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MRI用高温超電導コイル

世界初、高温超電導コイル搭載のMRIミニモデルで磁界強度3テスラのMRI磁場を実現。 先端技術総合研究所 世界初、高温超電導コイル搭載のMRIミニモデルで磁界強度3テスラのMRI磁場を実現。 先端技術総合研究所

医療の現場でいまや欠くことのできない存在となった医療診断装置MRI※1。より高精細な画像を撮像するため、現在では強い磁界強度を発生させることができる超電導コイルを使ったMRIが主流となっています。

超電導とは特定の物質を極めて低い温度まで冷却すると電気抵抗がゼロになる現象を言います。電気抵抗がなくなることで、無損失で大電流を通電でき、強い磁界強度を発生させることができます。

従来の低温超電導コイルは冷却に液体ヘリウムを使用します。今回、三菱電機では希少な液体ヘリウムを使わない高温超電導コイルを開発し、1/3スケールのMRIミニモデルに搭載。世界で初めて※2磁界強度3テスラ※3の高安定かつ高均一MRI磁場を実現しました。コイルの巻き線精度を高める独自の技術を開発し、磁界強度の誤差を抑え、ゆがみのない高精細な撮像に成功しました。

※1 MRI:Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像撮像装置)

※2 2016年5月24日現在(当社調べ)。高温超電導コイルを搭載した機器において。

※3 テスラ:磁界強度を表す単位、1テスラ=1万ガウス


●本件は、高温超電導コイルを応用した医療機器の実現を念頭に、経済産業省「高温超電導コイル基盤技術開発プロジェクト」および国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業 高安定磁場コイルシステム基盤技術の研究開発」の支援によって開発した成果です。

第66回電機工業技術功績者表彰
優良賞を受賞

「液体ヘリウムを使用しないMRI診断装置向け高温超電導電磁石の研究開発」にて、(社)日本電機工業会 第66回電機工業技術功績者表彰優良賞 重電部門を受賞しました。

第66回電機工業技術功績者表彰 優良賞を受賞

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