ユニバーサルデザイン

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1.真の使いやすさ、生活しやすさを目指して

日本では2005年に65歳以上の高齢者の割合が20%を超え、「本格的な高齢社会」になっています。今後、2013年には「4人に1人」、2035年には「3人に1人が高齢者」となることが予測されています。歳をとれば誰でも心身の機能の低下は避けられないばかりか、病気や事故により障がいを負うこともあります。

しかし、歳をとっても、障がいがあっても、快適で充実した生活を送りたいという願望は誰にも共通した思いに違いありません。

国や自治体は、高齢者も若者も、障がい者も健常者も全ての人にとって、過ごしやすい生活環境づくりに向け、様々な法律・条例・規格やインフラの整備を進めています。私たちもメーカーの立場から、できるだけ多くの人々にとって使いやすく、満足度の高い製品と生活環境を提供していきたいと考えています。

2.ユニバーサルデザインの目標 共用品・共生空間の創出

ユニバーサルデザイン(UD)では、できるだけ多くの人々が使えるように配慮された「共用品」、いろいろな状況の人々が共に活動できるように配慮された「共生空間」の実現を目指します。

一般品 一般品を改善 専用品 専用品の用途拡大 共用品 ユニバーサルデザインあらかじめ、様々な人が使うことを考慮した製品開発 一般品 : 主に健常者を対象とした製品 専用品 : 特定の人向けに作られた製品(福祉機器、プロ用機器など) 共用品 : 人々が共に使えるように配慮された製品

3.ユニバーサルデザイン開発の視点を様々な分野に応用展開

熟練作業者の高齢化、雇用形態の変化に伴う未熟練作業者の増加など、労働環境が変化しています。

私たちは、家電製品や公共機器の分野で蓄積してきたUDのノウハウやツールを、工場自動化(Factory Automation)機器やソフトウェア等の産業機器分野や、製品の据付・保守の場面にも応用展開しています。

未熟練者にも使いやすいものを作ることにより、熟練者にとっても使いやすく効率を上げ、更にヒューマンエラーを削減することを目指し、UDの視点を導入することにしました。

4.ユニバーサルデザインの取り組み

車いす体験

高齢者疑似体験

高齢者疑似体験

  • ユニバーサルデザイン教育

三菱電機グループ社員を対象にした研修
・基礎講座(e-ラーニング)
・高齢者や車いすの疑似体験
・ユーザー評価の実践講座 など

  • ガイドライン

ユーザーインタフェース(UI)設計上の基本事項や開発中の評価結果を基に、分野ごとに「UI設計ガイドライン」を整備しています。開発者(エンジニア、デザイナーなど)がUDの基本やコツを共有し、製品の使いやすさを向上させることを目指します。

  • 情報の共有

UDに関する基本情報や関連規格へのアクセスを容易にする、ポータルサイトをイントラネット上に開設しています。


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