持続可能な社会の実現に向けて
Changes for the Betterの精神のもと、
新たな価値を生みだすべく、
変化し続けてまいります。
創業時から企業の社会的責任を重視してきました
国際化の進展や法制度の改正など、企業をとりまく環境は、急激な変化が続いています。しかし、いかに時代が移り変わっても、決して変えてはならないのが、企業倫理・遵法精神を徹底し、品質や環境問題等に妥協することなく取り組む姿勢です。三菱電機グループにおけるこうした姿勢の出発点は、1921年の創業時に制定した「経営の要諦」であり、ここには、「社会の繁栄に貢献する」「品質の向上」「顧客の満足」等が記されていました。その精神は、現在の「企業理念」と「7つの行動指針」に受け継がれており、これらを基本方針として、企業の社会的責任を果たすべく、様々な取組を推進しています。
また、2011年3月に発生しました東日本大震災につきましては、被災地の一日も早い復興に向けた支援活動を推進するとともに、事業への震災影響を克服して引き続き社会的責任を果たすべく、グループ一丸となって取り組んでまいります。
【継続して達成すべき経営指標】
( ):2010年度実績
| 営業利益率 |
5%以上(6.4%) |
| ROE |
10%以上(12.4%) |
| 借入金比率 |
15%以下(14.5%) |
2010年度の三菱電機グループは、これまでの事業競争力強化・経営体質強化に加え、自らの強みに根ざした成長戦略の推進に、従来以上に軸足を置いて取り組んでまいりました。その結果、目標とする経営指標についても全項目達成することができました。2011年度も、グローバル視点での成長戦略推進やその達成のための社内外連携強化に加え、全社横断的な経営改善施策を通じて、継続的な経営指標達成とともに、企業価値向上への取組を強化します。
三菱電機グループでは、当社創立100周年にあたる2021年を目標年とした「環境ビジョン2021※」の実現に向けて環境経営を推進しています。
具体的には、
- エネルギー消費の見える化、IT技術などを活用したオフィス・工場の省エネによるCO2排出総量の削減
- 基本的な省エネ性能に加えた、制御技術などによる製品使用時CO2の削減
- 資源の有効活用を目指した3R(リデュース、リユース、リサイクル)
などの活動を行っております。2010年度には、使用済み家電製品のリサイクルプラントから排出される混合プラスチックをリサイクルする日本初の「大規模・高純度プラスチックリサイクル」を開始し、家電から家電への自己循環リサイクルの大幅な拡大を進めていきます。更に、中国で工業向け省エネ分野における開発・設計会社を合弁で設立するなど、グローバルな視点からも環境への取組を強化しています。
また2010年度に制定しました三菱電機グループの「生物多様性行動指針」を受けて、全従業員が事業活動と生物多様性の関わりについて理解し行動するための活動を体系化しました。これにより、社員一人ひとりの環境マインド醸成・育成を進め、地球環境の未来と持続可能な社会づくりに向けた取組を進めていきます。
- ※環境ビジョン2021:2007年10月に策定した三菱電機グループの環境経営における長期ビジョンであり、持続可能な社会の実現のため、製品使用時におけるCO2排出量の30%削減(2000年度比)など、低炭素社会と循環型社会の形成に向けた取組を示したもの
社会を構成する一員として、倫理遵法への取組や社会貢献活動などを実践していくことはもちろん、今まで培ってきた様々な技術を通じて社会に貢献していくことが重要であると考えます。三菱電機グループが持つ環境・省エネルギー・社会インフラを支える技術や製品は、人と地球に優しい社会、すなわち「豊かな社会」の実現に貢献できるものです。例えば、2010年度よりスマートグリッドの実証実験を進めていますが、これは太陽光発電など大量の再生可能エネルギーを導入しても信頼性の高い電力供給を維持する仕組みであり、その実用化には非常に幅広い分野の技術が要求されます。三菱電機グループが有する総合技術力を結集し、低炭素社会の実現に貢献していきます。
2011年度も、倫理遵法への取組や社会貢献活動などを実践していくとともに、三菱電機グループの技術や製品、サービスを通じて、より豊かな社会づくりに貢献してまいります。
三菱電機グループは、これらの活動を通じ、ステークホルダーの皆さまと良好な信頼関係を構築し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。これからも、コーポレートステートメント“Changes for the Better”、環境ステートメント“eco changes”の精神のもと、「グローバル環境先進企業」を目指して、常により良いものを求めて自ら変革し、成長し続けてまいりますので、皆さまのご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。