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ゼロエミッション

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第6次環境計画(2009〜2011年度)の目標と2010年度の進捗

ゼロエミッション
第6次環境計画(2009〜2011年度)の目標 2009年度 2010年度
実績 実績 達成度
自己評価
当社 最終処分率0.1%未満 0.04% 0.002% たいへんよくできました
国内関係会社 最終処分率0.5%未満 0.2% 0.04% たいへんよくできました
海外関係会社 最終処分率3.0%未満 3.6% 1.76% たいへんよくできました

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。

「環境ビジョン2021」では「三菱電機グループの全拠点で最終処分率0.1%未満」を目指しています。その達成に向けた第一段階として、第6次環境計画(2009〜2011年度)においては、当社では0.1%未満、国内関係会社では0.5%未満、海外関係会社では3.0%未満を目標に、拠点ごとの廃棄物発生・処分の状況に応じた施策を展開します。

廃棄物最終処分率の低減計画
(当社)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。


廃棄物最終処分率の低減計画
(国内関係会社/海外関係会社)
廃棄物総排出量の推移(三菱電機グループ)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。


当社の目標と2010年度の成果

廃棄物最終処分率の最終年度目標:0.1%未満 →2010年度実績:0.002%
徹底した分別による有価物化・良好事例の水平展開・工場間連携などを継続し、年々進化!

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。

廃棄物総排出量の推移(当社)

集計値について:  東日本大震災で被災した当社の「コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場」のデータは含まれていません。当該データを含めた集計値は、改めて公開します。

2010年度の廃棄物総排出量は8.5万トン、最終処分率は0.002%となりました。生産増に伴い総排出量は増加しましたが、リサイクルの一層の促進によって最終処分率は改善しました。

最終処分率の低減には、廃棄物の分別を徹底することが効果的です。当社は、生産拠点ごとに製造品目が違い廃棄物の種類も異なるため、拠点ごとに計画を立てて取り組んでいます。2009年度には、各生産現場で最終処分の対象になっている廃棄物の実態を精査し、目標達成に向けて課題があり対策が必要と思われる拠点を特定し、2010年度は、それらの対策を進めました。その結果、すべての拠点で目標を達成しました。

ゼロエミッション推進のそもそもの目的は、限りある資源を有効活用することにあります。そのため当社では、第6次環境計画の最終目標である「0.1%以下」を達成した拠点においても、引き続き取組を進化させています。

その一例として、廃棄物の有効利用のために地区が連携した廃棄物処理を進めています。2007年から関西5地区5工場で「リサイクル物流」を実施しているほか、2009年度からは九州エリアでも連携を開始。九州エリアでは、当社の4つの生産拠点と関係会社7社が、視察や情報共有を通じて、様々な廃棄物物流のアイデアを実現しています。

【環境特集】地区連携による廃棄物リサイクル(九州エリア編)

2010年度からは、関東エリアでも当社の5つの生産拠点と関係会社8社で連携を開始し、3R改善も含めた廃棄物管理を向上させています。

また、有価物化を一層進めていくための分別の細分化にも注力。さらには、国内外各拠点での「現場現物確認」によって判明した、廃棄物処理事情が事業者や地域によって異なるという実態を踏まえて、廃棄物処理業者に最終委託した後に埋め立てられているものはないかなど、当社の手を離れてからの「見えない部分」にまで踏み込んだ取組を続けていきます。

更に2010年度からは、グループ内での連携を強化し、より大きな視点での廃棄物有効利用・削減に向けた取組を開始しました。例えば、変電部品などを製造している海外子会社MEPPIに対して、当社の巡回による「現場現物確認」を実施。その結果に基づいて、当社の協力のもと廃棄されていた梱包材の仕様を変更することで、同社の廃棄物総排出量を大幅に削減しました。


国内関係会社の目標と2010年度の成果

廃棄物最終処分率の最終年度目標:0.5%未満 →2010年度実績:0.04%
現場現物に視点をおいた改善活動を継続し、着実に前進!目標を大きく上回って達成!

