製品の使いやすさのために

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基本的な考え方

三菱電機グループは「より多くの人が使いやすいものづくり生活しやすい環境づくり」をユニバーサルデザイン開発の理念に掲げています。真の「使いやすさ」「生活しやすさ」を実現するため、より多くの方に満足度の高い製品と生活環境の提供を目指すことを基本方針としています。

ユニバーサルデザインの実現

ユニバーサルデザインとは、できるだけ多くの人々が使えるように配慮してデザインすることです。三菱電機は、「簡単で分かりやすい」「識別しやすい表示・表現」「楽な姿勢・身体的負荷への配慮」「安全性と利便性」などの評価軸に基づいて、真に使いやすく、生活しやすい製品づくりに取り組んでいます。

エアコンやテレビなどの家電製品やエレベーターなどの公共機器は、様々な人が使うことを想定してユニバーサルデザインを適用し、継続的に進化させてきました。家電製品では2004年度から「ユニ&エコ」事業戦略をスタート、その後2010年度から更にターゲットを70代の高齢者まで引き上げる形で、より多くの人が最新の便利な機能を自在に楽に使いこなせることを目指した「らく楽アシスト」機能搭載のシリーズを展開し、2012年度からスタートした「スマートクオリティ」の取組の中でも継続しています。また、エレベーターでは、視覚障がい者や車いす利用者にとって有効な音声操作ができる機能などを開発しています。

さらに、専門性が高く機器を扱う人が比較的固定化されている産業分野でも、高齢の労働者や外国人作業者、非熟練作業者の増加など、労働環境が変化しており、ユニバーサルデザインが求められるようになってきました。三菱電機では、FA(工場自動化)機器、電力機器などの産業用製品や作業現場での据付・保守に対してもユニバーサルデザインを広く適用しています。

2017年度は、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUDアワード」において、様々なユーザーを対象とした評価実験に基づく開発が評価され、「三菱エレベータータッチパネル式乗場登録操作盤」が金賞を受賞しました。他にも「三菱電機エアコンZW/ZXVシリーズ」、「音声ナビ付レンジグリルZITANG(RG-HS1)」、「ユーザーの操作負荷と衝突時の危険性を低減するカーナビゲーション(NR-MZ300PREMI)」等、計7件が受賞しました。

2018年度も、三菱電機の幅広い分野で、様々な配慮・工夫を重ねたユニバーサルデザイン製品を創出していきます。


これまでの主な事例紹介

多くの人の使いやすさに向けた「UD設計ガイドライン」

子どもから高齢者、身体の不自由な人まで、より多くの人が安心して使えるように、調査研究を基にガイドラインを策定しました。加齢によるヒトの特性の変化への配慮をガイドライン化したもので、主に以下の3つの視点で構成しています。

UD設計ガイドライン構成

  1. 「認知」:分かりやすさへの配慮
  2. 「識別」:見やすさ・聞き取りやすさへの配慮
  3. 「身体」:楽な姿勢・身体的負荷への配慮
認知

分かりやすさへの配慮

例)
機能が分かりやすいボタン
(録画機能付きテレビのリモコン)

機能が分かりやすいボタン
(録画機能付きテレビのリモコン)
識別

見やすさ・聞き取りやすさへの配慮

例)
高齢者にも読みやすい
文字の大きさ

■主要な文字・数字・記号

7.5ミリ以上
身体

楽な姿勢・身体的負荷への配慮

例)
製品ごとの持ちやすい取手形状

製品ごとの持ちやすい取手形状

「らく楽IH」クッキングヒーター(「らく楽アシスト」搭載家電)

「UD設計ガイドライン」に基づく「使いやすさ革命」の3つのコンセプト「デカ文字」「光や音でお知らせ」「らく楽メンテ」の適用例を、具体的な機種の特長で紹介します。

例)IHクッキングヒーター「らく楽IH」CS-G20AKS

デカ文字ボタン&ナンバーナビ
デカ文字ボタン&ナンバーナビ

デカ文字&ナンバーナビ

<特長>

  • 表示文字サイズは従来比約1.8倍(三菱電機従来品 G38MSとの比較)
  • 数字の順番に押すだけで操作可能
見まもりセンサー&音声ナビ
見まもりセンサー&音声ナビ

見まもりセンサー&音声ナビ

<特長>

  • 本体の周りを見張る人感センサーを搭載
  • 音声で操作のアシストや注意喚起

未熟練者の使用にも配慮した三菱汎用シーケンサ「MELSEC-Lシリーズ」

工場用のコンピュータである汎用シーケンサMELSEC-Lシリーズは、以下の3つに配慮したことで、ベテランの作業効率向上と未熟練ユーザーの使いやすさを同時に実現し、より幅広いユーザーが容易に扱える製品を目指しました。

  • 配列を模したパターンを採用した、直感的に理解できる機能表示
  • UDフォントを採用し、文字を大きく表示し、地色とのコントラストを確保するなど、誤配線を防止
  • 液晶画面に英語/日本語の文章表現による情報表示で、未熟練者でも現場トラブルの解決操作が分かりやすい
配線グループを模した表現
配線グループを模した表現
文字や表示が分かりやすい
文字や表示が分かりやすい
文字による表示で分かりやすい
文字による表示で分かりやすい

独自のユニバーサルデザイン評価システム「UD-Checker」

UD-Checkerはデザイナーや設計者が共通で使える、ユニバーサルデザインのチェック用ツールです。4つの評価軸でユニバーサルデザインの達成度を定量的に示せるため、開発ポイントの抽出と具体的な設計への展開が容易になり、製品の効率的な開発に役立っています。三菱電機では、家電・公共機器から産業機器に至るまでUD-Checkerを活用しています。

チェックシート
チェックシート
結果シート
結果シート

「UD-Checker」の詳細新しいウィンドウが開きます

VOICE(ユニバーサルデザイン担当者)
三菱電機株式会社
デザイン研究所
ソリューションデザイン部
UXデザイン基盤グループ
山崎 友賀
三菱電機株式会社
デザイン研究所
ソリューションデザイン部
UXデザイン基盤グループ
山崎 友賀

使う人を見て、使う人の立場で考える。ユニバーサルデザインをもとにした製品開発に携わる中で、このことを一番大切にしています。開発ではユーザビリティ評価などの科学的なアプローチを取り入れながら、実際に使う人の声を聴いて進めています。製品を使う人は、使う状況も目的も、使う人自身も様々です。一人ひとりの使いやすさを基本に、その使いやすさをできる限り多くの人に広げることで、三菱電機の製品が沢山の人の嬉しさにつながることを願って、これからもユニバーサルデザインの発展に貢献していきたいと思います。


より分かりやすい取扱説明書づくり

三菱電機グループでは「取扱説明書一流化活動」を展開し、お客様に快適に、安全にご使用いただけるよう「見やすく、分りやすい」取扱説明書づくりに努めています。その基本となるのが、独自の「家電機器取扱説明書作成要領 解説」で、家電製品を扱う国内関係会社に配布し、取扱説明書の品質レベル向上を図っています。

取扱説明書の事例 ~三菱ルームエアコン霧ヶ峰FLシリーズ~

『早わかりガイド(基本操作)』は、ボタンを大きく抜き出したことにより、リモコンのどのボタンを押せば良いか一目で認識できるようにしました。また、大きいフォントサイズで余白を贅沢に使い、非常に分かりやすい説明にしています。

新しいウィンドウが開きます三菱ルームエアコン霧ヶ峰FLシリーズ取扱説明書(PDF:7.01MB)

早わかりガイド(基本操作)
早わかりガイド(基本操作)
早わかりガイド(基本操作)

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