三菱電機イベントスクエア METoA Ginza 体験レポート Smooth Access City 都市の未来へ、行ってみよう スムースに暮らせる都市を、銀座から三菱電機イベントスクエア METoA Ginza 体験レポート Smooth Access City 都市の未来へ、行ってみよう スムースに暮らせる都市を、銀座から

毎日の通勤やおでかけに利用している駅や道路、ビル、エレベーター。
普段はなかなか気づきにくいけれど、ここが変わればもっと都市の暮らしがスムースになる──。
そんな発見を与えてくれるのが、現在METoA Ginzaで開催中のイベント
「Smooth Access City 都市の未来へ、行ってみよう」です。
ベビーカーを押す人から高齢者、外国人や障がい者の方まで、
だれもがアクセスしやすい理想の都市のあり方を、METoA Ginzaで体験してきました!

※「Smooth Access City」は、日本文化の発信や共生社会、国際化に繋がるイベントとして、「beyond2020プログラム」の認証を受けています。

開催期間
2018年3月6日(火)~2018年6月28日(木)終了しました

三菱電機が目指すスムースな都市とは

高層ビルの移動がおっくう、ベビーカーを押しての駅の移動が大変……。そんなふうに思ったことはありませんか?日本に暮らす日本人には当たり前の電車やエレベーターも、外国人には不安があったり、障がい者の方には操作や利用に不満を感じるものも少なくありません。
三菱電機が描く理想の都市は、あらゆる人があらゆる場所や人にアクセスしやすいボーダーレスな都市。だれにも安心・安全・快適な社会を実現するために、すべての製品・サービスの開発をユニバーサルデザインの視点から考え、さまざまなテクノロジーで都市インフラを支え続けています。
移動も、誘導も、操作も、会話も──だれもがスムースに楽しめる都市づくりのヒントを、METoA Ginzaで見つけてみてください。

【1F】
ネオンの光で描く快適な都市づくりのヒント

エントランスを飾るのは、華やかな都市のネオンを思わせるシンボルオブジェ。1Fでは、ウェルカムボードを兼ねたこの作品で展示内容を確認できるほか、イベントと連動したショップやカフェも楽しめます。

まずはウェルカムネオンマップで見どころチェック!

窓の外からもくっきり見える煌々としたネオンサイン。その光に誘われて、「なんだろう」と足を踏み入れた人も多いのでは? これは、スムースな都市の未来を表現したシンボルオブジェ「Smooth Access City ウェルカムネオンマップ」。都市をデザインしたボードの上に三菱電機の技術や製品がグラフィカルに配置され、それぞれが有機的につながることでボーダーレスな都市を形成している様を表しています。このオブジェを見れば、都市のどこにどんな技術が使われているのかがひと目でわかる、本イベントのガイド的な役割も。まずは、ここで見どころをチェックしてみましょう。

街なかのネオンのように明るくポップなシンボルオブジェ「Smooth Access City ウェルカムネオンマップ」。裏側では、今回展示中の三菱電機の技術が紹介されています。
模型からゲームまであらゆる都市グッズが集結!

ショップの商品構成も、イベントに合わせて一新されています。展示にも使われている建物フィギュア「ジオクレイパー」や、折り紙建築を手軽に楽しめる「オリガミックカード」、都市づくりや都市観光をテーマにした各種ボードゲームなど、都市にまつわるクラフトやホビーが盛りだくさん。イベント期間中だけのコレクションなので、気になる方はお見逃しなく!

家族みんなで楽しめる都市ボードゲームが充実。店内ディスプレイのように、「ジオクレイパー」で自分だけの都市を作り上げるのも楽しそうです。
ココロとカラダにやさしい都市型スイーツ

イベントのもうひとつのお楽しみといえば、METoA Cafe & Kitchenのコラボメニュー。今回は「食のバリアフリー」をテーマに、3色のかわいらしいブリスバーが登場しました。フィンガーサイズのバーは、それぞれココナッツ、フランボワーズ、抹茶のフレーバー。どれも自然の食材のみで作られているだけでなく、グルテンフリー、シュガーフリー、デイリーフリーと、まさにお子さんからダイエット中の方まで楽しめるバリアフリースイーツ。見た目に美しく、口に含むと素材の甘みと香りがふわっと広がる、春にぴったりのやさしいひと皿です。ぜひ、この機会にご賞味ください!

