コラム
前のコラム 「きつねの嫁入り」が…
次のコラム 宇宙から見た「流氷」
2003年 1月分 vol. 5
ビストロSMAPの料理 宇宙へ飛ぶ
ライター 林 公代 Kimiyo Hayashi

NASAで宇宙食試食中の野口飛行士。今回はBISTRO SMAPの料理、宇宙食ラーメンなど宇宙食を要チェックだ。(提供:NASA) BISTRO SMAPで作った料理が2003年3月のスペースシャトルミッションで、野口飛行士とともに宇宙にへ飛ぶことが決定! あれ?  野口さんは日清食品が開発中の宇宙仕様ラーメンを食べる予定もあったはず。さらにスマスマメニューとは。3回の船外活動だけじゃなくて、宇宙食を食べるのも忙しいミッションになりそうだな・・・。

 料理は「インド風カレー」「ほうれん草ちまき」「草もち団子チョコレート」の3つ。2002年1月21日に放送されたフジテレビ「SMAP×SMAP」のBISTRO SMAPのコーナーで作られた料理。この回は私もチェックしていたけれど、キムタクが宇宙に興味大ありな感じがとっても印象に残ってる。

 野口・毛利両宇宙飛行士がゲストでオーダーは「宇宙にもっていきたい日本の味」。勝ったチームの料理が宇宙に行くという対決。「ほんとにもってってくれるんですか? NASAで作ればいいんですか?」とキムタクがたずねる。野口さんが「NASAでも作れるし、こちらで加工しても…」と答えているのに「いえ! NASAで作ります」ときっぱり断言するキムタク。「現場で作ったほうがあったかくておいしい」と宇宙で作りたそうな感じすら漂っていた。

 番組中に作った料理は木村+稲垣チームが「あぶラーメン」「ほうれん草ちまき」「栗入り草団子」。草薙+香取チームが「お好み焼きそば」「インド風カレー」「さつまいもとあんこのタルト」。インド風カレーはルーとご飯が最初から混ざっていて、なかなか便利と野口さん絶賛。ちまきもそのままで十分食べやすいと好評。番組ではキムタクチームが勝利。

この料理が本当に宇宙に行くことになったのだ。ただし勝利チームのラーメンの変わりに「インド風カレー」にはなったが。草もち団子は番組では土星の形をしていて食べると中から月に見立てた栗が出てきた。稲垣シェフのアイデア。普段は甘いものを食べない人も宇宙ではお菓子を食べたくなるらしい。おやつは宇宙食の重要アイテム。

 宇宙へはフリーズドライの形でもっていき、3月8日のメインディナーで食べる予定。中居くんが「生中継できるんですか?」と聞いたら野口さんが「できますね」と言ってたから「お味はどうですか~」なんて、スマスマ特番ができるとおもしろいなぁ~。キムタクが本当にNASAで料理しちゃったりしたら、もっとおもしろいけど。