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機械室レス展望用エレベーター

やわらかな個性を彩る三菱機械室レス展望用エレベーター

「魅せる」という概念から生まれたエレベーター。それが、三菱展望用エレベーターです。とかく無機質になりがちな都市空間。そのなかで、展望用エレベーターはビルに際立った個性と存在感を彩り、街ゆく人々の視線を集めます。また、ご利用される方々を、開放感いっぱいの眺望でおもてなし。ひろがる街なみが、そのままインテリアとして目を楽しませてくれます。単に移動手段という枠を超えて、エクステリアとしてもインテリアとしても、ビルを印象的に「魅せる」三菱展望用エレベーター。三菱電機は、展望用エレベーターへのご要望にきめ細かく対応。豊富な実績を基にビルに新しい個性を提供しています。

展望用エレベーターの種類

設置形状レイアウトによる種類

アウトドアエンクローズタイプ

アウトドアエンクローズタイプ

展望窓が外壁に面し昇降路をサッシュ付ガラスで囲ったタイプ。一般的に展望用エレベーターとは、このタイプのエレベーターを言います。

インドアエンクローズタイプ

インドアエンクローズタイプ

展望窓が建築内アトリウムなどに面し、昇降路をサッシュ付ガラスで囲ったタイプ。

インドアオープンタイプ

インドアオープンタイプ

展望窓が建物内アトリウムなどに面し、昇降路の囲いをせずにオープンしているタイプ。

かご室形状及びかご室・かご外観・昇降路イメージ例(基本的形状)

角形

角形

かご室

かご室

かご外観

かご外観

展望用エレベーターの据付図

昇降路平面図

昇降路平面図

昇降路断面図

昇降路断面図
  1. ※1
    出入口高さやかご意匠仕様によってはオーバーヘッド寸法が大きくなる場合がありますのでご相談ください。
  2. ※2
    定格速度45m/minの場合、最大昇降工程は40mです。
形式 定員
(人)
積載量
(kg)
速度
(m/min)
出入口JJ
(mm)
かご内法AA×BB
(mm)
昇降路平面AH×BH
(mm)
ピット深さPD
(mm)
オーバーヘッドOH
(mm)
P15-CO-45 15 1000 45 900 1400×1700 2600×2550 1550 4250
P15-CO-60 60
P15-CO-90 90 1850 4400
P15-CO-105 105
P17-CO-45 17 1150 45 900 1500×1800 2700×2600 1550 4250
P17-CO-60 60
P17-CO-90 90 1850 4400
P17-CO-105 105
P20-CO-45 20 1350 45 1000 1700×1800 2900×2600 1550 3950
P20-CO-60 60
P20-CO-90 90 1850 4100
P20-CO-105 105

※ AH,BH,PD,OHの寸法は目安です。オプション品の適用など個々の条件により変わりますのでお問い合わせください。

展望用エレベーター計画上のご注意

展望用エレベーターは、一般用エレベーターに加えて次のような構造上、配置上の制約があります。
詳細については計画時点で当社にご相談ください。

1. 昇降路、機械室

1-1 構造

  1. 1)
    昇降路はガラスで囲うエンクローズタイプが標準です。
  2. 2)
    かご外装の保守点検及びかごの外側の清掃のため、昇降路ガラスとかごとの隙間は500mm程度確保するか、外から点検可能なように一部を開閉式にしてください。
  3. 3)
    昇降路内に雨水が入らない構造としてください。
  4. 4)
    昇降路のガラス面は直射日光を避ける配置としてください。
    昇降路内の制御盤・巻上機に直射日光が当たらないよう配慮ください。
  5. 5)
    エアコンの放熱および輻射熱による昇降路の温度上昇を防ぐため、昇降路の換気設備が必要です。また、昇降路のガラスには遮熱ガラス等の採用をご検討ください。
  6. 6)
    エレベーター昇降路内まで、外装照明電源・エアコン用電源を引込みください。
  7. 7)
    昇降路のガラスは、昇降路内への紫外線透過率が1%以下となるようなガラスの採用、もしくはガラスへ紫外線透過を抑えるフィルムを貼付る構造としてください。

1-2 昇降路の内部仕上げ

  1. 1)
    かごの昇降を強調し、他の機器を目立たなくするために、昇降路内部は黒色または暗色の仕上げを選定ください。エレベーターの機器標準色はグレーです。
  2. 2)
    ピット内には、非常時救出用器具や保守器具を常時保管することになります。昇降路近辺に別途保管場所を確保していただければ、そちらへ保管することが出来ます。

