ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第34回
『マリアンヌ』

試写会に行ってきたのは…

編集部員 W(男性)

映画を見ていると自分だったらどうするかなぁなんて想像してしまいます。かっこいい主人公は、なかなか真似できそうにないので、ちょい役に共感できる時は、なんだか得した気分です。

編集部員 K(男性)

映像の専門卒の兄の影響で、大学時代はよく映画を見ていました。サスペンス、アクション、SF、感動ドラマものは好きですが、ホラーは苦手。最近ではオンラインで海外ドラマやアニメをよく見ています。

W今回の試写会レポートは、2月10日(金)より公開中のロバート・ゼメキス監督作品『マリアンヌ』です。

Kロバート・ゼメキス監督といえば最初に思いつくのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ一期一会』といった名作を手がけた監督ですね。まずは、あらすじをご紹介しましょう。

あらすじ

1942年、カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は、それぞれが極秘諜報員とフランス軍レジスタンスという決して交わることのない人生を歩む中、ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会し、愛が芽生え始めた2人だがマリアンヌには決して言えない「ある秘密」を抱えていた―。

(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

K今回、編集部員として初めて試写会に参加したのですが、かなり楽しめました。Wさんはいかがでしたか?

W主演が人気・実力ともお墨付きのブラッド・ピットとマリオン・コティヤールの組み合わせということでかなり期待していました。相変わらず、ブラピはカッコいいですね。とても好きな俳優の一人です。

Kこの映画は、戦時中の過酷な状況で、ようやく2人が幸せな家庭を築いたのに、愛する妻にスパイの疑惑をかけられてしまうというストーリーです。展開のテンポもよく、最初から最後までほどよく緊張感が続いたので、あっという間でした。

W 特に妻に疑惑がかかってからのマックス(ブラット・ピット)の感情の揺らぎが、うまく表現されていましたね。愛する妻を疑わなければならない切なさや苦しみが伝わって、思わず胸が締め付けられそうになりました。

K 基本的なストーリー展開は、マックス目線で進むのですが、私はマリオン・コティヤールがとても素晴らしく、魅力的でミステリアスな妻、マリアンヌを演じていたように感じます。クリストファー・ノーラン監督作『インセプション』で初めて彼女を知りましたが、本作の方がさらに素敵でした。

W彼女の美しさの中にある憂いを帯びたような表情が、ミステリアスに見えますよね。日常にふと見せる笑顔にも、どこか切なさを感じるといいますか…。そういったところは、まさにはまり役です。

K第89回アカデミー賞の、衣装デザイン賞にノミネートされているという衣装も、とてもステキでした。パーティーでのスーツ・ドレス姿から公園でのカジュアルな格好など、当時の装いをした2人を見ているだけでも楽しめました。

W色やスタイルは現代風にアレンジをしながら、当時を感じられるようにデザインをしたとか…。美男美女だから、何を着てもカッコイイです。うらやましい!

Kお互いがスパイという立場にあり、妻の秘密を知ってもなお、愛する人を信じきることができるのか…。最後まで目が離せません。

W人を信じることの大切さ、難しさをあらためて考えさせられました。みなさんもぜひ、劇場でお楽しみください!

次回もお楽しみに!

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