廃棄物総排出量の推移(国内関係会社)

2010年度は、46社を対象に書面での廃棄物処理状況の調査を実施したほか、環境推進本部などのメンバーが2社を巡回し、廃棄物処理状況の「現場現物確認」と合わせて、問題点の洗い出し、その解決策を一緒になって検討しました。

こうした結果、2010年度の廃棄物排出量は生産増に伴い5.5万トンとなりましたが、最終処分率は0.04%となり、目標を達成しました。2011年度も同様に現場現物に視点をおいた改善活動を継続し、すべての拠点が目標を達成できるよう、取組を継続します。

また、すでに目標を達成した拠点においても、有価物化に向けて分別を徹底するなど、資源の有効活用に向けた取組を継続・拡大しています。2010年度は、鍛造品を製造する菱三工業(株)が鋳物廃砂のリサイクルを可能にしたほか、北海道でクレーンや自動搬送台車などを製造する中山機械(株)が鉄分含有率の高い溶接カスのリサイクルを開始するなど、最終処分量を削減する複数の良好事例が確認されており、そうした事例を共有しながら、より効果の高い方法を模索していきます。


[廃棄物削減活動事例]

鋳物廃砂のリサイクルに成功

菱三工業(株)では、鋳物の製造に伴って出る廃砂を廃棄処分していました。スイーパー(吸塵機)で床に落ちた砂を回収しても、鉄片や木屑などの夾雑物が混じって分別できなかったからです。この対策として、エア式バイブレータを活用したふるい装置を2009年度に自主開発し、細かな分別に成功。2008年度に約130トンあった廃砂の最終処分量を大きく減らし、2010年度下期にゼロにすることができました。

鋳物廃砂のリサイクルに成功

鉄分含有率の高い溶接カスを分別して汚泥排出量を大幅削減

北海道でクレーンや自動搬送台車などを製造する中山機械(株)では、工場内で発生する砂塵や溶接カスなどの清掃ゴミを汚泥として埋立処理していました。これを見直すため、発生箇所(作業場)別に徹底した分別収集を行った結果、重量的に約9割が溶接作業場から発生した鉄分含有率の高い溶接カスであることが分かりました。この溶接カスは、分別すれば鉄屑B級品の有価物としてリサイクル可能で、これまで年間約6トンを汚泥として排出していたものを0.7トンにまで削減することができました。

汚泥排出量

海外関係会社の目標と2010年度の成果

廃棄物最終処分率の最終年度目標:3.0%未満 →2010年度実績:1.76%
各社が意欲を持って改善に努め、目標を上回って達成!

廃棄物総排出量の推移(海外関係会社)

海外の関係会社については、国や地域によって法規制や廃棄物処理事情が異なるため、拠点ごとの特性に応じた活動計画を立案する必要があります。2010年度は、最終処分率の高い1社を対象に廃棄物の処理状況などについて詳細な調査を実施するとともに、国内関係会社と同様に目標未達成の拠点を巡回する「現場現物確認」を実施し、課題解決に向けた提案、良好事例の水平展開を行いました。

こうした結果、2010年度の廃棄物総排出量は生産増に伴い5.4万トンとなりましたが、最終処分率は1.76%となり、海外関係会社全体として、2009年度から大幅に削減、目標を達成しました。なかでも、大きな成果を上げたのが、変電部品などを製造している海外子会社MEPPIで、当社の指導・協力のもと、梱包材の廃棄を大幅に削減することができました。

2011年度も、各拠点を対象とした調査・巡回を引き続き実施し、更なる改善施策の検討を続け、全体としての活動レベル向上を図っていきます。


[廃棄物削減活動事例]

梱包材の改良でリサイクルを推進

変電機器などを製造しているMEPPI(アメリカ)では、目標値を大きく超える廃棄物最終処分量を計上していました。そこで、当社スタッフが現地に赴いて現場現物確認したところ、日本国内の工場から現地に送る一部の部材の梱包材に使われているスタイロフォーム(発泡スチロール)付き段ボールを分別できず廃棄していること、またその廃棄物量が正確な重量ではなく「トラック1台当たりいくら」という嵩高で計算されていることが判明しました。

これを受けて、当社から当該梱包材の全段ボール化を提案し、2010年度下期から適用しました。この他、廃棄されていたプラスチックもリサイクルできる見込みが立ち、MEPPIの廃棄物最終処分量は従来比で70%以上削減できる見通しです。

消弧室の開梱状態/廃棄されていたスタイロフォーム付き段ボール
スタイロフォーム付き段ボールの排気量の推移