2. かご室

かご 昇降路
ガラス適用部分 ●かご壁
●かごの戸
●天井
●屋外・屋内昇降路ガラス
●乗場の戸
●乗場の壁
ガラスの種類 ●合わせガラス(JIS R3205)
上記JIS規格品または同等以上の飛散防止性能を有するガラス。
但し、床面からの高さが1.1mを越える部分に使用するかご・乗場の戸のガラスにあっては、厚さ6mm以上で幅20cm以下の網入りガラス(JIS R3204)とすることができる。
ガラス厚選定法 強度計算に基づくガラス選定早見表による。(JEAS-B003による) 屋外部分:耐風圧強度検討による
屋内部分:(財)日本建築防災協会『ガラスを用いた開口部の安全設計指針』に準拠し、強度計算に基づくガラス選定早見表による。(乗場の戸はJEAS-006による)
ガラスの大きさ かごの戸:3m²以下
その他:4000mm×2500mm以下
乗場の戸:3m²以下
その他:特に規定しない。
ガラス取付方法 ●全周支持
●三辺支持・・・・・・・(かご・乗場の戸を除く)
●二辺支持・・・・・・・(かご・乗場の戸を除く)
●ドットポイント支持・・(かご・乗場の戸を除く)
ガラス保護対策
  1. ガラス下端高さが床面より0.2m未満の時
    →床面より0.2m以上の高さまで保護材を設置
  2. ガラス下端高さが床面より1.1m以下の時
    →床面より0.8m以上1.1m以下の位置に手摺を設置(手摺はガラスが用いられる部分以外の部分に取り付けなければならない)
  3. 単板フロートガラス/単板強化ガラス/線入りガラス使用時
    →飛散防止フィルム(JISA5759)貼り
  4. 天井開口部にガラス使用時
    →手摺等を設置し、容易に人がガラス面に乗れない構造とする
  1. 昇降路ガラス下端高さが床面より2m未満の時
    →保護用囲い、または手摺/植栽/池などを設置
  2. 単板フロートガラス/単板強化ガラス/線入りガラス使用時
    →飛散防止フィルム(JIS A5759)貼り
昇降路等について
  1. 昇降路が外壁などに面して設けられる場合
    建築基準法第2条第6号に規定される「延焼のおそれのある部分(隣地境界線等からの距離が1階にあっては3m以下、2階以上にあっては5m以下)」に該当する場合には、網入りガラスの仕様を除き設けられない。
  2. 昇降路が防火区画部分に設けられる場合
    建築基準法施行令第112条第9項の防火区画の規定に該当する場合には設けられない。
  3. 昇降路の囲いのない仕様の場合
    (財)日本建築センター『新・建築防災計画指針』の「昇降路の囲いのないエレベーター」評定内規に準拠した仕様とする。
  4. ガラスは構造体の一部として使用しないものとし、基本的には過荷重がかからない構造とする。
  5. 展望用エレベーターには、火災時管制運転装置を設置する。

3.外装・照明

外装照明はかご内温度上昇の原因となりますので、500W以下をお奨めします。なお、外装照明を設置する場合は、かご内照明用電源の容量増が必要です。

4. 冷暖房および換気装置

  1. 1)
    昇降路のガラス面は、できるだけ直射日光を避ける配置としてください。
  2. 2)
    エレベーターかご室および昇降路空調は、建物内とともに行うのが効果的です。
  3. 3)
    前項 2)が不可の場合は、かご内にエアコン取付をお奨めします。この場合、エアコン用電源をエレベーター機械室に引き込む必要があります。
  4. 4)
    当社では排水設備を必要としないエレベーター専用エアコン(ドレンレス方式・冷房専用)を用意しています。
    計画の際、当社にご相談ください。
  5. 5)
    エアコンの放熱および外気温による昇降路の温度上昇を防ぐため、昇降路内の強制換気が必要です。
  6. 6)
    昇降路内の高温空気が機械室に吹き上げるので、機械室の換気容量は大きくなります。

5.その他

  1. 1)
    昇降路ガラス面が屋内に面したインドアクローズタイプ、昇降路が屋内に面して昇降路をガラスで囲わないインドアオープンタイプでは、所轄行政庁において、建築基準法施行令第112条(防火区画)の規定に接触すると判断される場合には、別途建築基準法第68条の規定に基づく認定が必要です。
納入事例:ご提案から施工、保守メンテナンスまで安心の一貫体制で納入させていただいた、納入事例を一部ご紹介します。納入事例のページへ