和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。

和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

第六回 九州の郷土料理を作ってみよう!第六回 九州の郷土料理を作ってみよう!

【九州】いきなり団子(いきなりだご)【九州】いきなり団子(いきなりだご)

「いきなり」は、「簡単、手軽」あるいは「そのまま、直接」を意味する熊本の方言。
昔は名前の通り、輪切りにしたさつま芋を小麦粉生地に包んで蒸す、というシンプルなおやつでした。
現在は、小豆あんが入り、米の粉を混ぜた粘りのある皮生地が主流になっています。

【材料(10個分)】
  • 生地
    • 薄力粉…130g
    • 白玉粉…100g
    • 砂糖…大さじ2
    • 塩…小さじ1/2
    • 水…150ml
  • さつま芋(髙系14号)…1.5cm厚さの輪切り10枚(300g)
  • こしあん…150g
作り方作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

  1. 1.生地を用意する1.生地を用意する

    ボウルに白玉粉を入れ、手ですりつぶして細かくし、薄力粉と砂糖、塩を加えてよく混ぜる。
    水を少しずつ加えながら指先でポロポロにし、こね混ぜてひとまとめにする。
    ぬれ布巾をかけて30分ほどねかせる。
    取り出してなめらかになるまでこね、ぬれ布巾をかけて30分ほどねかせる。

  2. 2.さつま芋とあんを用意する2.さつま芋とあんを用意する

    さつま芋は厚めに皮をむき、たっぷりの水に入れて20分ほどおく。
    あんは10等分する。

  3. 3.包む3.包む

    生地を10等分して丸め、さつま芋の直径よりも6cmほど大きい円形にのばす。
    さつま芋の水気を丁寧にふき取り、あんをのせる。
    生地をかぶせて裏返し、周囲の生地をのばしながら包む。
    包み終わりを閉じ、包み終わりを下にしてバットに置く。
    ※生地が乾くと包みにくくなるので、生地にはぬれ布巾をかけておきましょう。

  4. 4.蒸す4.蒸す

    蒸し器の下鍋に水を入れ、沸かす。
    クッキングシートを敷いた蒸し器の上鍋に団子を並べ、乾いた布巾をかませて蓋をする。
    【火力6】で30分ほど蒸す。

  5. 5.ラップで包む5.ラップで包む

    乾燥しないよう、熱いうちに1個ずつラップで包む。