近隣小学校への出前授業 「エレベーターのしくみ(プログラミング教室)」

エレベーターを開発・生産する稲沢製作所では2019年度に、模型を使ってエレベーターの動作原理を説明したり、プログラミングにより動作速度や停止する階を制御したりする仕組みを体験できる教室を近隣の小学校で出前授業として開催しました。
若手社員が講師となりクイズを交えて実験することで、エレベーターの基本原理を楽しみながら学習するとともに、プログラミングで機械を思い通りに動かす楽しさも体験してもらうことができました。

みんな元気な森つくり隊

名古屋地区では、名古屋製作所と中部支社を中心に、名古屋市守山区に位置する東谷山※1の県有林において里山保全活動を推進しています。2007年10月に、愛知県と「企業の森づくり」協定を企業として初めて締結し、以降、有識者のご指導のもと、地元の方々や関係団体との連携を図りながら、活動に取り組んでいます。

森林整備や美化活動に加えて、愛知守山自然の会※2の森林インストラクターの方にご協力いただきながら、自然の尊さを学ぶ自然観察会の開催や、間伐材など山にある材料を使った工作教室なども実施しています。参加した子どもたちには、自然とのふれあいを楽しんでもらっています。

※1東谷山:名古屋製作所が愛知県と締結した「企業との森づくり協定」に基づき里山保全活動の拠点としている名古屋市守山区にある約5haの県有林。

※2愛知守山自然の会:活動の企画・実施に関し支援・協力いただいている団体。

里山保全活動

北陸支社は、石川県下の三菱グループで構成している「石川菱友会」の社会貢献活動に参画し、2009年から、能美市内でサクラ・コナラ等植栽地の下草刈りや竹林整備を行っています。地元の緑化推進委員の方にご指導いただきながら、鎌やノコギリを用いて活動に取り組んでいます。

児童養護施設での「こども科学教室」

中部支社では2017年から地域での科学教室を開催しています。対象は、三菱電機SOCIO-ROOTS基金で2016年度に支援をした、愛知県内にある児童養護施設の子どもたちです。光の三原色に関する実験や万華鏡の工作体験を行っています。

安倍川清掃ボランティア

静岡製作所では、静岡市環境局が企画した「河川環境アドプトプログラム」(河川との縁組)に参画し、2003年より安倍川清掃ボランティア活動を実施しています。また、清掃活動に先立って、従業員とその家族を対象に「みつびしでんき野外教室」を開催しています。
活動を通じて地域の美しい自然を守るだけでなく、従業員の環境に対する意識向上と、環境をよりよいものに変えていく行動力を醸成しています。

工場開放行事での科学実験ショー

静岡製作所では、地域やお客様への工場開放イベント「サンサンフェスタ」での企画の一つとして、静岡製作所にて開発・製造する冷蔵庫やエアコンに活用される熱伝導を応用した技術や、センシング技術について紹介する「科学実験ショー」を2013年から実施しています。
冷蔵庫にかかわる実験では、氷水に差し込んだステンレスと銀の棒の冷えるスピードを比べたり、熱伝導率の高い金属素材「ヒートパイプ」で氷を切る実験を行ったりして、物質によって熱の伝わりやすさが異なることを体感してもらいます。エアコンにかかわる実験では、光センサーや温度センサーを使ってラジコンや風車を動かし、床・壁・天井の温度や人の位置・動きを検知するセンサー「ムーブアイ」をより身近に感じることができる内容となっています。

熱の不思議と面白さを伝える科学教室

静岡製作所では、2008年から静岡市立清水第七中学校で、熱の不思議と面白さを伝える科学教室を実施しています※。理科で学ぶ原理、現象が、実生活でどのような技術として生かされているかを生徒たちに知ってもらうことで科学への興味・関心を喚起するとともに、理科学習の有用性を実感し科学技術系職業への進路意識の醸成を図ることを目的としています。
冷蔵庫の製造に携わる技術者が講師となり開催するこの教室では、冷蔵庫に活用されている熱伝導率の高い金属素材「ヒートパイプ」で氷を切る実験や、過冷却水が刺激により瞬時に氷へと変化する実験など、実際に「体感」してもらえる内容を心がけています。

当活動は、静岡大学教育学部理科教育教室 萱野貴広氏による研究「理科学習の有用性を実感できるキャリア教育プログラムの開発とハブシステムの構築」に参画し、実施するものです。

環境ボランティア「森のめぐみ塾」

中津川製作所では、岐阜県立公園「根の上高原・つつじ園」で里山保全活動と子どもたち向けの環境塾である「森のめぐみ塾」を行っています。
2008年6月に中津川市および根の上高原観光保勝会と「根の上 生きた自然公園」づくり協定を結び、市や地域の方々と協力しながら、毎回50名程度の参加者が植生調査や下草刈りに汗を流しています。また、親子での「野外教室」や自然にあるものを使って遊ぶ「森のめぐみ大会」も同時開催し、参加者全員で自然の大切さを学んでいます。

ものづくりの楽しさを伝える「子ども科学工作教室」

中津川製作所では、中津川地区の活動として2011年から小学生を対象にした「子ども科学工作教室」を実施しています。太陽光発電の仕組みについて学び、太陽電池で走るペットボトルソーラーカーを作って屋外の仮設コースで競争させることで、子どもたちにものづくりの楽しさを体験してもらっています。

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