職る人たち—つかさどるひとたち—

これからの暮らしを彩る、
ものづくりの若い力

第五回
陶磁器×冷蔵庫

3RD CERAMICS・陶芸家 長屋 有 土井 武史 ×三菱冷蔵庫 先行開発グループ 鈴木 和貴

#05 TSUKASADORU HITOTACHI#05 TSUKASADORU HITOTACHI

これからの日本の暮らしを彩り、


支えていくものづくりについて


考えていく

伝統工芸の職人とメーカーの技術者。
一見、全く違う世界に生きる両者にも、「技術を研鑚する者」としての共通点があるのではないか?
伝統工芸の新たな価値創出に挑んでいる若手職人と、最新のテクノロジーで生活提案を考える若手技術者が出会い、共鳴する姿を通して、これからの日本の暮らしを彩り、支えていくものづくりについて考えていきます。

5回目の今回は、岐阜県多治見市に工房を構えて「個人作家でもメーカーでもない、第三の陶磁器」活動に従事する「3RD CERAMICS」の長屋有さん・土井武史さんと、三菱冷蔵庫の先行開発グループ・鈴木和貴による対談を開催しました。

3人はものづくりにどんな思いを込めているのでしょうか。

第五回陶磁器×冷蔵庫

3RD CERAMICS・陶芸家 土井 武史
3RD CERAMICS・陶芸家
土井 武史

1986年京都市左京区生まれ。陶芸コースのある京都市立銅駝美術工芸高等学校(現京都市立美術工芸高等学校)で15歳から陶芸を学ぶ。
大学卒業後にishokenに入所。2011年から土岐市の業務用食器メーカーに勤めたのち、2014年に3RD CERAMICSを長屋有と共に立ち上げる。3RD CERAMICSでは主に生産管理や素材開発を担当。2019年から始めた一点ものの花瓶だけのブランド「vaseman」では釉薬を担当している。

3RD CERAMICS・陶芸家 長屋 有
3RD CERAMICS・陶芸家
長屋 有

1986年名古屋市生まれ。プロダクトデザインを学んだ後、3RD CERAMICSを立ち上げる。ブランディングや商品開発を軸に、ろくろによる製造工程を担う。2019年には「vaseman」、2022年には大人も使えるこども食器「rakko」を妻と立ち上げ、キックオフのクラウドファンディングでは目標金額の1000%を超える支援を集めるなど、窯業産地ならではの繋がりを生かし日々新しいアイデアを模索している。

三菱冷蔵庫 先行開発グループ 鈴木 和貴
三菱冷蔵庫 先行開発グループ
鈴木 和貴

1984年生まれ。2009年三菱電機に入社。三菱冷蔵庫の開発・設計に携わり、庫内部品などの構造設計やメリット機能開発を担当。開発コンセプト「ラクに ムダなく おいしく」をお客様に実感いただける冷蔵庫を創り出すべくリーダーとして機能開発チームを牽引している。