにもっと頑張ろう!”って思います。

Sラストのコンサートシーンは特に必見!是非劇場でご覧になっていただきたいです。ところで、Nさんは、新たに挑戦してみたい楽器はありますか?

N僕は、サックスを習ってみたいですね。かっこいいじゃないですか?

Sなんか下心を感じますけど~(笑)

次回もお楽しみに!

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