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胎内星まつり参加レポート:2010年8月19日、DSPACE取材班は世界最大規模といわれる新潟県胎内市の『胎内星まつり』に行ってきました!一体どんな方々が参加しているのか? 現地の様子は?そして運営スタッフのお話などをご紹介します。

01 星まつりを盛り上げる人たち

蒸せかえるような暑さのなか、DSPACE取材班は東京から半日かかって『胎内星まつり』会場である新潟県胎内市胎内平に到着しました。初日のまだ明るい時間から早くも熱気が伝わってきます。

巨大な双眼望遠鏡がお出迎え

会場周辺では、気合いのはいったグループが早くもテントを張って夜を待っています。ウワサ通りの光景に星まつりへの期待が膨らみます。

会場に入ると、望遠鏡メーカーをはじめ、飲食店や土産物屋さんなどのブースが並び、通路にはご自慢の天体望遠鏡が所狭しとひしめきあっていました。見た事もないような大きな望遠鏡も。なかでも度肝をぬかれたのが、巨大な双眼望遠鏡! 制作・販売を手がけている山崎さんは、2年前に本格的に受注・販売を始めたそうで、こういう星好きが集まる場はその存在を知ってもらう絶好の場になっているようです。取材中も望遠鏡を覗かせてもらうお客様が後を絶たず(まだ空は明るいのに!)星まつり期間中はきっと大変な忙しさになったのではないでしょうか。

巨大な双眼望遠鏡は、会場でもひと際目立っていて存在感がありました。辺りはまだ明るいのに、月のクレーターもはっきり見えて圧倒されました!

親子で楽しむ星好きの会

会場入り口近くのベストポジションでは、バーベキューを始めようとしている一行が・・・。横断幕には「祝27回胎内星まつり」の文字。前日から星まつり会場入りした強者たち、親子で星を楽しむ会「亀田星っこクラブ」のみなさんでした。もちろん望遠鏡もセッティングされていて、ここでも月のクレーターを見ることができました。まだ暮れきっていない空ですが明るい月は目立つので、まずは月に照準を合わせているようです。

そんな「亀田星っこクラブ」では、お祭りを盛り上げるために「地酒飲み比べ」や「胎内の水でいれたモーニングコーヒー」「はやぶさカプセルだんご」をサービスするなど、訪れた人々に楽しんでもらうよう毎年工夫しているそうです。代表の青山さんは親子で15回目の参加、ご自身は23回目の参加というから驚きです!この星まつりを支えてきたと言っても過言ではないでしょう。笑いの絶えない楽しい方々でした!

「亀田星っこクラブ」のみなさん。代表の青山さんのお声かけで、照れながらもカメラの前に集まって来てくれました!

やっぱり、夜は活気が違う?

すっかり暗くなった頃、特設ステージでは開会セレモニーが始まり、主催者、協賛者のご挨拶があり、三日間のプログラムが発表されました。いよいよ本格的に星まつりが始まったのです。各ブースも活気づいてきました。アストロアーツのブースでは、ステラナビゲーターVer.9がお目見え。iPad専用アプリモバイルプラネタリウム「iステラ HD」も体験させてもらいました。

いつの間にかいたるところに設置された望遠鏡には長蛇の列が。白鳥座のアルビレオや木星(衛星まで見えました!)など写真や映像で見るのと違って、実際に自分の目で見ると感動もひとしおです。望遠鏡を持っていなくても会場では本当にたくさんの望遠鏡が待っていますから、天文に詳しくない方でも十分楽しめると実感しました!

望遠鏡を覗かせてもらうための列。すべての望遠鏡を制覇したくなる人もいるとかいないとか…。

我々取材班は一日だけの参加でしたが、じっくりテントを張って三日間どっぷり星の世界に浸るのもいいし、朝市やオークションをはじめ数々のイベントもあるので、ちょっとしたお祭り気分で行ってみるだけでも夏の思い出になりますよ。みなさんもぜひ近くの星まつりに参加してみてはいかがでしょうか。