ブリスバーでビルを、ココナッツクリームで動線を表現した「Cityscape Bliss Bars(シティスケープ ブリスバー)」。1日限定10食 680円(税別)

【2F】
今度はジオラマと連動! METoA VISIONで都市づくり

METoAの2Fでは、64面大型ディスプレイ「METoA VISION」と都市のジオラマを組み合わせた、未来の都市づくりミッションに挑戦!自らの手で快適な都市空間を生み出せます。

ジオラマと映像で、みんなに喜ばれる都市をつくろう

壁一面に都市のCGが描かれたMEToA VISION。大画面の手前には、都市のジオラマが組まれた4つの操作ユニットが並んでいます。そのひとつを選んで挑戦するのが、未来の都市づくりミッション「Smooth Access Innovation つくる、ひかる、みらいの都市」。まず、三菱電機の目指す「Smooth Access City」のコンセプトムービーを見て、今度はそれを自身で挑戦してみようという仕組みです。やり方はとっても簡単。操作ユニット「ジオラマVISION」に表示される、「高速フロアへ、もっとはやく移動したい!」などのミッションに応じて、ジオラマVISIONに用意された5つのお悩み解決アイテムを提示するだけ。正しいアイテムを選ぶと、拍手とともにジオラマが光り、METoA VISIONに描かれる都市も発展していきます。5つすべてに正解すると、大喝采とともにMEToA VISIONの都市上に紙吹雪が舞うという仕掛け。楽しく遊びながら、本当に都市づくりに参加しているような達成感を味わえます。

大迫力の64面ディスプレイと手前に並ぶ4つの操作ユニット「ジオラマVISION」が連動し、都市を円滑にするミッションに挑戦できます。
精巧な都市が構築された「ジオラマVISION」。都市で暮らす人のお悩みの声(ミッション)に応じて正しいアイテムを選ぶと、ジオラマが光ります。

【3F】
体験型展示で未来の都市を歩いてみよう

METoAの3Fは、三菱電機の目指すスムースな都市を体現する技術と製品の体験フロア。
「Smooth Access City」の実際を、1日の流れに沿って疑似体験できます。

都市が躍動する「Smooth Access City」のシンボル展示

入り口に展示されるのは、エキジビションのシンボルとなる「Smooth Access City」プロジェクションマッピング。クルマや電車、エレベーターといった都市の移動を快適にする三菱電機のさまざまな技術を、光り輝く演出で紹介しています。描かれる都市の夜景は、美しく幻想的。

「Smooth Access City」を実現する三菱電機のテクノロジーを美しいプロジェクションマッピングで表現。
毎日の通勤や電車の旅がもっと便利で快適に

都市の移動に欠かせない電車。その利用をより快適にする2つの先進技術を、いち早く体験してきました。ひとつは「フルフラット改札」。なんとゲートもICカードタッチも不要、通過するだけで認証を行える新発想の駅交通システムです。これなら大きな荷物でも通り抜けられ、ベビーカーや車椅子での利用もらくらく。一方、車内案内表示でおなじみの「トレインビジョン」も、さらに大型化し、多言語表記やスマホ連携に対応。会場では実際にタブレットを使用しながら、降車駅情報や遅延時間を考慮した目覚ましアラートなどの便利な機能を楽しむことができます。

駅からゲートがなくなれば、大きな荷物を持っての移動もスムース。通過判定は、床にわかりやすく表示されます。
壁画に車両を再現し、23インチの新型「トレインビジョン」を展示。4カ国語表示により、外国人旅行者にもわかりやすい駅案内となっています。
言語の壁を越えたスマートコミュニケーション

