和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。

和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

第四回 近畿 近畿の郷土料理を作ってみよう! ~三菱調理家電による再現レシピ~第四回 近畿 近畿の郷土料理を作ってみよう! ~三菱調理家電による再現レシピ~

【近畿】船場汁【近畿】船場汁

豊臣秀吉の時代から近代まで、大阪市・船場(中央区)は日本の商業の中心地でした。
商家で食べられていた船場料理は、食材を無駄なく使う知恵が詰まった「始末の料理」です。
本来の船場汁は、おかずにした塩さばのアラや骨を使ったもの。今回は、少し贅沢な汁になりました。

【材料(4人分)】
  • さば
    • あら(かま、中骨など)…1尾分
    • 三枚おろしの身…1枚(1/2尾分)
  • 大根…10cm
  • 九条ねぎ…1本
  • 真昆布…10cm
  • 水…5カップ
  • 調味料
    • 酒…大さじ2
    • 薄口しょうゆ…小さじ1
    • 塩…2~3つまみ
  • しょうが汁…1かけ分
作り方作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

  1. 1.さばに塩をふる1.さばに塩をふる

    あらは5cm幅のぶつ切りにする。
    ざるに身とあらを広げ、両面にまんべんなく強めの塩をふり、冷蔵庫で2~3時間おく。
    身は血合い骨を抜き取り、8等分に切る。

  2. 2.さばを湯通しする2.さばを湯通しする

    【火力8】でたっぷりの湯を沸かし、さばを入れてすぐに冷水に取り、水を流しながら血合いやぬめりを洗い落とし、水気をきる。

  3. 3.野菜を切る3.野菜を切る

    大根は長さを半分に切り、5mm厚さの短冊切りにする。
    九条ねぎは斜め薄切りにする。

  4. 4.煮る4.煮る

    鍋に昆布と水を入れて30分ほどおき、さば・大根を加える。
    【火力6】で沸かして【煮込み・火加減2】または【火力3】にし、丁寧にアクを除く。
    少しずらして蓋をし、【煮込み・火加減2~1】または【火力3~2】で10~15分コトコトと煮る。

  5. 5.仕上げる5.仕上げる

    調味料を加えて味を調える。
    火を止め、九条ねぎとしょうが汁を加える。