有識者ヒアリングの実施

印刷用ページへ

三菱電機グループは、各界でご活躍され、深い知見をお持ちの有識者の方々に、三菱電機グループのCSRの取組についてCSRの最新の潮流を踏まえてご意見を頂きました。持続可能な開発目標(SDGs)やESG(環境・社会・ガバナンス)投資などの国内外の動向を踏まえ、主に「三菱電機グループのCSRの重要課題」、「三菱電機グループに期待すること」について、「三菱電機グループ CSRレポート2018」を読んでご意見を頂きました。

また、三菱電機グループの環境ビジョン策定のプロセスにおいては、学生やメディア、CSRの専門家の方々など、様々な方たちのご意見を参考にさせていただきました。ここでは、それらの一部を報告します。

「三菱電機グループ CSRレポート2018」を読んで

First Penguin Founder & Chief ファースト・ペンギン創立者 ウォン・ライヨン氏

First Penguin
Founder & Chief
ファースト・ペンギン創立者

ウォン・ライヨン氏

専門分野:アジアにおけるCSR、コミュニティエンゲージメント、若者・女性のエンパワーメント、スタディツアー(マレーシアを拠点に活動)

頂いたご意見:

  • 三菱電機グループのCSR活動として、グローバルの社会課題解決に貢献する製品・サービスを提供することが根付いていることが、非常に印象的である。
  • アジア地域のローカルスタッフにCSRトレーニングを実施していることは評価できる。継続的なフォローアップを実施し、CSRの重要性を海外の関係会社に広めることが望まれる。
  • 2019年度にすべての事業所で人権に対するインパクトを特定し評価するなどの人権デューデリジェンスを始めたことは、三菱電機グループにとって大きな前進である。
  • 三菱電機グループの贈賄防止ポリシーが設定され、22,000名以上の従業員に教育が行われたことは評価できる。今後は、グループ全従業員に実施されることを期待する。
  • サプライチェーン上の人権問題により注意を払ってほしい。特に、サプライヤー企業の従業員(特に移民労働者)の賃金と労働条件等が注目される。
  • 技術系新卒採用の女性比率を向上させるだけでなく、女性管理職を増やすことを期待する。

InterPraxis Consulting, Director, Consultant デービッド・シンプソン氏

InterPraxis Consulting, Director, Consultant

デービッド・シンプソン氏

専門分野:国際規格AA1000、ISO26000、ISO37001(贈収賄防止マネジメントシステム)等

頂いたご意見:

  • レポートの透明性を評価する一方で、全体的な事業戦略とサステナビリティ目標との関連性を読み解くには分量が多いと感じる。サステナビリティが単なる「後から加えられたもの」以上のものであり、社会や環境への配慮が組み込まれている姿を説明することが重要。同様にビジネスモデルとサプライチェーンについての開示も大切である。
  • マテリアリティのプロセスについての開示は、詳細部分を思い切って割愛し、三菱電機グループのサステナビリティの優先事項に重点を置いて報告することをお勧めする。
  • 報告書には、三菱電機グループ固有のサステナビリティリスクをより明確に示した上で、グループのCSR活動がこれらのリスクにどのように対処し、軽減しようとしているかを示すべきである。
  • 重要性評価プロセスや基礎データの正確性担保のため、外部保証を使っても良いのではないか。
  • 従業員が自宅で十分に休憩を取っているかどうかなどの問題を追跡していることを評価する一方で、残業や従業員満足度に関する情報を公表することを期待する。

環境ビジョン策定プロセスにおいていただいたご意見

(株)大和総研 研究主幹 日本サステナブル投資フォーラム共同代表理事 河口 真理子氏

(株)大和総研 研究主幹
日本サステナブル投資フォーラム共同代表理事

河口 真理子氏

専門分野:CSR全般、ESG投資、エシカル消費

頂いたご意見:

  • イノベーションを起こすためには、専門性を持ちながら社会課題を幅広く認識できる人材の育成が重要。
  • 総合電機メーカーとして幅広い社会課題の解決に貢献する文化が強みになる。それを外部に向けてしっかり表現すべき。
  • 2050年までの目標数値を示すことは困難だが、本気で取り組む意思があるか、なるべく具体的に示すことを期待する。
  • SDGs課題の解決を一社でできない場合は積極的に様々なステークホルダーと協働することも必要。

学生から頂いたご意見
  • 環境の取組は「見える化」が重要。自身にも関係ある問題だと認識することで、環境意識のない人でも取り組むようになる。
  • 日本だけでなく、全世界の人々が理解できるグローバルでも通用するビジョンが求められる。
メディアの方から頂いたご意見
  • 「心」は、環境ビジョンの特徴となる。トップの心意気を「心」で示す具体的な説明が必要。
  • 実際に取り組む姿勢を示し、共感を呼ぶことも重要。
  • 環境ビジョンでは、高いゴールを掲げるべき。高いゴールの達成は容易ではないが、貴社の心意気を示すべき。
CSRコンサルタントから頂いたご意見
  • 便利さ・豊かさと環境を二律背反とせず、両立できるシナリオを作ってほしい。
  • 若い世代に意思を伝えるため「心と技術で未来へつなぐ」というメッセージは重要。

このページを共有

CSRの取組
カテゴリ内情報