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発電機用薄型点検ロボット

厚みわずか19.9mm、高精度かつ短期間で発電機内部を点検。先端技術総合研究所 厚みわずか19.9mm、高精度かつ短期間で発電機内部を点検。先端技術総合研究所

社会に、暮らしに電力を供給し続ける発電機、その安全性・信頼性を守るには高い技術が要求されます。三菱電機では人の入り込むことができない発電機の固定子と回転子のごくわずかな隙間を走行できる厚み19.9mmの発電機用薄型点検ロボットを開発。6日間という短期間で高精度に発電機内部を点検できます。

従来の一般的な点検ロボットは厚みが30mm程度あり、当社製の発電機のうち、約3割の機種では固定子と回転子の隙間が狭くロボット点検を行うことができませんでした。今回開発した点検ロボットは走行ベルトによる独自の走行機構や打診でウエッジの緩みを評価するタッピング機構の改良などにより、大幅な薄型化を実現。当社製の中・大容量発電機全機種でロボット点検が可能になりました。


厚みわずか19.9mm、高精度かつ短期間で発電機内部を点検。 発電機用薄型点検ロボット
発電機構造図

回転子を引き抜かずに短期間で点検でき、発電機の稼働率向上に貢献。

発電機は通常、4年ごとに精密点検を行います。精密点検は発電機から回転子を引き抜く必要があるため1〜2ヶ月の日数を要します。今回の点検ロボットは、回転子を引き抜くことなく短期間で「ウエッジ緩み評価」「カメラによる目視点検」「発電機固定子鉄心の欠陥検出試験」が行えます。

点検ロボットの導入により、精密点検周期の延長が可能になるほか、点検の結果に応じて精密点検前に補修部品を準備でき、点検保守作業の効率化が図れます。発電機の信頼性確保、発電機の停止期間削減による稼働率の向上、点検コストの削減など、さまざまな課題に応えるのが今回の点検ロボットです。

※当社推奨年数

精密点検周期の延長、点検保守作業の効率化に貢献。