ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第44回
『探偵はBARにいる3』

試写会に行ってきたのは…

編集部員W(男性)

雪国育ちなので、雪を見るとテンションが上がって、子供の頃が懐かしくなります。ただ、今ではすっかり寒さが苦手になってしまったので、雪景色は映画で観るくらいがちょうど良いです。

編集部員H(男性)

インターネットテレビ、スマホ、タブレットPCなどで映画を観ることはとても一般的になりました。でも実は、映画館に足を運ぶ人は減っていないんです。やはりスクリーンの魅力というものがあるんですね。

H今回の試写会レポートは、12月1日(金)より公開の『探偵はBARにいる3』です。

W今作が3作目となる大人気探偵映画ですね。僕は、このシリーズは原作(東直己『ススキノ探偵』シリーズ)も全て読んでいて、もちろん第1作、第2作も観ています。

HW君は、出身が札幌なんですよね。

Wそうなんです。出身地が映画の舞台になると、やっぱり親近感が湧きますね。雪の札幌やススキノの繁華街は、自分には馴染み深い風景なので。だから、今回の試写会はすごく楽しみでした。

H僕もハードボイルド物は大好きなので、今回は楽しみにしていました。もちろん過去の2作も観ていますよ。さて、今回はどんなミステリアスな美女が、探偵とその相棒を振り回すのでしょうか(笑)

あらすじ

なじみのクラブで、いつも通りのばか騒ぎをする探偵(大泉洋)の元に突然、依頼が舞い込む。依頼は高田(松田龍平)の後輩の原田(前原滉)からのもので、失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというものだった。暇つぶしに、と軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子が「ピュアハート」というモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。そしてその店のオーナーと名乗る美女・岬マリ(北川景子)と偶然すれ違い、かすかな既視感を覚える探偵。マリに翻弄(ほんろう)されていくうちに、バックに裏社会で暗躍する北城グループの社長・北城(リリー・フランキー)という黒幕がいることを知り、さらに大きな事件に巻き込まれていく―。

(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会

Hさて、W君いかがでしたか?

Wやっぱりこのシリーズの世界観は最高ですね!ハードボイルド物ではありますが、主人公たちはもちろんのこと、登場人物がユニークで人間味があって。脇役もキャラが立っていてすごく魅力的です。

H本作でも、シリーズおなじみのメンバーが登場しますね。個人的には、安藤玉恵さん演じる探偵行きつけの喫茶店の峰子がツボです。

W探偵が店に来るたびに毎回毎回熱烈なアピールをするのに、全く相手にしてもらえないウェイトレスですね。皆さんも是非ご注目ください(笑)

Hそれと、ススキノを舞台にしたハードボイルド物というのもいいよね。同じように歓楽街を舞台にした作品は他にもあるけど、ほら、札幌って寒いじゃない(笑)

W確かにすごく寒いですね。

H歓楽街で、男臭い探偵が、ミステリアスな美女の依頼に・・・っていうのはハードボイルド物によくある話だけど、雪がしんしんと降る北の地が舞台となると、なんかこう演歌的な切なさが漂ってくるんだよ。やっぱり、寒いのが重要なんだよ(笑)

Wそのあたりはこの作品の魅力のひとつかもしれませんね。ネタばれになるので詳しくは言えませんが、冬の海と漁船が登場しますし(笑)

Hいや本当に冗談抜きで、寒さ厳しい北の地で逞しく生きる市井の人々と雪積もる歓楽街、という基本設定が、このシリーズが描く物語をより魅力的なものにしていると思いますね。

Wそれと、僕はやっぱり今回のヒロインの北川景子さんに注目してもらいたいですね。ツンと澄ましている中で時折垣間見える無邪気な笑顔、劇中で見せるこのギャップはたまりません!

HW君が登場人物だったら絶対にヒロインに振り回されてますね。そして大やけどを負うと思います。間違いない。

W全体的にはシリアスなハードボイルドですが、ところどころにコミカルな要素があり、ハラハラどきどきしながら笑える楽しい映画です。続編もありそうな感じですし、ぜひこの機会に劇場でご覧になってください。

Hオススメです!

次回もお楽しみに!

2017.12.01

ごく普通の映画好き編集部員による
試写会レポート一覧へ

シネマチケット・プレゼントトップページへ