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CLUB MITSUBISHI ELECTRIC

三菱家電進化のストーリー プレイバック!三菱家電

第1弾 ルームエアコン「霧ヶ峰」前篇

リンク先では最新の製品をご紹介しています。

夏の冷房だけでなく、一年中使えるエアコンへ

壁掛形霧ヶ峰 第1号機

エアコン第1号から「霧ヶ峰」の誕生まで

「霧ヶ峰」の10年をプレイバックする前に、まずは「霧ヶ峰」誕生の歴史をふり返ってみましょう。三菱電機が小型エアコン第1号を世に出したのは、今から57年も前の1954年のこと。その後1959年にはじめての家庭用エアコンを発売し、1967年にはセパレート型エアコンへと進化、「霧ヶ峰」と命名しました。

翌1968年には、世界初のラインフローファン(クルクル回る円柱状の送風機)を採用した壁掛形エアコンを誕生させるなど、エアコン業界をつねにリードし続けてきた「霧ヶ峰」。ここからはその長い歴史の中から、過去10年に焦点を当ててプレイバックしてみましょう。

【表】ルームエアコン「霧ヶ峰」 プレイバック年表

室温が高くても足下が冷えると寒く感じてしまう 『まずは「体感温度」に注目したのね!』

夏場だけではなく、一年中いつでも快適に過ごすためのエアコン

「霧ヶ峰」という涼しげなネーミングからもわかるように、ルームエアコンといえば当時はもっぱら“クーラー”として人気を集めた憧れの家電でした。

やがて現在のように多くの家庭に普及した今、エアコンは冷やす以外にも、暖房や湿度調節、空気清浄など空調全体の「快適さ」が求められるようになってきています。

「霧ヶ峰」の歴史は、まさにその「快適さ」を追い続けた軌跡そのもの。そしてその結果が、徹底した「省エネ」の実現となったのです。快適さと省エネ。一見相反するように見えますが、実はこのふたつは表裏一体。それを結び付けるのが「体感温度」というキーワードです。

『たしかに足元が寒いと、つい設定温度を上げてしまいがち!』

体感温度を測ることで「冬場も頼れるエアコン」を目指す

エアコンがもっとも活躍するのは初夏。冬の暖房器具としては、まだまだ普及していません。そこで「霧ヶ峰」の開発者たちが目指したのは、「冬場も頼れるエアコン」。そのためにまず克服しなければならなかったのは、「電気代がかかる」「足元が冷える」というエアコン暖房の欠点解消でした。

普通、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にいく性質があります。ところが、高いところに設置するエアコンは、いくら温風を下に吹いてもすぐ暖かい空気は天井に舞い上がってしまいます。それが「頭は熱くて足元は寒い」という状況につながっていたのです。しかも、ヒトの体は足元が冷えれば、全身が寒いと感じてしまいがち。そこでたどり着いたのが、「室温が高くなくても足元を暖めれば、体が温かく感じる」という逆転の発想です。
では、足元を暖めるにはどうしたらいいのか。そこから出発したのが、「体感温度」を推測するセンシング技術の研究です。

体感温度を算出するためにまず開発者が着目したのは、壁や床などの生活空間やヒトが発する熱を非接触で計測する赤外線センサーでした。それを応用して2000年に完成したのが、ふく射センサー搭載「霧ヶ峰」です。
「霧ヶ峰」を生み出し、やがて「ムーブアイ」を誕生させたセンシング技術のパイオニアたちの開発秘話を、次回はたっぷりご紹介していきましょう。

工場の紹介

画像:静岡製作所

静岡製作所
1954年の創立以来、三菱電機のエアコンをつくり続けてきた静岡製作所。
世界初、日本初、業界初といわれる革新的な製品を数多く発信し、エコプロダクツ大賞や省エネ大賞などを受賞してきた、エアコン開発のトップリーダーです。

三菱家電まめ知識(1)

ニッコウキスゲが満開の霧ヶ峰高原

「霧ヶ峰」には兄弟がいた?

「霧ヶ峰」が誕生した1967年は、空前の別荘ブーム。避暑地にもうひとつのわが家を持つことが、憧れのライフスタイルとなっていました。そんな風潮を反映して、長野県の高原「霧ヶ峰」から名前を拝借したのが当時新開発の壁掛形ルームエアコン。あまり知られていませんが、実はシリーズ製品として、床置形の「志賀」と「上高地」、窓掛形の「軽井沢」もデビューしていたんです。もし現在の主流が壁掛形ではなく窓掛形であれば、「軽井沢」という名前で定着していたかもしれませんね。ちなみに三菱電機は、「霧ヶ峰」の知名度アップに貢献したということで、長野県諏訪市から感謝状をいただいています。

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