安心・安全・快適性の提供

印刷用ページへ

人工知能(AI)を活用し、都市の安心・安全・快適性を推進する

三菱電機グループは、人工知能(AI)技術の開発とそれを活かしたソリューションの提供に取り組んでいます。三菱電機のAI技術「Maisart」を活用し、都市や人々のくらしに安心・安全・快適性を提供します。

都市が抱える課題と、その解決に向けたAIの可能性

グローバル化に伴い世界中から多種多様な人々が集まり、めまぐるしく行き交うのが今日の都市の姿です。都市への人口集中は今後も進み、交通機関や公共施設では渋滞・混雑の深刻化が予測されています。高齢者や、ベビーカー・車いすで外出する人、外国人旅行客など、移動にサポートを必要とする人が増加する一方、労働力人口の減少を背景に、サポートする側では人手不足が広がります。人のスムーズな移動や、いきいきした暮らしの実現に向け、三菱電機ではAI技術を活用したソリューション開発に取り組んでいます。

世界の都市人口の推移

“コンパクトなAI”「Maisart」で安心・安全・快適性に貢献

身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながるIoTの進展により、機器から多くのデータを取得できるようになりました。これにより、データの活用を得意とするAIの実用化が進んでいます。一方で、一般的にAIはサーバー上で膨大なデータを処理し、学習する必要があるため、高コストな大規模サーバーやネットワーク設備が必要であることが課題とされ、機器に搭載可能なAIが求められていました。

このような課題に対し、三菱電機は、ディープラーニングの演算量を削減することにより、AIを容易に車載機器やFA機器等の組み込み機器に搭載できる「コンパクトな人工知能」を開発しました。

総合電機メーカーとして多数の機器を保有する強みを生かして、このAI技術を機器・エッジに適用し、更なる価値を創出することでより安心・安全・快適な社会の実現に貢献していきます。

“コンパクトなAI”「Maisart」

「コンパクトな人工知能(AI)」をはじめとする三菱電機のAI技術。すべての機器をより賢くし、また、エッジコンピューティングを活用することで、安心・安全・快適な社会の実現に貢献していきます。

Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略です。


施設の利用者をAIで見守り、先回りしたサポートを実現
~映像解析ソリューション「kizkia(きづきあ)」

「kizkia」とは監視カメラの映像の解析により、特定の「ヒト・モノ・コト」をリアルタイムで自動的に検知し、通知する映像解析ソリューションです。これまで育んできた監視カメラの技術をAI技術で強化するため、2014年より三菱電機のAI技術を採用し、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が開発に取り組んできました。

「kizkia」の活用により、例えば、車いすや盲導犬を連れた人を検知して先回りしてサポートする、長時間座り込んだままの人やふらついて歩いている人を早期に保護することが可能になります。また、不審者や危険エリアへの立ち入りを検知することで、犯罪や事故の抑制につながります。

今後も都市では人の往来の増加が見込まれており、交通機関や公共施設での実用化に向けて、各施設の事業者様との連携を加速させています。

映像解析ソリューション「kizkia(きづきあ)」
映像解析ソリューション「kizkia(きづきあ)」

VOICE(kizkia営業担当者)
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 産業・サービス事業本部 産業第二事業部 営業第二部 第一課 課長代理 鈴木 宏則
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
産業・サービス事業本部
産業第二事業部 営業第二部
第一課 課長代理
鈴木 宏則

「つえ」を持つ人と「傘」を持つ人の区別、「車いす」を押す人と「カート」を押す人の区別など、精度の高い学習をするためにはさまざまな工夫が必要です。人の往来が多い環境では、AIが想定外の人やモノを検知してしまうこともあり得ます。我々は、映像解析を業務に適用するために、数々の実証実験や導入の経験により試行錯誤を重ね、環境条件に適したチューニングや、効果的な学習の方法、検知精度向上に向けた独自ノウハウを蓄積し実用的なAIを作ってきました。一方、監視カメラを使った映像解析は、公共施設などの安心・安全を守るための一手段に過ぎません。検知したものを誰にどう通知し、対処していくかなど、適切な運用を検討することも非常に重要です。そのため、事業者様との密な対話のもと、実証実験などを通じて運用フローに踏み込んだ提案に努めています。

現在「kizkia」は映像解析を軸としていますが、AIの検知技術の可能性は、音や匂いをはじめ、各種センサー情報など多様な分野へと広がります。中長期的にはそれらをうまく組み合わせることで、より高度な“サポート”を実現可能とし、安心・安全の提供に貢献していきたいと考えています。


このページを共有

CSRの取組
カテゴリ内情報