労働安全衛生と心身の健康の確保

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基本的な考え方

三菱電機では、「従業員の安全と健康を守ることをすべてにおいて優先する」ことを基本方針としています。①安全衛生管理は経営管理の根幹であり、いかなる社会・経営環境にあっても安全・健康を最優先する風土を確立するとともに、健康経営企業を実現すること、②従業員のメンタルヘルスケアに積極的に取り組むことにより、誰もが明るく健康で働きやすい職場環境を形成することを目指しています。

三菱電機ではこれらの基本方針に立脚した全社5カ年計画(現計画は2017~2021年度)を策定し、安全管理面、衛生管理面でそれぞれ重点施策を明確化し、年度ごとに推進事項を定めて具体的な活動を推進しており、国内外関係会社でも、法令や各社の課題に即した安全衛生管理活動を推進しています。

推進体制

三菱電機グループでは、トップの強いリーダーシップのもと、グループ全体で安全管理活動や健康づくり活動に積極的に取り組んでいます。

安全衛生管理体制を継続的に強化し、三菱電機と国内外関係会社が連携して、様々な情報交換や教育活動、各種安全対策を行っています。また、労働組合との協議会や安全衛生委員会などを通じて、従業員とも積極的に意見交換し、安全衛生水準の向上に向けて、労使が協力しながら、トップダウン・ボトムアップ双方の活動を展開しています。

万が一労働災害が発生した場合は、発生部門で即座に安全対策を講じるとともに、第三者による安全点検の実施や、災害事例や対策内容の水平展開などを通じ、類似災害の発生防止に努めています。

労働安全衛生マネジメントシステム

労働災害度数率(100万時間当たりの休業災害件数)の推移
労働災害度数率(100万時間当たりの休業災害件数)の推移

三菱電機では、2009年より「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)」を導入・運用しています。本制度では、総括安全衛生管理者をトップとした事業所構内の管理体制整備や、リスクアセスメントを始めとした各種活動など、三菱電機グループの安全衛生管理のあるべき姿を要求事項として示し、各事業所単位で安全衛生活動のPDCA サイクルを構築しています。

全社的な管理水準のスパイラルアップを図っており、このような取組の結果として、同一業種の中においても低い労働災害度数率や強度率(延べ労働時間100万時間当たりの死亡・休業災害による死傷者数、1千時間当たりの労働損失日数)を達成しています。

  • Occupational Safety and Health Management System

安全衛生教育の徹底

「安全衛生教育eラーニング」
「安全衛生教育eラーニング」

三菱電機グループでは、法所定の教育のほか、階層別教育、職種別教育など、事業特性や社会環境に応じた安全衛生教育に積極的に取り組んでいます。グループの共通教育として、三菱電機と国内関係会社では社内eラーニングを利用した安全衛生教育も展開しており、毎年10万人を超える従業員、管理監督者に対して、安全衛生に関する考え方や基本的事項についての理解促進を図っています。また、「安全の部屋」を設置するなど、従業員に対する危険体感教育の展開も強化しています。

三菱電機 姫路製作所の「危険体感道場」

危険体感道場
危険体感道場

従業員の危険感度向上のため、2011年に危険体感道場を開設し、毎年、関係会社を含めた構内全従業員(約6,000名)を対象とした教育を実施しています。すべり転倒体感機、ギヤ巻き込まれ体感機、指さし安全確認など、順次、設備を強化しています。


健康経営企業の実現に向けた取組

三菱電機と国内関係会社では、約10万名の従業員とその家族を対象に、会社・労働組合・健康保険組合の三者協働事業(コラボヘルス)として、2002年から「三菱電機グループヘルスプラン21(MHP21)」活動を展開しています。MHP21活動は、一人ひとりができるだけ早い時期から生活習慣を見直し、生活習慣病を予防して「QOL(Quality of Life)」向上と「健康経営企業」実現を図ることを目指しています。「生活習慣 変えてのばそう 健康寿命」をスローガンに、適正体重、運動習慣、喫煙、歯の手入れ、睡眠の5項目について改善目標を設定し、達成状況を毎年評価しています。

2017年からはステージⅢとして新たに5年間の活動を開始しており、同年5月に会社・労働組合・健康保険組合の各トップと、国内各事業所・関係会社の経営幹部が参加して三菱電機グループ健康大会を開催しました。安全・健康・快適な職場づくりに取り組む決意を新たにするとともに、将来にわたって健康経営企業グループの実現を図ることを目指して「健康宣言」を採択しました。ステージⅢでは、データヘルスなども活用した個別アプローチの強化、健康事業所表彰、三菱電機と国内関係会社の連携強化など、グループ全体で活動の更なる活性化を図っています。

また、海外関係会社においても、各国の実情に合わせ、従業員の健康保持増進に向けた取組を進めています。

MHP21活動の目標・実績
MHP21活動
重点項目
活動スタート前
(01年度)
ステージⅠ
最終年
(11年度)
ステージⅡ
最終年
(16年度)
ステージⅢ
2年目
(18年度)
ステージⅢ
目標
(17~21年度)
適正体重を維持している者(※1) 73.0% 71.7% 70.4% 69.4% 73%以上
運動習慣のある者(※2) 11.7% 16.2% 24.1% 25.2% 39%以上
喫煙者 40.0% 27.6% 24.7% 23.5% 20%以下
1日3回以上歯の手入れをしている者 13.3% 20.5% 22.5% 25.3% 25%以上
睡眠による休養が取れている者(※3) 66.8% 85%以上
  • ※1BMIが18.5以上25.0未満
  • ※230分以上/回の運動を週2回以上、又は平均1万歩(1時間)以上/日歩行している
  • ※3ステージⅢより追加
新しいウィンドウが開きます三菱電機グループ 健康宣言(PDF:82KB)

メンタルヘルスケアの推進

メンタルヘルスケア教育テキスト
メンタルヘルスケア教育テキスト

三菱電機グループでは、メンタルヘルスケアを健康管理における重点課題と位置付け、産業医・カウンセラーを中心としたカウンセリング体制を整備するなど、従業員の日常的な仕事の悩みや家庭の悩みなどの心の問題のケアに努めています。

ストレスチェック制度への対応に加え、国内関係会社も含めて、過去より外部EAPによる電話・メール相談システムも整備しており、従業員のメンタルヘルス不調の一次予防(未然防止)に力を入れています。

三菱電機では、休業者の職場復帰に当たり、三菱電機版の職場復帰支援実施要領に基づいて、受け入れ部門、人事部門、産業医が連携して対応し、円滑な職場復帰と再発防止に努めています。

また、国内とは職場や生活環境が大きく異なる海外出向者に対しても、三菱電機本社に専属のカウンセラーを配置して重点的にケアを実施しています。

教育面では、メンタルヘルスに関する知識付与と、管理職・従業員双方の対応力向上を図るため、講習会や社内eラーニングでラインケア研修、セルフケア研修を繰り返し実施しています。

  • ※EAP(Employee Assistance Program):従業員支援プログラム。特にメンタルヘルスに関して支援するシステム。

快適な職場環境の形成

三菱電機グループでは、職場を生活の場として捉え、人に優しい職場環境の整備と、高齢者、障がい者などにも配慮した快適空間づくりに取り組んでいます。

三菱電機では、空気環境や視環境、施設環境などについての社内基準(職場環境基準)を独自に定め、各基準の達成を目指し、継続的な取組を推進しています。


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