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ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第49回
『終わった人』

試写会に行ってきたのは…

編集部員D(女性)

最近は、3Dや4Dという五感にフルに訴える映画館も増え、臨場感が凄い!と思うこともしばしば。この先、いったいどこまで進化するのでしょうか。ただ、4Dまでいくと、ストーリーに集中できないと感じるのは私だけでしょうか。

編集部員H(男性)

映画は映画館で観るのが一番!なことに異論を挟むつもりはありませんが、自宅で観るメリットもあります。例えば、字幕を読み逃した時、トイレに行きたい時、ポチっとボタン一つで思いのまま。ちなみに、わが家では、トイレ休憩の申請には無言で挙手をするのがルールです。

H今回の試写会レポートは、6月9日(土)より公開予定の『終わった人』です。

D先日、会員限定試写会企画でご協力いただいた東映株式会社様のご招待で、プレミア試写会にHさんと私で行ってきました。

H「定年って生前葬だな…」という衝撃的な書き出しで始まる内館牧子さんのベストセラー長編小説が原作で、サラリーマンの定年後の第二の人生をテーマにした作品です。

D『リング』や『仄暗い水の底から』などホラーのイメージが強い中田秀夫監督が、どのようにシニア世代の普遍的なテーマを描くのか楽しみですね。

あらすじ

定年を迎え、朝起きてから夜寝るまで何もやることがなく、世間から“終わった人”と思われるようになった主人公・田代壮介(舘ひろし)。妻・千草(黒木瞳)や娘からは「恋でもしたら?」とからかわれ、「このままではマズイ」と感じ、職探しをしたり、ジムに通ったりと奮闘するも、全く上手くいかない。しかし、ある時【人生の転機】が訪れ世界が一変!“終わった人”としての人生は、思いもよらぬ出来事の連続だった!?

(C)2018「終わった人」製作委員会

H今回はプレミア試写会ということで、出演者さんの生のお姿を拝見できましたが、舘ひろしさんも黒木瞳さんも恰好良かったですね!今回、舘さんは、定年を迎えて途方に暮れる『終わった人』という悲哀溢れる役どころでしたが、壇上ではダンディさが溢れてました。当たり前といえば当たり前ですが、劇中とのギャップが大きかったです(笑)

D舘さんも最初タイトルを聞いた時、「あまりやりたくないな」と思ったそうですね(笑)でも、こういうシリアスなテーマなので、舘さんや黒木さんというキャスティングは良かったですね。生活感が出過ぎると悲壮感が漂ってしまうので。

H確かに、主人公・壮介の迷走ぶりは見てられなかったですね。仕事一筋で生きてきた人間が急にやることがなくなると、あそこまで抜け殻になるものなんだと、ちょっと考えさせられました。自分は仕事一筋ではないですけど(笑)

Dサラリーマンなら「定年」は誰もが経験することですからね。どうしてもサラリーマンは会社で過ごす時間が長いから、それ以外での自分の存在意義や人間関係、自分の居場所を見つけることが大事だなと私も考えさせられました。

Hまわりを固めるキャストも魅力的でしたね。抜け殻になった主人公に対して、時にからかい、時に厳しいことを言って、心温まるコメディとして作品を盛り上げています。

D田口トモロヲさんの肩の力を抜いた演技、なんか見ていて癒されました。そして、広末涼子さんの小悪魔的な魅力も健在で、壮介さんが惹かれてしまう気持ちは、女ながらに共感できました。

HDさん、女性でも分かりますかあの魅力!広末世代としてはうれしい限りです。劇中でも、主人公は見事に勘違いしてハッスルします。グラサンをバシッと決めて、あの刑事ドラマを彷彿とさせる登場シーンもありましたが、僕には主人公の気持ちがよく分かりました。

D生で見られて良かったね(笑)

H感無量です。

D人生100年といわれる今日この頃。自分の人生では今日が一番若い!のは間違いのないことですから、いつ、どう終わらせ、次にどう生きていくのか、今から真剣に考えたいなと思わせる映画でした。

Hホラー作品のイメージが強い中田監督ですが、シリアスなテーマを愛情深く、コミカルに描いています。笑って泣ける、誰にも希望のある作品になっていると思います。

D是非映画館でご覧になってください。

次回もお楽しみに!

2018.05.25

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