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蒸気レスIHジャー炊飯器
微量の気体が本体から出ますが、高温や結露になることはありません。※1

世界初※2の蒸気レス、かつてない斬新なデザイン。


技術紹介

蒸気レスIHジャー炊飯器

いままでの炊飯器の常識を覆したフォルムとおいしさ。

暮らしをより快適に、より豊かにするために、ますます進化する家電製品。三菱電機では世界初の「水冷式蒸気回収システム」を搭載した蒸気レスIHジャー炊飯器を開発。従来の丸みのあるデザインの炊飯器とは対極と言ってもいいスクエアなフォルムは、デザイン性だけでなく、棚などにすっきり収まる優れた収納性を実現しました。さらに蒸気レスだからできる大火力による連続大沸騰やうまみを逃さない内蔵カートリッジなど、「おいしく炊く」という炊飯器の基本性能も大幅に向上しました。また、蒸気によるお子さまのやけどを防止する商品として、その安全性などが高く評価され第3回キッズデザイン賞・キッズデザイン大賞(経済産業大臣賞)を受賞。炊飯器は蒸気が出るものという、従来の常識を覆した斬新な発想と技術がデザイン、使い勝手、おいしさ、安全性まで、炊飯器を大きく変えました。

  • ※1蒸気カット率約95%。炊飯前後の本体重量測定による比較(当社調べ)。
  • ※22009年2月1日発売 水冷式蒸気回収システムによる(当社調べ)。

蒸気レスIHジャー炊飯器

蒸気レスだからできた、使い勝手の良さとデザイン性。

炊飯器といえば丸みのあるデザインが一般的ですが、テーブルや食器棚など、直線的なデザインの家具が多いキッチンで丸いデザインはマッチしていると言えるのだろうか。また炊飯器はキャビネットなどに収納されることも多く、どちらかと言えばキッチンでは「隠れた」存在です。ダイニングテーブルやカウンターに置いてもインテリアにマッチするデザイン性の高い炊飯器ができないものだろうか。しかし問題は炊飯時に出る「蒸気」です。安全性やカビなどの不安から、蒸気が出る以上はおのずと置き場所が限られます。もし蒸気が出なければ、炊飯器のデザインも使い勝手も変わる。そんな発想が蒸気レスIHの原点になっています。そして、蒸気を水に戻すという技術を開発したことで、以前から思い描いていた炊飯器の新しいスタイルが実現できました。

開発NOTE

デザイン研究所
中町 剛
小川 孝
河村 玲永子
デザイン研究所
中町 剛
小川 孝
河村 玲永子

世界初の商品にふさわしい色を追求しました。

スタイリングとともに、この炊飯器の大きな特長は、そのカラーリングです。カラーバリエーションはキッチンのアクセントになる鮮やかなルビーレッドと、どんなインテリアにもマッチするダイヤモンドシルバーの2色ですが、特にルビーレッドの色味にはこだわりました。それは蒸気レスIHという世界初の商品らしいインパクトのある色にしたかったからです。また、赤は調理家電に似合う色であり、女性が好む色でもあります。赤とひとことで言ってもさまざまあり、試作の段階では数種類の色味の違う赤を検討しましたが、そのなかでも鮮やかで深みのある色味を選びました。塗装にはツーコートという方式を採用しています。ツーコートは通常の塗装に比べて手間がかかりますが、キッチンのアクセントとして空間を明るく変え、調理が楽しくなるような色を実現するには、どうしてもゆずれないポイントでした。なぜなら魅力的な赤に仕上げたいという強い思いがあったからです。


上:蒸気回収タンク
下:大型二重液晶・操作ボタン

高いデザイン性と使いやすさの両方を求めました。

いま市場ではデザイン家電と呼ばれる商品が人気を呼んでいますが、デザインがどんなに優れていても、機能や使いやすさが犠牲になっては意味がありません。この開発ではデザイン性と使いやすさの両立がテーマのひとつでした。まず蒸気回収タンクや内蔵カートリッジなど、全てを洗えるようにしました。清潔さを重視する主婦の方にとって、とても大切なことです。また蒸気回収タンクの位置も取り出しやすさを考えて何度も試作を行い検討しました。操作ボタンの配列にも今までにない工夫を施しています。従来の炊飯器は液晶表示画面の左右にボタンが配置されており、わかりづらい場合がありました。この炊飯器では炊飯は左から右に、予約は上から下にボタンを押して設定するようにしました。デザインが良くて使いやすいものができたと自負しています。

イメージ図
イメージ図

ユーザーのおいしさへのこだわりをカタチにしました。

開発の過程で、試作機などによるユーザー調査を計5回行いました。そのなかであらためて実感したのは主婦の方々のおいしさへのこだわりの強さです。デザインや安全性だけでなく、蒸気レスIHだからできる「おいしさ」を実現できないものか、それを実現したのが連続大沸騰であり、うまみを逃さない内蔵カートリッジです。そのおいしさを、このスクエアデザインというカタチにしました。開発では、私たちデザイナーが部品構成や構造に関する提案も多く行いま した。フラットな面が多く、部品の取り付け方ひとつで歪みなどができる可能性があったからです。すべてはかつてないスクエアなデザインをより完成度の高いものにしたいという思いからです。今後も、従来の発想にとらわれないデザイン開発で新たな価値を創出したいと考えます。


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