当社は創業80周年を迎えた2001年に三菱電機グループのコーポレート・ステートメントとして「Changes for the Better」を制定しました。これは、「常により良いものをめざし、変革していく」という姿勢を表わしています。2009年6月には、これに基づき、環境経営活動の姿勢と取組を示す環境ステートメント「eco changes —— 家庭から宇宙まで、エコチェンジ。」を制定し、日本国内に向けて発信しました。この「エコチェンジ」には「お客様と一緒になって世の中をエコに変えていく」、そして「当社の幅広い事業を通じて環境保全に貢献する」という、二つの決意が込められています。2010年6月からは、海外においても「Eco Changes — for a greener tomorrow」として発信しています。
「エコチェンジ」を「Changes for the Better」と並ぶものとして制定したのは、「もはや環境配慮・環境改善への視点を欠く製品や事業活動はあってはならない」という企業姿勢を社内外に明示するとともに、地に足のついた取組を世界で実践していこうと決断したからです。環境負荷が低く、かつ高度な機能を発揮できる製品は、世界のどこにおいても自然に選ばれていくと思います。三菱電機グループに求められる役割とは、そうした製品を社会に広めていくことにほかなりません。「エコチェンジ」とは、世界への呼びかけであり、自らへの要求なのです。
日本のものづくりの品質は、世界的にも非常に高いレベルにありますが、環境保全に対する技術力や真摯な取組み姿勢もまた、日本が世界に誇るべき“資源”の一つであると私は思います。ものづくりの技術とともに、この優れた“資源”を、世界に役立てていくことが重要です。同時に、世界各国の持つ、様々な“資源”を学んでいく必要もあると考えています。そうした姿勢が、当社の「エコチェンジ」を更に進化させていくためにも不可欠です。
多種多様な個性・能力・知恵を融合させることで、企業は強くなります。それもまた企業としての「体質強化」です。三菱電機グループは、真の「グローバル環境先進企業」を目指して、日本・アジア・欧米など、世界の多様な人材が力を合わせ、知恵を出し合い、これからも地球社会に貢献していこうと思います。