「Smooth Access City」のコンセプトには、移動や交通のみならず、人と人との円滑なコミュニケーションも含まれます。それを叶えてくれるのが、発話した内容を指でなぞって翻訳表示するスマホアプリ「しゃべり描きUI」。会場では、ムービーを使った外国人との会話シミュレーションも体験できます。また、人の動きに合わせて床面に映像が表示される「アニメーションライティング誘導システム」も展示。その場に立つと、多彩なパターンが表示されるインタラクティブな演出もあります。

壁面モニターとタブレットを連動させて、外国人旅行者との会話を疑似体験。言葉がわからなくても、「しゃべり描きUI」を使えば解決!
足元に浮かび上がるグラフィックで目的地へと誘導してくれる「アニメーションライティング誘導システム」。ビルや商業施設の中を迷わず移動できます。
エレベーターの使いやすさをいろんな立場で考えてみる

車椅子でもボタンを押しやすく、視覚に障害のある方でも使いやすい。そして外国人にも安心して乗れるエレベーター。三菱電機がこだわり続けるユニバーサルデザイン(UD)の工夫を、アイマスクや色弱模擬フィルターを使って実際に体験できるのがこのコーナーです。たとえば「タッチパネル式乗場操作盤」では、目隠しした状態で音声とタッチパネルによるスムースな操作を体感。また、外国人にも災害の発生が聞き取れる「4カ国語アナウンス発報装置」もデモンストレーションできます。エレベーターはだれもが使うものだけに、UDの発想は不可欠。ハッとする気づきや学べることの多い展示です。

大きなボタンやカラーUDを採用した、だれもが見やすく、押しやすい設計の「カゴ室内操作盤」。色弱模擬フィルターを使った色の見え方の違いも体験できます。
世界最高速エレベーターの乗り心地を銀座で体験

中国最高層ビル「上海中心大厦」に採用されている、三菱電機の世界最高速エレベーター。その景色や乗り心地を銀座に置きかえて体感してみようというのがこの展示です。スタート地点は、METoA Ginza。高度が上がるにつれ、三方の大型モニターに映し出される東京の景色が見る間に下へ遠くへと広がってき、まるで本当に高層ビルを高速上昇しているような感覚に。分速1230mで地上600mを駆け上がる爽快感を、ぜひ会場で味わってみてください。


※2018年4月現在。
稼動しているエレベーターにおいて。(当社調べ)

東京のパノラマビューとともに楽しめる世界最高速エレベーターのバーチャル体験。アトラクションのような楽しさです。
明治大学と共同研究による未来の家電を展示

三菱電機は明治大学と共同で、ユーザーインターフェース(UI)を外在化する「exUI」を研究しています。人と機械とのスムースアクセスを実現する技術として、その研究成果の一部を本イベントでも展示。スマホを使ってお気に入りのドリンクが選べる真っ白な自動販売機「AnoHako」をはじめ、ラジオや楽器、音楽プレイヤー、災害時には拡声器にもなる「Stone スピーカー」、スマホで空間に描いた軌跡上に風を当ててくれる「Air Sketcher 扇風機」など、これまでにない家電の楽しみ方を提案しています。

自動販売機や家電からUIをなくし、すべてをスマホで操作するという発想。複雑なボタンやラベルが不要でアクセスもスムーズ、環境にも配慮した理想のプロダクトです。
「Smooth Access City」でひと足先に未来を体験

都市も、道路も、駅も、エレベーターも、そして人とのコミュニケーションも、ユニバーサルデザインと技術の進化でもっともっと便利になる。そんなアクセシブルでボーダーレスな都市のあり方を、未来に先駆けて体験できるのが、この「Smooth Access City」。都市のこれからの姿が描けるだけでなく、今どうすれば暮らしやすくなるのかを考えるきっかけにもなるイベントです。お子さんが楽しめる仕掛けもたくさん用意しておりますので、ぜひ親子で足を運んでみてくださいね。

「Smooth Access City 都市の未来へ、行ってみよう」は、2018年6月28日(木)まで開催の予定です。

CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!