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文化・教養

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先人に学ぶ
田中舘愛橘(物理学者) 物理学の基盤を築いたグローバル精神の先駆者

2015年2月公開【全1回】

要旨

日本に物理学が確立されていなかった明治期に、世界の著名な物理学者と肩を並べて国際学術会議に出席し、意見を交わし合った物理学者、田中舘愛橘。専門の物理だけでなく、ローマ字の考案、メートル法の導入など私たちの生活に密着した分野でも功績を残し、日本の近代化に多大な貢献をした人物の生涯に迫る。

先人に学ぶ 田中舘愛橘(物理学者) 物理学の基盤を築いたグローバル精神の先駆者

一目で分かる田中舘愛橘 ここがすごい!偉業の数々

1
濃尾大地震の調査で、根尾谷の大断層を発見。地震で地磁気が変化することを世界に示す
2
メートル条約によって設立された国際度量衡委員会で日本人初の委員となる
3
物理学者の寺田寅彦や天文学者の木村栄をはじめ、後進を多数育成する
4
地磁気を正確に測定する電磁方位計を独自に考案する
5
東京の上野・不忍池でグライダーでの初めての有人飛行に成功
6
東京帝国大学航空研究所を設立し、顧問を務める
7
日本語式のローマ字表記を考案し、普及に努める

物理学者 田中舘愛橘(たなかだて・あいきつ)

1856年岩手県生まれ。82年に東京大学理学部卒業後、助教授を経て教授に就任。地磁気や地震に関する研究、航空学などで優れた業績を残した。

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