ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第66回
『僕のワンダフル・ジャーニー』

試写会に行ってきたのは…

編集部員G(女性)

心癒される可愛い動物の動画を見ることがマイブーム。本気で小鳥を飼おうか悩んでいます。インコかな、ジュウシマツかな…、とりあえずペットショップに足を運んでみようと思います。

編集部員S(女性)

インスタ映えには興味がなく、甘い物も苦手なのに、最近ブームのタピオカにはどっぷりハマっています。映画を観ながらタピるのがマイブームです。

S今回の試写会レポートは、9月13日(金)より公開の『僕のワンダフル・ジャーニー』です。
愛する飼い主に再び会うため転生を繰り返す犬の姿を描いた『僕のワンダフル・ライフ』の続編です。

Gたくさんの可愛いワンちゃんが登場するので、それだけでもワクワクします。

S前作も大好評だったので、続編がどんな展開になるのか楽しみです。それでは早速、あらすじからご紹介しましょう。

あらすじ

50年で3回も生まれ変わり、最愛の飼い主イーサン(デニス・クエイド)と再会を果たした犬のベイリー(声:ジョシュ・ギャッド)。今は、イーサンと彼の妻ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)、孫娘のCJと幸せに暮らしていた。ところが、CJの母親グロリア(ベティ・ギルピン)は、夫を事故で亡くしたショックから立ち直れず、突然CJを連れて出て行ってしまう。そんな中、今回の“犬生”も終わりを迎え、イーサンに別れを告げようとしたベイリーだったが、「CJを守って欲しい」という新たな使命を与えられる。少女から大人へと成長するまでの人生に寄り添うため、ベイリーは再び何度も生まれ変わり、CJの幸せのために奮闘することに。失われてしまった家族の絆をつなぐための新たな旅が始まろうとしていた―。

S私は、前作『僕のワンダフル・ライフ』も映画館へ観に行きました。飼い主に会うために何度も生まれ変わって会いに来るベイリーが、ホントに健気で可愛いんです。今回は、ベイリーの大活躍によって結ばれたイーサンとハンナが、孫娘たちと一緒に田舎暮らしをのんびりと楽しんでいるところから始まります。

Gベイリーや可愛い孫たちとの生活は、一見楽しそうに見えましたが、その一方でハンナの息子の嫁であるグロリアは、夫を事故で亡くしたショックからなかなか立ち直れず、育児のことでイーサンたちとしばしば衝突してました。

Sベイリーもなんとか仲を取り持とうとしますが、ハンナは犬嫌いということもあって、逆効果。結局、娘のCJを連れて出て行ってしまいました。そんな時、ベイリーは“犬生”の終わりを迎えることに…。

G犬は、人間より寿命が短いとはわかっていても辛いですね。イーサンの表情が本当に悲しそうで、飼い主とペットという関係以上の絆で結ばれているんだなと思いました。

Sそして、「孫のCJを守るために、また戻ってきて欲しい」というイーサンの願いを叶えるため、ベイリーは生まれ変わります。ここがこの映画の面白いところ。死んだはずのペットが転生するなんて、映画ならではじゃないですか!

Gベイリーは、何度も生まれ変わるのですが、違う犬種だから人間には気付いてもらえない。言葉を話すことができないからもどかしいのですが、それでも「僕がCJを守る!」と奮闘するベイリーの頑張りを、犬目線で描いているところが面白いんですよね。どんな風に頑張るのかは…お楽しみですね。

Sそうそう、家族のことを“群れ”と思っていたり、犬として感じるニオイや空気感をスクリーンから感じとることができて、私もすっかり犬の気持ちになってしまいました。

Gイーサンたちの元から去ることになったCJは、自分に無関心で夜な夜な飲み歩く母親と二人で暮らすことになって、まだ幼いのにかわいそう。近所に住む男の子、トレントが犬を飼うのがきっかけで、CJはようやくベイリーと会うことができました。

Sベイリーは、CJに出会えて大喜びですが、CJはもちろん気付いていません。それでも母親には内緒でベイリーを飼おうと子供ながらに知恵をしぼって頑張ってました。家ではいつもひとりぼっちのCJにとって、ベイリーが心の支えとなるのは言うまでもありません。

GCJが辛い時、ベイリーがCJに優しく寄り添うシーンは、見ていて心が温まりますね。ベイリーの声を演じるのは映画『美女と野獣』のル・フウ役のジョシュ・ギャッドということで、ユーモアと温かさに溢れていて、ぴったりでした。

S18歳になったCJを演じたキャスリン・プレスコットも、とても可愛いくて演技が上手かったですね。そうそう、大人になったトレント役が、K-POPの人気アイドルグループ、Super Junior-Mのメンバー、ヘンリー・ラウ。彼は、英語も中国語も堪能で、中国系エリート役には適任。トレントとCJの関係も大人になって急展開。後半の大きな見所ではないでしょうか。

G人間と犬という関係を超えて、家族というのがどのように結びついていくのか、あらためて考えさせられるお話。心温まるストーリーなので、ご家族でぜひご覧いただきたいです。

2019.09.11

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