当社および三菱電機グループでは、現在PCB入り電気機器を製造しておりませんが、過去に製造した電気機器でPCB入り絶縁油が使用されている可能性がございます。

昇降機、油入計器用変圧器、油入変圧変成器(高濃度PCB機器の可能性あり)

昇降機

三菱電機製昇降機(エレベーター、エスカレーター)は、一部製品でPCB使用部品を採用しています。判別方法は以下の通りです。

高濃度PCB使用部品の判別について

下記、高濃度PCB使用部品の一覧※1をご覧ください。

  • 三菱電機製昇降機(エレベーター、エスカレーター)に使用されている高濃度PCB使用部品の一覧※1
PCB使用部品の名称 部品メーカー名、製造時期、設置場所
力率改善コンデンサ
(15,20,30,40,50,75,100,150,200,250µF:200,400V)
  • 部品メーカー:三洋蓄電器
  • 製造時期:1972年以前に製造された力率改善コンデンサ
  • 設置場所:エレベーターの機械室に設置
スリムライン蛍光灯安定器 ※2
(エスカレーター欄干照明用)
蛍光灯安定器 ※2

※1一覧表の内容は、より正確を期すため変更する可能性があります。最新の情報をご確認ください。

※2スリムライン蛍光灯安定器及び蛍光灯安定器については、リンクから各メーカーのWEBサイトにて最新情報をご確認ください。

低濃度PCB使用部品の判別について

1990年(平成2年)末までに製造された絶縁油入の部品※3は、低濃度(微量)PCB混入の可能性を否定できません(一部メーカーにおいては、1991年以降に製造されたコンデンサ製品に低濃度PCBが確認されておりますので、メーカーにご確認ください)。
メーカーにおいても低濃度PCB含有を特定することは難しく、「封入されている絶縁油のPCB濃度分析を実施の上、適正に処分」または「低濃度PCB廃棄物としてみなし処分」が必要となります。詳細は、メーカーにご確認願います。(事前に部品の名板や本体に印字されているメーカー名、形名、仕様などをご確認ください。)

※3力率改善(進相)コンデンサ、油入りコンデンサ(火花消去器)、油入スイッチなど

油入計器用変圧器、油入変圧変成器

油入計器用変圧器、油入変圧変成器では、1972年(昭和47年)以前の製造品に高濃度のPCBが混入している可能性がございます。判別方法は以下の通りです。

高濃度PCB使用部品の判別について

1955年(昭和30年)~1972年(昭和47年)製造の、油入計器用変圧器、油入変圧変成器については、下記、高濃度PCB使用・油入計器用変圧器・油入変圧変成器一覧をご確認ください。

  • 高濃度PCB使用・油入計器用変圧器・油入変圧変成器一覧※1※2※3

PCB使用の表示記号

FH,CSF,CF,THF,CNF,CLF,TA,HSF

※1鉄道車両用を除きます。

※2一覧表の内容は、より正確を期すため変更する可能性があります。最新の情報をご確認ください。

※3不燃性油入と記載がない場合は、低濃度(微量)PCB混入の疑いがあります。

(注)2001年7月15日に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(平成13年法律第65号、以下「PCB特別措置法」)が施行され、事業者は、PCB入り電気機器を都道府県知事等に届け出る必要があります。同法に関連する「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則」(平成13年環境省令第23号)によれば、PCB入り電気機器すべてが届出の対象となっています。

その他のお問い合わせ(低濃度(微量)の可能性のある製品)

お客様へ的確・迅速に情報を提供するため、専用のお客様窓口を設置しております(ページ最下部に記載)。本件に関わる内容のご確認、個別の電気機器に関するご照会などはこちらにお願いいたします。

なお、お問い合わせの際は以下のことにご注意ください。

個別の電気機器についてお問い合わせいただく場合

機器情報(「形式」「定格容量」「定格電圧」「製造番号」「製造年」)が必要となります。ご確認のうえお問い合わせをお願いします。

複数の電気機器について同時にお問い合わせいただく場合

下記の機器情報の一覧が必要となります。

  • 油入変圧器(2000kVA以下):機器情報(「形式」「相数」「容量」「周波数」「製造番号」「製造年」)
  • 油入コンデンサ・リアクトル:機器情報(「形式」「容量」「電圧」「製造番号」「製造年」)

また、写真の添付をお願いします。

  • 写真について

以下の写真のご用意をお願いいたします。

  • (1)銘板を含む機器全体の写真
  • (2)銘板全体の写真
    銘板の内容が見えにくい場合は、製番などを大きく写した写真の送付をお願いいたします。
    シール銘板の場合でも、製造番号、製造年がわかるように撮影をお願いいたします。
    銘板の取付け位置は、機種、製造年により異なりますのでご注意願います。
  • 銘板の取付け位置と銘板写真の撮影イメージ:変圧器(2000kVA以下)

  • 銘板の取付け位置と銘板写真の撮影イメージ:コンデンサ

  • 銘板の取付け位置と銘板写真の撮影イメージ:リアクトル

お問い合わせ窓口

その他の機器(油入変圧器、油入コンデンサ、油入リアクトルを除く機器)については、以下の窓口を設置しております。

E-Mailでのお問い合わせはこちら
(メールアドレス:eqd.pcb-call@rc.MitsubishiElectric.co.jp

(注1) ご照会の回答には、数日~1週間ほどいただいております。
1週間以上経っても回答がない場合(注2)は、お手数ですが再度ご照会メールをお願いいたします。

(注2)yahooなどのフリーメールアドレスをご使用の場合は受信不可となる場合がございますので、ご了承願います。

(注3)油入変圧器(2000kVA以下)については、こちらのページよりお問い合わせください。

(注4)油入変圧器(2000kVAを超えるもの)についてはこちらのページよりお問い合わせください。

(注5)油入コンデンサについては、こちらのページよりお問い合わせください。

(注6)油入リアクトルについては、こちらのページよりお問い合わせください。

(注7)照明器具については、三菱電機照明株式会社のページ新しいウィンドウが開きますよりお問い合わせください。

(注8) 複数の機器に関するお問い合わせを一括でいただく場合も、本ページ内「お問い合わせ窓口」よりお問い合わせください。