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水の有効利用

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拠点内での水の循環再利用の推進

国内外で「水の3R」を促進

三菱電機グループでは、上水、工業用水、地下水などの「水」は貴重な資源であると考え、すべての拠点で使用状況を把握するとともに、生産資材やエネルギーと同様に「3R」の観点から有効利用に取り組んでいます。

2010年度の当社での水総使用量は1,035万m3となり、前年度の958万m3から8.0%増加しました。国内関係会社では、水総使用量が379万m3となり、前年度の365万m3から3.8%増加しました。海外関係会社では、水総使用量が198万m3となり、前年度の165万m3から20.0%増加しました。いずれも生産増によるものです。

水の循環利用率については、当社は33.7%、国内関係会社は45.4%、海外関係会社は6.1%となり、いずれも前年度から増加しています。今後も、水の有効利用に努め循環型社会の形成に貢献していきます。

  • 3R: Reduce(削減)、 Reuse(再利用)、 Recycle(リサイクル)。
水総使用量の内訳
(当社/国内関係会社/海外関係会社)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。

水総使用量の推移
(当社/国内関係会社/海外関係会社)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。


水の循環利用率の推移
(当社/国内関係会社/海外関係会社)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。

[水の3R事例①]

フッ酸を含む排水を濃度別に処理してリサイクル

中津川製作所 飯田工場では、太陽電池パネルの生産工程において、フッ酸(フッ化水素の水溶液)を使用しています。この工程で発生する排水(フッ酸系排水)は、工場内にある排水処理装置で浄化処理した後に河川へ放流していました(1,450m3/日)。

しかし、排水に含まれる「水」と「フッ化水素」という2つの資源を生かせないかと考え、2010年度に新たなリサイクル設備を導入しました。これにより、比較的フッ素濃度の低い排水はフッ化水素を除去する浄化処理を経て、生産工程で使用する「純水」にリサイクルできるようになりました。1日あたりの節水効果は約450トンになります。

また、フッ素濃度が高くて水の再利用が見込めない排水は、その中に含まれる高濃度のフッ化水素を炭酸カルシウムと反応させ、フッ化カルシウム(蛍石)として回収しています。これを有価物として原料メーカーなどに売却することで、資源として有効利用できるようにしました。なお、残った水は工場内の排水処理装置で残留フッ化水素を除去し、河川へ放流しています。

フッ酸系排水(低濃度)
フッ酸系排水(高濃度)

[水の3R事例②]

中国での水の再利用・再使用の取組

水量バランス測定を4段階に分けて実施(上海三菱電機・上菱空調機電器有限公司)
水量バランス測定を4段階に分けて実施(上海三菱電機・上菱空調機電器有限公司)
構内での水やりにリサイクルした汚水を使用(西菱送変電機器製造有限公司)
構内での水やりにリサイクルした汚水を使用(西菱送変電機器製造有限公司)

中国の関係会社で、水使用量の削減に向けた取り組みを積極的に実施しています。

空調機を製造している上海三菱電機・上菱空調機電器有限公司では、工場内のどこで水を使っているかをマップ化し、要所にメーターを取り付けて水の使用量を把握・管理する「水量バランス測定」を2008年度に開始。水使用の無駄を把握・削減するのに役立てています。また、設備を改装して冷却水を再使用したり、製品に使用する鋼板を塗装済み鋼板の調達に切り替え、工場内の塗装ラインを廃止するなどして水の使用量を削減しています。こうした取組の結果、2010年度の水使用量は125,318m3となり、2008年度と比べると、15%もの使用量削減に成功しています。

また、電力用開閉機器部品を製造している西菱送変電機器製造有限公司(系統変電システム製作所が支援)では、2006年に汚水処理設備を設置。工場排水や従業員の生活排水を処理して構内の植物への水やりに再利用し、使用量削減と構内緑化に同時に役立てています。なお、この処理水については定期的に外部機関に検査を依頼して、工場のある西安市の汚水排出基準をクリアしていることを確認しています。2010年度の水使用量は12,800m3で、2006年度比で約5%削減できました。