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環境関連事業

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事業を通じたCO2削減への貢献

三菱電機グループは、「環境ビジョン2021」において、製品使用時のCO2排出量30%削減を目指しています。

その実現に向けて環境関連事業を成長事業の柱の一つと位置付け、太陽光発電システム、パワーデバイス、高効率自動車機器、省エネ対策機器・支援機器、高効率照明、ビル設備関連省エネ、ヒートポンプ応用事業、クリーンエネルギー、家電リサイクルなど、様々な省エネ製品/サービスの提供を通じて低炭素社会・循環型社会の実現に貢献していきます。

環境関連事業戦略の推進
〜様々な省エネ製品の提供を通じた低炭素社会及び循環型社会実現への貢献〜

三菱電機グループは、「低炭素社会と豊かな生活の両立」に向けた技術開発や事業開発を、「中・長期的な視点での成長戦略」の一つと位置付けています。


成長戦略の方向性
豊かな社会構築に貢献する「グローバル環境先進企業」を目指して
成長戦略の方向性
事業の継続的な強化によろ更なる「高い成長性」追及

主な事業の進捗

当社では、「太陽光発電事業」「ヒートポンプ事業」「パワーデバイス事業」の3つを環境関連事業の柱としています。2010年度の進捗は下記の通りです。

  • 太陽光発電システム事業

2010年度は、太陽電池の年間生産能力を220MWから270MWに拡大したほか、高効率ニーズに対応すべく単結晶モジュールの生産を開始しました。今後、早期に600MWの事業規模を確立していく計画です。また、研究開発において引き続き「発電効率の向上」と「生産効率の向上」に取り組みました。

2010年度は、太陽光発電システムで発電した電気機を家庭で使えるように変換する「パワーコンディショナー」において、パワー半導体の利用により国内業界最高の変換効率98.0%を実証するなど、大きな進展がありました。今後も太陽電池モジュール、パワーコンディショナーともに、付加価値向上に向けた高効率な製品の開発、商品ラインナップの拡充などに取り組んでいきます。

  • 2011年1月現在 国内向けパワーコンディショナーにおいて。

  • ヒートポンプ関連事業

ヒートポンプは、冷媒が「気体から液体」へ変化するときに周囲に放熱する現象(加熱)と、「液体から気体」に変化して蒸発するときに周囲から気化熱を奪う現象(冷却)を利用したシステムです。燃焼を伴わず、消費した電力の3〜6倍の熱を取り出せることから、CO2排出削減効果があります。当社では、エアコンやエコキュートなどを展開しています。

2010年度の国内におけるルームエアコンの売上高は、猛暑効果やエコポイント制度による需要喚起に加え、パワー半導体導入による省エネ訴求も奏功し、前年度を大幅に上回りました。パッケージエアコンについては、省エネ法改正に伴う高効率機器へのリニューアル需要や、環境意識が高まる中、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率(APF)を達成し、全クラスで省エネ法の2015年度基準をクリアした「スリムERシリーズ」の販売が好調でした。また、エコキュートでは、環境・省エネニーズの高まりやマイクロバブル洗浄・ハイパワー給湯などの当社独自技術・製品が高い評価を得て、販売台数は前年度を上回りました。
海外に関しては、市場規模の大きな欧州に加え、インバーター化率が着実に上昇している中国や、今後の成長が見込まれるアジア諸国、とりわけ販売会社を新設したインド市場において順調に拡大しています。欧州の一部で展開しているAir To Water(温水供給システム)事業については、引き続き市場拡大していくと見込まれ、製品ラインアップの拡充などを図っていきます。今後は、グローバルな開発・生産体制を強化するとともに、差別化商品の投入を継続して事業拡大を図っていきます。

  • パワーデバイス事業

パワーデバイスは電気を効率よくコントロールする役目を担うもので、家電製品から産業用製品まで数多くの製品に組み込まれています。低炭素社会の実現に向けて省エネルギー技術やエネルギー効率を向上する技術の需要が高まっている中、パワーデバイスの性能を向上することの重要性が増しています。

2010年度は、産業市場向けのIGBT※1や、民生市場向けのDIPIPM※2などの製品化を推進し、962億円の売上高と、270万トン相当のCO2削減効果を達成しました。また、次世代のパワーデバイスとして長年研究開発を続けてきた「SiC(シリコンカーバイド)デバイス」については、フルSiCパワーモジュールとしてパワーコンディショナーに搭載し、国内業界最高の変換効率を実証しました。現在、同パワーコンディショナーの製品化に向けて検討中です。実現すれば、パワーデバイス事業の拡大はもとより、太陽光発電システム事業の拡大に貢献するものと考えています。もう1つの大きな成果は、SiCダイオードを搭載したルームエアコンを製品化したことです。既に2010年10月から発売しており、パワーデバイス事業とヒートポンプ関連事業の拡大に貢献しつつあります。今後は、産業用途や民生用途のSiパワーデバイスの改善・製品化を進めるとともに、SiCパワーデバイスの実用化を加速していきます。

  • ※1IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor=絶縁ゲートバイポーラトランジスター。主に産業分野でインバーターやモーター制御回路などに広く使用されるパワーデバイス。
  • ※2IPM:Intelligent Power Module=駆動回路、保護回路を内蔵した高機能パワー半導体モジュール。