和食シリーズ企画第3弾

これからの和食を考える。

ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化。 未来へつなぐために、今できること。ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化。 未来へつなぐために、今できること。

2回 みそ伝統のレシピ豆腐とわかめの
みそ汁

熟成を終えたみそは、大豆や麹の粒がそのまま残っている「粒みそ」です。
昔は、すり鉢ですりつぶしてから、みそ汁に使っていました。
現代では、みそこしや粒をつぶしてこした「こしみそ」があるため、
すり鉢を使うことは少なくなりましたが、大豆や麹の風味を余すことなく味わえる調理方法です。
いつものみそ汁と食べ比べてみてはいかがでしょうか。

豆腐とわかめのみそ汁の材料(6人分)

  • 絹ごし豆腐…1/2丁
  • 塩蔵わかめ(戻したもの)…60g
  • 油揚げ…1枚
  • 長ねぎ…1/3本
  • だし汁(でき上がり4・1/2カップ)
    • 煮干し…40g
    • 水…5カップ
  • みそ
    • 麦みそ…70g
    • 仙台みそ…30g

豆腐とわかめのみそ汁の作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

1だし汁を用意する

煮干しは頭と腹わたを除いて鍋に入れ、水を加えて10分ほどおく。

【火力3弱】で加熱し、気泡が出てきたらアクを除きながら10~15分煮る。

ざるにペーパータオルを敷き、こす。

2具を用意する

豆腐は1.5cm角に切る。

わかめは沸騰した湯に入れてさっとゆで、筋を除いて食べやすい大きさに切る。

油揚げはペーパータオルを2~3枚重ねて置き、端からきつめに巻き、強く握ってペーパーに油を吸わせる。縦半分に切り、さらに1cm幅に切る。

長ねぎは小口切りにする。

3みそを用意する

すり鉢にみそを入れ、すりこ木でよくすり混ぜる。

だし汁1カップを少しずつ加えながら、よくすり混ぜる。

4煮る

鍋に残りのだし汁を入れて【火力6】でひと煮立ちさせ、【火力4】にして油揚げを加え、3分ほど煮る。

豆腐を加えて温める程度に煮、わかめと溶きのばしたみそ(③)を加える。

煮立つ直前で火を止め、長ねぎを加える。

2016.12.01