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あなたはいくつ読めますか?全国の難読駅名を集めてみました!あなたはいくつ読めますか?全国の難読駅名を集めてみました!

日本には、全国で1万件近くもの駅が存在します。
その中には、「これ、なんて読むの?」と首をかしげたくなるような駅名も。
今回はそんな難読駅の一部を、名前の由来や近隣の見どころとともにご紹介します。
いくつ読めるか、ぜひチャレンジしてみてください。

左沢駅(山形県) 左沢駅(山形県)

左の沢と書いて「あてらざわ」と読みます。これは、山形県西村山郡の大江町にある地名であり、JR東日本左沢線の終着駅。
名前の由来には、①最上川の左岸を「あちらの沢」と呼んだことから、②アテ(あすなろ)の木が育つ沢の意、③アイヌ語源説(アツテイラ=ニレの森林の低地、アツテラサワ=東岸は絶壁で、西岸は低い)など諸説あるようです。

城跡のある楯山公園からは、重要文化的景観に選ばれた左沢の街並みと、その中心を蛇行する最上川、遠方に連なる朝日連峰を望むことができます。

左沢駅の周辺は、大江町の中心部。町内には国史跡である左沢楯山城跡があり、そこから望むダイナミックな最上川と街並みは、国の重要文化的景観にも選ばれています。また、里山を活かした大山自然公園や、春はたけのこ、秋は山菜採りが楽しめる大頭森山自然公園、“東北のアルプス”と称される朝日連峰への登山口など、雄大な自然とふれ合えるスポットも充実。遊び疲れたら、左沢温泉はじめ大江町自慢の各種温泉施設で心身を癒やせます。

2013年「最上川の流通・往来及び左沢町場の景観」として選定

愛子駅(宮城県) 愛子駅(宮城県)

「あいこ」と読みたくなりますが、正解は「あやし」。仙台市青葉区にあるこの地名の由来は、古くから地元で祀られる「子愛(こあやし)観音堂」にあるとされます。愛子駅は、1929年に仙山東線の終点駅として開業し、1987年JR東日本の駅に。2002年には東北の駅百選にも選出されました。愛子様ご誕生の際には、記念に切符を買い求める人の行列ができたことでも有名ですね。

名取川の水流が両岸の秋保石を浸食することで大自然の奇観をつくり出した「磊々峡」。その渓谷美は覗橋の上からも堪能できます。

愛子駅を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいのが秋保温泉。1500年前に開湯し、当時の欽明天皇より「名取の御湯」の称号を賜ったとも伝えられる名湯です。秋保温泉入口の交差点にある覗橋(のぞきばし)からは、「磊々峡(らいらいきょう)」と呼ばれる奇岩の渓谷を眺めることも。渓谷沿いに遊歩道が設けられており、「奇面巌(きめんいわ)」や「八間巌(はちけんいわ)」といった、名前も形もユニークな岩々を間近で鑑賞することができます。

飯給駅(千葉県) 飯給駅(千葉県)

千葉県市原市にある小湊鉄道線のこの駅の名は、「いたぶ」と読みます。飯給の地名は古く、壬申の乱で逃れてきた大友皇子の一行に村人がご飯を差し上げた、という伝説に由来するそうです。駅の開業は1926年。単式ホームの小さな無人駅ですが、春には菜の花と桜に彩られ、小湊鉄道のレトロな車体も相まって撮影スポットとしても人気です。

飯給駅の向かいには、大友皇子を祀る白川神社があります。言い伝えでは、追っ手に捕らえられた皇子の3子が、この場所で打ち首になったのだとか。そのせいか、杉林の奥にひっそりと佇む社には、どこか寂しげで浮世離れした雰囲気が漂います。一方、駅前には打って変わって現実的な、「世界一大きなトイレ」が。675本の杉の木に囲まれた200平方メートルの開放的な個室トイレは、建築家・藤本壮介氏の設計によるもの。便器は普通のサイズだそうです。

鳥居をくぐり、杉林の中の石段を上っていくと現れる、白川神社の拝殿。
大友皇子に縁のあるこの地には、さまざまな伝承が残されています。

大歩危駅(徳島県) 大歩危駅(徳島県)

“大股で歩くと危ない”という意を持つ「おおぼけ」。隣には、“小股で歩いても危ない”小歩危駅(こぼけえき)もあります。元々は、断崖を表す「歩危(ほき)」という古語から転じた地名のようです。駅の開業は1935年で、現在はJR四国土佐線の路線。駅のホームとつながる「大歩危駅遊歩道」からは、大歩危渓を眺めることができます。

吉野川の激流によってつくられた約8kmにわたる大歩危・小歩危渓。その類い希な渓谷美から、国の天然記念物および名勝に指定されています。

大歩危・小歩危は、吉野川中流部の渓谷の名称。なかでもとくに淵が深く奇岩怪石も多い大歩危駅~小歩危駅間の約4kmは、剣山(つるぎやま)国定公園の一部となっています。切り立った谷を貫く激流は圧巻で、世界有数のラフティングスポットとしても人気です。剣山国定公園にはほかにも、V字型に深く切り込んだ祖谷渓(いやけい)や、自生のチラクチカズラを編み連ねた「祖谷のかずら橋」など数々の名勝が点在し、日本三大秘境に数えられています。

浅海井駅(大分県) 浅海井駅(大分県)

九州最東端にある駅で、「あざむい」と読みます。地名の由来は、湾奥(あさむ)+居(い)で「湾の奥の里」という意味からだとか。その名の通り海の名勝が多く、小さな集落ながら駅は100年以上も前(1916年)に開業。2012年までは、商店と住居を兼ねた簡易委託駅となっていました。現在は、自動販売機による無人駅として営業しています。

新年には全国各地から初日詣客が訪れる「豊後二見ヶ浦」の夫婦岩。年末年始にはライトアップも行われています。

目の前がすぐ海の浅海井駅。初日の出スポットとして人気の「豊後二見ヶ浦(ぶんごふたみがうら)」も、駅から徒歩10分の距離にあります。しめ縄で結ばれた夫婦岩の間に上る日の出は荘厳そのもの。全長約65m、最大直径約75cm、重さ2トンのしめ縄はギネスブックにも紹介されています。また駅の反対側には、大分百景のひとつである「暁嵐(ぎょうらん)の滝」も。約15m程の瀑布ですが、海岸からわずか500mの位置に滝があるというのも珍しい光景です。

読めそうで読めない駅名、みなさんはいくつ正解しましたか?
地元の人にとっては当たり前でも、はじめて訪れた人には戸惑う駅名の数々。
その一つひとつに意味や由来があり、その土地ならではの見どころがあります。
「駅名」をきっかけに、謎ときや魅力発見の旅をしてみるのもおもしろいかもしれませんね。

2019.08.01

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